FX初心者が最初に読むべき勉強本!最低限知っておくべきFX用語と始め方

 

今回は「FXの独学での始め方と初心者が最初に読むべき勉強本」について書きたいと思います。

 

FXを始めてみたはいいものの、用語どころかどの口座を登録するべきかも分かりませんよね。

 

私も最初はそうでした。よく分からずとりあえずネットの情報を集めまくる毎日。安心してください、初心者がまずやることは決まっています。

 

この記事を読んで行動に移せば、少なくとも最低限のFX知識は身に着きます

 

この記事はFX初心者の方が階段の最初の一歩を踏み出す手助けの記事となっているため、ある程度FXに精通している方からしたら当たり前の内容となっています。

 

今回の記事はこんな方にオススメ

・経済市場に興味を持つために何か投資したい

・何か興味を持てる趣味が欲しい

・自力でお金を稼いでみたい

・不労所得が欲しい

 

1. そもそもFXとは

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まずFXについて簡単に説明します。FX(Foreign Exchange)は名前の通り「外国為替取引」のことです(最近は「外国為替証拠金取引」の意味で用いられているそうですが)。

 

では「外国為替取引」の外国為替とは何でしょうか。

 

例えば、海外旅行先で何か商品を購入するときのことを考えましょう。

 

外国為替の分かりやすい例

 

ロサンゼルスに旅行に行ったときに、どうしても店頭に並んでいるアメリカ産極太チュロスが食べたくなったとします。

 

この極太チュロスはアメリカで生産され、アメリカで売られているため、通貨は「円」ではなく「ドル」です。

 

そのため、「ドル」でお支払いをしなければなりません。

 

しかし、あなたは日本人。本来ならば日本円しか持っていないはず。

 

しかし外国で円は使えないため、あなたは持っている「円」を「ドル」に交換しなければいけません。

 

この通貨の交換を「外国為替取引」と言い、通常銀行で交換を行います。

 

感覚としては、お金(日本円)を払って「ドル」という商品を購入しているイメージですね。

 

今回、1ドル=100円と仮定します。この時、1ドルを日本円で購入(交換)するためには100円必要です。

 

しかし、急にドルの量が減って希少価値が高くなったとします。

 

すると、今まで100円で購入できていた1ドルが105円必要となりました。

 

この時、1ドル=100円で購入できたAさんと、1ドル=105円で購入したBさんとでは、同じ「1ドル」という商品を購入しているのに、Bさんの方が5円損してしまいます。

 

この後、ドルの価値がまた上がり、1ドル=108円になったとします。

 

すると、100円で1ドルをゲットしていたAさんは、今1ドルを売って円を購入(交換)すると108円手に入ります。

 

つまり108円-100円=8円得したわけですね。Bさんも同様に108円-105円=3円得したことになります。

 

この、通貨の価値の変動(今回はドルの価値の変動)により、購入(交換)の際に利益や損失が生じる取引のことをFXと言います。

 

FXでは、2国間の通貨での取引となります。例えば、有名なものにはUSD/JPY(ドル/円)、EUR/JPY(ユーロ/円)、EUR/USD(ユーロ/ドル)などがあります。

 

2. FXを始める際に知っておきたいワード一覧

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円高

相手通貨(例えばドル)に対して円の価値が高いこと

 

1ドル=100円→1ドル=94円に変動したとすると、少ない「円」で同じ商品である「1ドル」を購入できているので、1円当たりの価値が少し上昇していることになるため。

 

この時、円高ドル安と表現する。円安はこれの逆。

 

円高・円安に関する問

 

うまい棒1本を買うときに、今は10円玉1枚で購入できるが、3年後は10円玉3枚出さないと交換してくれないとする。うまい棒自体の価値は変わっていないと仮定する。

 

さて、これはうまい棒に対して「円高」でしょうか、「円安」でしょうか?

