今回は『【東工大卒が紹介】理系学生が在学中にやるべきこと10選とその時期』について紹介します。
理系の大学生は学業以外が疎かになりやすく、世間から『勉強しかできない』というイメージを持たれがちです。
しかし、理系大学生は論理的思考力が高いので、経験値さえ手に入れることができれば、社会に出たときに重宝されます。
また、社会に出てから「学生のうちにやっておけばよかった」と後悔する項目もいくつかあります。
そこで今回は、理系大学生が社会に出てから後悔をしないように、学生のうちにやっておくべきことを紹介したいと思います。
目次
理系学生が在学中にやるべきこと10選と時期
1.英語(TOEIC)
【対策時期】
- 大学1年時
- 大学3年時
- 修士1年時
【理由】
- 院試でTOEICを使う
- 就職活動時に使う
理系の学生は文系の学生以上に英語力が必要です。
研究で用いる論文は英語ですし、発表も全て英語という研究室も少なくありません。
また、理系学生が就く職業の多くは英語力を必要とします。
社会人になると、肉体的な疲労も精神的な疲労も増えてくるため、できれば学生のうちから英語対策をしておきましょう。
以下の記事で、大学生向けにTOEICの勉強法を紹介しているので、是非ご参考ください。
2.サークル・部活
【活動時期】
- 大学1年~3年生
サークルや部活は学生の宝のうちの一つです。
集団で活動する経験は将来必ず役に立ちます。
また、集団の中での自分の役割、チームへの貢献が見えやすいので、就活の時のネタとしても使いやすいです。
そして、大学の時のサークルや部活の仲間との関係は、卒業して社会に出た後でも続きます。
小中高の友達は徐々に疎遠になっていきますが、サークルや部活の仲間との縁は強固です。
そのため、ぜひ大学生のうちに集団の活動を経験しておいてください。
もし、”既存のサークルに興味がなくて自分でサークルを作りたい”という人がいれば、以下の記事を参考にしてみてください。
3.アニメ・漫画
【オススメの時期】
- 大学1年~3年時の長期休暇
理系学生の場合、アニメと漫画は共通言語みたいなものですが、これらは見ていると結構時間が取られます。
特にアニメの場合、一気に見ようとすると少なくとも5時間は必要です。
時間がかかってしまうため、学生の長期休みの間に一気に見ておくと良いでしょう。
社会人になると、まとまった時間が取りづらい上に、『休日がアニメだけで終わってしまった』という後悔も生じてしまいます。
4.自動車免許取得
【オススメの時期】
- 大学1年~2年時(通い)
- 大学1年 or 2年時の夏休み(合宿)
自動車免許は出来れば大学2年時までに取っておきましょう。
大学3年でも間に合いますが、人によっては就活が始まるので、余裕のあるうちに取っておいた方が良いです。
また、就職後も都会に住むつもりの人の中には”運転免許証は必要ない”という人がいますが、免許は持っておいた方が良いです。
身分証明書としても非常に便利なので、逆に持っていないと不便かもしれません。
5.アルバイト
【大学1年~3年時】
- 週3~4回で20時間ほど
※テスト期間中は休む人が多い
【大学4年時】
- 週3回で14時間ほど
※院試対策期間は休むこと
【修士1年時】
- 週2回で6時間ほど
【修士2年時】
- 週2~3回で10時間ほど
アルバイトはお金を稼ぐ目的もありますが、それ以上に自身の経験値とスキルアップにつながります。
塾講師の場合は、分かりやすく端的に伝える力、接客バイトの場合は現場対応力のように、社会人としての根本的な力が身に付きます。
また、アルバイトの場合もサークルや部活のように、就活で使いやすいネタとなります。
以下で理系大学生にオススメのアルバイトを紹介しているので、興味があれば是非ご覧ください。
6.幅広い人脈形成
【学外の人脈形成ができる場】
- 地域クラブ
- 飲み屋
- 学生イベント
- 就職活動
I.地域クラブ
地域クラブは、その地域のスポーツ or 文化コミュニティのことです。
学生から社会人まで、幅広い層の人が所属しており、学外交流の場としては非常に適しています。
また、共通の目的を持っている人が集まっているため、参加もしやすいです。
最初は友達を誘って一緒に参加してみると良いでしょう。
II.飲み屋
飲み屋は、居酒屋やバーやHUBなどを指します。
意外とお酒の席での新たな人脈は多いです。
みんなお酒で気分が良くなっているので、勇気を振り絞って話しかけてみると、意外とすぐに仲良くなれたりします。
III.学生イベント
学生イベントは主に新入生向けの人脈作りの場です。
色んな大学の1年生が集まって交流するイベントなので、学外の友達を作るには最適です。
同じ県に住んでいる高校の友達を誘って参加してみると良いでしょう。
IV.就職活動
就職活動の場合、グループディスカッションやインターンが主に新たな人脈を作るチャンスの場です。
たまに面接時に声をかけて仲良くなる人がいますが、こちらはハードルが高いです。
7.恋人づくり
理系大学生の場合、学内の男女比に絶望している人は少なくないでしょう。
社会に出てからの出会いに期待する人も少なくありません。
