今回は「家系ラーメンと二郎系ラーメンのどちらがより健康的なのか」について検証したいと思います。
やはりラーメン好きからしたら、できることなら健康的に一生ラーメンを食べ続けたいものですよね。
私もラーメンが大好きで、1か月間毎食ラーメン生活をしたことがあります。見事に健康診断で高血圧判定されて、医者にこれでもかというくらい怒られましたが…(笑)。
そこで今回は、そんな大好きなラーメンをより長く、健康的に楽しめるようにするために、ラーメン界の2TOPとも言える「家系ラーメン」と「二郎系ラーメン」のどちらがより健康的なのかを検証しようと思います。
もしこれで、例えば家系ラーメンの方が健康的であったとすれば、週に5回は家系ラーメン、残りの2回は二郎系ラーメン、といった食べ方をすれば、どちらも美味しく食べることができる上に健康被害を軽減することができます!(笑)
現在胃腸炎で苦しんでいる私ですが、もうこの記事を書いているだけでお腹が空いてお腹が空いて…。
全力で家系ラーメンと二郎系ラーメンをすすってやりたいのですが、流石にお腹が崩壊するので記事で比較することにします!
今回の記事はこんな方にオススメ
・家系ラーメンも二郎系ラーメンも愛している
・健康診断を控えているがどうしても食べたい
・ラーメン人生をより長くするために奮闘中
目次
1.家系ラーメンと二郎系ラーメンの成分比較
ではまず最初に、比較をする前に家系ラーメンと二郎系ラーメンのそれぞれの成分について見てみましょう。
【二郎系ラーメンの場合】
≪条件≫
■量は並盛
■豚・野菜・ニンニク・脂増し
■スープも飲み干したときの成分
≪成分≫
エネルギー:1599kcal
タンパク質:47.5g
脂質 :107.2g
炭水化物 :94.7g
カリウム :1068mg
カルシウム:115mg
ビタミンB1:1.53mg
ビタミンB2:0.41mg
ビタミンC :23mg
飽和脂肪酸:40.5g
食塩量 :4.6g
【家系ラーメン】
≪条件≫
■量は並盛
■スープも飲み干したときの成分
≪成分≫
エネルギー:535kcal
タンパク質:17.9g
脂質 :24.9g
炭水化物 :59.8g
カルシウム:67mg
鉄 :1.6mg
ビタミンA :114μg
ビタミンE :3.4mg
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.2mg
ビタミンC :11mg
食物繊維 :4.3g
飽和脂肪酸:3.06g
塩分 :6.5g
見事なくらいに二郎系ラーメンがすべてを上回っていますね。
これは単純に「家系ラーメンの並盛」と「二郎系ラーメンの並盛」の量が圧倒的に違うのが原因ですね。
では、成分ごとに健康評価をしてみましょう。
2.成分ごとの健康分析
さて、先ほど記載した成分ごとに健康分析をしてみましょう。
エネルギー
家系ラーメンの場合:535kcal
二郎系ラーメンの場合:1599kcal
一日の摂取目安 男性:2600kcal 女性:2000kcal
家系ラーメンに比べて二郎系ラーメンの方が3倍くらいカロリーが高いですね。これだけ見ると、二郎系ラーメンはまるで化け物です。太る原因でしかありません。
しかし、実は太るかどうかはカロリーだけで判断するべきではありません。
カロリーは単なる熱変換時の単位でしかないため、実際に体内で脂肪になりやすいかどうかはカロリーだけでは判断できないのです。
そのため、炭水化物の量や脂質の量等を同時に比較することで脂肪のつきやすさを分析します。
タンパク質
家系ラーメンの場合:17.9g
二郎系ラーメンの場合:47.5g
一日の摂取目安 男性:65g(65kgの人) 女性:45g(45kgの人)
タンパク質の量も家系ラーメンに比べて二郎系ラーメンの方が3倍足らずほど多いですね。これはもう明らかに豚の量の差ですね(笑)。
タンパク質は一般的にたくさん摂ればターンオーバーの促進にも、筋肉増強にも効果的と言われています。
しかし、実はタンパク質を摂り過ぎると少し困ったことがあります。
タンパク質を摂り過ぎたときの弊害に関しては、以下の記事に詳細にまとめているので、是非ご覧ください。
脂質
家系ラーメンの場合:24.9g
二郎系ラーメンの場合:107.2g
一日の摂取目安 男性:70g 女性:55g
脂質の量に関しては、二郎系ラーメンの場合1杯だけで1日の摂取目安を超えています(笑)。
しかし、脂質は別に悪い成分ではなく、糖質の量をしっかりと考慮したうえで多めにとる分には健康を害しません。
今流行りのケトジェニックダイエットなどにも利用されているほどですからね。
炭水化物
家系ラーメンの場合:59.8g