 

答え:円安

 

スワップ金利

二国間の通貨の金利差のこと。

スワップ金利=買いたい通貨の金利-売りたい通貨の金利

 

例えばドル/円取引で、ドルを購入するときはスワップ金利は「ドル金利ー円金利」である。

 

金利は利子率であるため、金利が高ければ、持っているだけで利子はたくさんもらえ、金利が低ければ利子はあまりもらえない。

 

そのため、スワップ金利が大きければ、インカム(定期的収入)が入ってくる。上記のような式となっているため、スワップ金利はマイナスもあることに注意が必要。

 

※ただ、今は有名な通貨はどれも金利が低いためそこまで気にしなくてもよい

 

スプレッド

売値(BID)と買値(ASK)の差のことFX会社の手数料のようなもの。

スプレッド=売値-買値

 

【例】

 

1ドル=100円の時にドルを購入するとしよう。

 

普通に考えれば、1ドル=100円なので100円で1ドルを購入できるはずなのだが、これが実は違う。

 

1ドル=100円の時、私たちは100.0015円ほど払わないといけない。

 

同様に1ドル=100円で変動がない時に、先ほど購入した1ドルを売ったとする。

 

これも普通に考えれば1ドル=100円なので100円ゲットできるはずである。

 

しかし、実際は99.9985円しか返ってこない。

 

この買値(100.0015円)と売値(99.9985円)の差である0.003円ほどが、FX口座を貸し出してくれているFX会社に支払う手数料なのである。これはもうどうしようもない手数料。

 

レバレッジ

日本語では「てこ」を表す。例えば100万円の取引をしたいが、そんなに大金を持っていない人がいたとする。

 

株式などだと、100万円の取引をしたいのなら100万円を用意しろというのが通常であるが、FXは違う。

 

レバレッジという倍率をかけることができるため、必要な軍資金の量を減らすことができる

 

【例】

 

FXで100万円の取引をしたい。しかしそんなに大金は持っていない。そこで、レバレッジを25倍に設定した。

 

すると、100万円÷25倍=4万円。

 

つまり、必要な軍資金として4万円だけ投資すれば、100万円の取引ができるのである。

 

※よく、”レバレッジをかけすぎには注意!”と書かれているブログや書籍があるが、これは単純に大きな倍率をかけると大きな取引ができるので怖いよということである。

 

そのため、100円にレバレッジ25倍をかけたところで、2500円の取引にしかならないので、本当に怖いのは「倍率の大きさ」ではない

 

(実際は10万円からor100万円から取引可というFX会社しかないのでこんな少額の取引はないが)。

 

必要証拠金

上記のレバレッジの紹介欄で登場した、レバレッジを考慮した時の「軍資金」の額”が必要証拠金である。

 

例えば、100万円の取引をレバレッジ25倍で設定したとすると、必要証拠金は4万円である。必要証拠金は担保として扱われるため、取引に使うことができない。

 

有効証拠金

取引に使うことができるお金のこと

有効証拠金=口座の残高-必要証拠金

【例】

 

FX口座に20万円入金した。100万円の取引(10000通貨)をレバレッジ25倍で設定する。

 

すると必要証拠金は4万円、しかしこの4万円は担保なので取引に使うことはできない。

 

そのため、20万円ー4万円=16万円が、今回取引に使うことができる額となる。

 

ロスカットライン

ある一定の額以上の含み損(もし今売ればor買えばこれだけの損が出ますということ)が出たときに、強制的に売りor買い取引をさせられるラインのこと。

 

上記の有効証拠金の額がロスカットラインになる。

 

【例】

 

100000通貨(1通貨=1ドル=100円とする)の取引を、レバレッジ25倍で行ったとする。

 

必要証拠金は40万円、口座には45万円入金しているとする。

 

この時、有効証拠金は5万円なので、0.5円以上の変動(100000通貨×0.5円=5万円)で強制ロスカットをされる。

 

つまり5万円以上強制的に払わされる。もし変動額による含み損がロスカットラインに達していなかったら、再度チャートが変動してプラスに転じるまでひたすら待ち続けるということもできる。

 

少し変動しただけで勝手に損失を決済されてはたまったもんじゃないので、ロスカットラインは広めにとっておく(必要証拠金に対して、口座に多めに入金しておく)ことをオススメします。

 

3. 最初はUSD/JPY(ドル/円)で1000通貨で投資!