しかし、これは結構危険な考えです。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
8.自力でお金を稼ぐ力を身につける
【オススメの時期】
- 大学1年~3年時
理系大学生に圧倒的に足りない経験や意識の一つがこの『お金を生み出す経験』です。
これからの時代は個人でどれだけお金を生み出す能力を高められるかがネックとなってきます。
終身雇用が当たり前ではなくなった現在では、他の収益軸を作ってリスクヘッジする行動は必須となってきています。
自分でお金を稼ぐ大変さ、お金を生み出す難しさを経験できるいい機会です。
時間のある学生のうちからその経験をしておけば、周りとは比べ物にならないくらい成長できるでしょう。
多くの社会人が『学生のうちからやっておけば良かった』と後悔することランキングのトップがこちらです。
稼ぎ方①:ホームページ作成
- WordPressが扱いやすい
- HTMLやCSSなどの言語知識が必要
ホームページ作成では、自分の商品を宣伝してお金を稼ぐ方法と、ホームページ作成依頼を受けて報酬を貰う方法があります。
後者の方が圧倒的に稼ぎやすいですが、クライアントの要望に応えないといけないのでHTMLやCSSの知識が必須となってきます。
自分自身で紹介できる商品を持っている場合は、前者をオススメします。
ただ、なかなか収益発生までの道のりは長いでしょう。
稼ぎ方②:ブログ作成
- 初心者は無料の『はてなブログ』からスタート
- 慣れたら『はてなPro』or『Wordpress』にする
ブログはライティング技術や表現力を身に着けることができ、自分の考えや知識のアウトプット場所にもなります。
そのため『人に何か伝えたいけど口には出すことができない』という人には最適です。
まずは自分の興味のあるジャンルから始めて、文章を書くことに慣れてきたらニーズに応えるジャンルを書くようにしましょう。
慣れるまでは無料のはてなブログで練習すると良いですよ。
稼ぎ方③:ゲーム作成
- Unityで簡易ゲームを作成して公開
- 慣れたら課金してクオリティを上げる
Unityは素人でも簡単にオリジナルのゲームを作成できるツールとして有名です。
工学系の大学生の場合、プログラミングの練習にもなり、ゲームを作るという夢も叶えることができるので、ぜひ一度やってみてください。
作り終えたら、Unity web playerでゲームを公開すれば、遊んでくれた人からの反応をもらうことができます。
稼ぎ方④:動画作成
- 無料版Filmoraが使いやすい
※課金すると『Filmora』というロゴを削除できる
クライアントの動画を編集して報酬を貰うパターンと、自分で動画を公開して収益を得るパターンがあります。
前者は動画編集技術が必要となりますが、比較的稼ぎやすいです。
一方で、自分の動画を収益源とする場合は、チャレンジしやすいですが、収益までの道のりは長いです。
ただ、後者の良いところは、世間の人が何を求めているのかを経験的に知ることができるので、ビジネスには欠かせない力が身につきます。
稼ぎ方⑤:FX
- FXは経済の流れを効率よく知ることができる
- 経済の動向を知ることはビジネスにおいて必須
株式、債券、不動産投資は学生の財布的に厳しいので、FXや仮想通貨が最適です。
金融は理系向けの分野でもあるので、学問的な意味でも学んでおいて損はないでしょう。
また、投資はどれだけ実験的な作業を繰り返し行うことができるかが肝となってくるので、理系学生向けと言えます。
最初はお金を賭けるのが怖いと思うので、デモトレードアプリで試してみるのが良いでしょう。
以下の記事でFXを始める際に必要な最低限の知識や始め方の手順を紹介しているので、興味があればご覧ください。
稼ぎ方⑥:ネット販売
- メルカリ
- ヤフーオークション
転売のように「定価-原価」で儲けるパターンと、自分の物を売って儲けるパターンがあります。
前者の場合は、やり方を間違えるとすぐに炎上するのであまりオススメしません。
後者は、例えば絵を描いて売ったり、アクセサリーを作って売ったりして儲ける方法です。
黙々と物作りをするのが好きな人には向いているでしょう。
ネット販売は初心者でも比較的すぐに収益化できるので、手っ取り早くお金を生み出したい人はオススメです。
9.ディスカッションが多い文系科目の受講
理系の文系授業は、『テクノロジーをどう使うべきか』のように、答えがない課題について議論するものが多いです。
理系の学生は、このような倫理観を軸にしたロジカルシンキングに不慣れな人が多いです。
抽象テーマについての議論は、柔軟な思考力が身につくので、ぜひ体験しておきましょう。
柔軟な思考は就活のグループディスカッションや、研究でも役立ちます。
10.やりたいと思ったことに1つだけチャレンジ
やってみたいけど、今までできなかったことに1つだけチャレンジしてみてください。
人間は挑戦する回数を重ねれば重ねるほど、そのハードルが低くなります。
つまり、チャレンジした経験を重ねることで、どんどんチャレンジしていけると言うことです。
一人カラオケにチャレンジしてみる、とかでも結構です。
一度チャレンジできれば、徐々に行動力が上がっていきます。
以上が、理系大学生が在学中にやるべきこと10選とその時期でした。