二郎系ラーメンの場合:94.7g
一日の摂取目安 男性:325g(65kgの人) 女性:225g(45kgの人)
炭水化物量に関しては驚きなことにそれほど多くありません。
今回が並盛の成分ということもあるでしょうが、二郎系ラーメンの並盛がこれほど炭水化物量が少ないのは意外でした。
一日の摂取目安を考慮しても、一般的な一食分の炭水化物量と言えます。
カリウム
二郎系ラーメン:1068mg
※家系ラーメンに関しては記載なし
一日の摂取目安量:3510mg
家系ラーメンに関しては記載がなかったのですが、流石に0mgということはないです。おそらく400mgほどでしょう。
カリウムは血流促進効果があるのですが、過剰に摂取しすぎると危険です。体内のナトリウムイオンとカリウムイオンの濃度のバランスが崩れ、死に至ることもあるほどです。
と言っても、二郎系ラーメンのカリウム量に関しては理想的な1食分のカリウム量なので、特に問題はありません。むしろ血液サラサラに貢献します(笑)。
ビタミンC
家系ラーメンの場合:11mg
二郎系ラーメンの場合:23mg
一日の摂取目安 100mg
ビタミンCには抗酸化作用とメラニン合成抑制作用があるため、アンチエイジング効果と色白効果を獲得できます。
1日の摂取目安量が100mgなので、どちらも少し少ないですね。追加で野菜などを摂取する必要がありそうです。
塩分
家系ラーメンの場合:6.5g
二郎系ラーメンの場合:4.6g
一日の摂取目安 男性:8.0g 女性:7.0g
ラーメンが健康によろしくないと言われる理由ですね。なんと家系ラーメンに関してはただの1杯で1日の摂取目安に達しそうです。
塩分の摂り過ぎに関しては、水分とカリウム量を増やして「水分:ナトリウムイオン:カリウム」のバランスを整えてあげれば何とかなります。
とはいっても、摂り過ぎないに越したことはありません。
ビタミンB1やB2に関して
ビタミンB1は糖質を代謝してエネルギーに変換する際に必要な成分です。
ビタミンB2に関しては、糖・タンパク質・脂質などの代謝の補酵素なので、代謝を促進する効果があります。
これらに関しては、最低限さえ存在していればいいのでそれほど気にしなくて大丈夫です。
3.食べ進めている時の心理状況分析
今となっては、一言で「健康」と言っても色んな種類の健康があります。身体的な健康もあれば、精神的な健康もあります。
ここでいう健康とは、「精神的な健康」です。
つまり、「家系ラーメンを食べている時の気持ち」と「二郎系ラーメンを食べている時の気持ち」のうち、どちらがより精神的な健康に貢献するのか、ということです。
……
これに関しては完全に主観での判断になります…それはつまり
私がどちらのラーメンの方がより好きかがばれるということ…
では参ります
家系ラーメンの場合
①まずはスープを一口 幸せ度★★★
②麺を勢いよくすする 幸せ度★★
③ニンニク等をトッピング 幸せ度★
④よく混ぜて一気に麺をすする 幸せ度★★★★
⑤海苔にスープをしみこませる 幸せ度★★
⑥白ご飯と共に一気にかきこむ 幸せ度★★★★
二郎系ラーメンの場合
①とりあえずモヤシを一口 幸せ度★
②モヤシに醤油をぶっかけ 幸せ度★★★
③早めに豚に取り掛かる 幸せ度★★★★
④麺を一気に口へ入れる 幸せ度★★★★
⑤辛揚等があればトッピング 幸せ度★★★
⑥最後の方はもはや格闘 幸せ度
私の主観での例なのですが、家系ラーメンは「亀」であり、二郎系ラーメンは「ウサギ」のイメージです。
というのも、家系ラーメンは最初はつまらないのですが、食べ進めれば食べ進めるほど楽しみが増えてくるのに対して、二郎系ラーメンは最初は爆上がりなのですが、後半がなかなかの苦しみです。
ということで、私の場合は家系ラーメンの方が少し幸せな気持ちで終わります(笑)。
ガチのジロリアンまじでごめんやん!
4.結論
家系ラーメンは「風邪に効果的」とテレビで紹介されていたため、健康そうに思えますが、糖質や脂質の量などを考えなければ、二郎系ラーメンの方が若干健康的です。
また、家系ラーメンは塩分量が多いため、長期的に食べ続けるとほぼ確実に高血圧になります。
結論としては、どちらも大差はありません。
しかし、「味薄め」「脂少なめ」で注文すれば、意外と健康被害なく食べることができるものとなっています。
ここに野菜ジュースでもつけておけば、それなりに健康成分を摂取しながらラーメンを楽しむことができるでしょう。
今回の検証から、ラーメンを食べるときのオススメを以下に書きました。
【今回のオススメ】
■脂は少なめ
■味薄め
■並盛
■野菜ジュース1本飲む
これで、健康を過度に気にすることなくラーメンを心から楽しむことができると思います!