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やはり最初はUSD/JPYでの取引が無難でしょう。EUR/JPYでもいいのですが、ドル円に比べて多少変動が大きいです(それが魅力でもあるのですが…)。

 

経済の市場もアメリカ中心に進んでおり、メイン指標とされています。そのため、最初は情報も取りやすく、また市場の流れを考えやすいです。

 

なので、最初はUSD/JPYでトレードしてみてください。少し慣れてきたらユーロ/円も取り入れてみるとグッドです。

 

取引通貨量は1000通貨(Lot)から始めてみてください。FX会社によっては1000通貨から取引可能なところと、10000通貨からしか取引できないところがあるので気を付けてください(お金がある人は10000通貨でもよいですが…)。

 

また、デモトレードという架空通貨でのトレードアプリもあるのですが、実際の取引の金銭感覚の狂いや、取引に対する興味に影響が出てくることが多いため、私はあまりオススメしません。

 

まずは1000通貨という少額取引でリアルトレードをしてみるのがベストかなと思います。

 

1000通貨で取引可能なFX会社は以下です。

 

1. 外為どっとコム

保険証の写真とマイナンバーを登録するだけで口座開設ができる。

 

また、スプレッド(手数料)も0.3銭と非常に小さく、初心者向けのFX会社。アプリ等も多く、使い勝手は非常に良い。

 

www.gaitame.com

 

2. YJFX

スプレッドは外為どっとコムと同様に非常に小さい。しかし、取引通貨によってはスプレッドが開くこともあるので注意が必要。

 

また、提出書類が意外と多く、少し面倒に感じる人もいるかも…。

 

www.yjfx.jp

 

3. みんなのFX

スプレッドが業界最狭なのが強み。鈴木奈々がイメージガールなので、なんだかポジティブに投資が出来そうな気になってくることも特徴の一つ。

 

min-fx.jp

 

4. FXブロードネット

www.fxbroadnet.com

また、こちらのDMMFX口座は10000通貨からの取引ですが、開設すると2万円のキャッシュバックがあるキャンペーンをやっています。

全通貨業界最狭水準のスプレッドで提供中!

 

4. 最初に読むべきFX勉強本

 


こちらはFXで有名なZAiが出している入門本であり、非常にわかりやすい内容となっています。

 

初心者に本当に必要な要素をピックアップして、絵などを用いて漫画形式でわかりやすく書いてくれていることも特徴の一つです。

 

専門用語の説明や重要な指標の紹介、テクニカル分析の基礎の基礎等、初心者に本当に必要な内容を記載している本となっています。

 

そんなに文字数もページ数も多くないので、時間をあまりかけずに読むことができます。是非こちらで勉強したうえで、次のステップへ進んでみてください。

 

また、FXを始めたばかりの方からすると、国内FX口座と海外FX口座の違いや、実際はどちらの方がお得なのかが分からないと思います。

 

以下の記事で海外FX口座と国内FX口座の違いとメリット・デメリットをまとめていますので、口座開設で迷われている方は是非一度読んでみてください。

 

【オススメ】

海外口座と国内口座、どちらを開設すべき?FXを独学で学びたい初心者必見!

 

また、以下に初心者の方にオススメの記事を載せておきますので、是非以下の記事も順に読んでみてください。

 

【超初級】

FX初心者はスキャルピングかデイトレードでOCO、成行注文をすべし

 

【初級】

MACDとRSIでの売買タイミング!独学のFX初心者にオススメ!

 

【中級】

FX初心者必見!エンベロープとトレンドライン・チャネルラインの使い方

 

【やや上級】

サポートラインとレジスタンスラインの使い方!FX初心者向けの実践演習

 

【上級】

FXを独学で学びたい初心者必見!ローソク足の基本と売買のタイミングを図で解説

 

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