今回は『大企業に向いていない人の特徴5選と就職後の後悔』について紹介します。
いま就職活動中で、大企業が気になっている人も少なくないでしょう。
しかし、大企業には良い面も悪い面もあり、空気感も合う人と合わない人がいます。
そこで今回は、理系卒の私が実際に日系大企業で働いてみて感じたことについて紹介したいと思います。
マネー金
日系大企業に向いていない人の特徴5選
- 人の話を聞くのがめんどくさいと感じることが多い
- 正論であっても、自分のポリシーに反していると感じたら行動しない
- 自分に自信があり、意外と我が強い
- 何事にもあまり興味がない
- 一度興味を持てば高い集中力を持ち、ストイックに行動できる
上記は、追い込まれてからパフォーマンスを発揮するタイプの特徴です。
結論から言えば、追い込まれてからパフォーマンスを発揮するタイプは大企業に向かない可能性があります。
追い込まれてからパフォーマンスを発揮するタイプは自分で考え自分で行動し、自分で失敗と成功を重ねて成長していくのに向いています。
向いている企業としては、自由度の高いベンチャー企業、外コン、IT企業です。
自由度の高い裁量性と、挑戦心のある企業がマッチするでしょう。
日系大企業に共通している特徴4選
- 福利厚生や終身雇用等の制度が整っている
- 年功序列制度や、人間の同質化傾向があり、いい意味でも悪い意味でもまとまりがある
- いわゆる「真面目な優等生タイプ」が多い
- 業務の成果よりも、上司からの評価が出世のためには大切
日系大手企業のいいところは何といっても「福利厚生」と「終身雇用制度」です。
自分だけでなく、家族にも手厚い福利厚生制度はかなり魅力的です。
また、不安定なベンチャー企業や、結果主義の外資企業とは違い、急にクビになることはほぼありません。
そして、日系大手企業は年功序列制度が未だに根付いています。
そのため、ある程度の役職まではエスカレーター式で上がれます。
このように、日系大企業には魅力的な面が多いですが、魅力とはほど遠い面もあります。
日系大企業は世間からのイメージを大切にするため、会社の意向に沿った人間に育てていく傾向があり、人間の同質化が見られます。
また、日系大手企業には、いわゆる悪い意味での「真面目な優等生タイプ」が非常に多いです。
これは、結果の最大化よりも上司の評価が出世に影響する文化が原因であると考えられます。
日系大企業に就職したあとに感じた後悔
自分の存在は小さな歯車の一つでしかないため、働きの結果が見えづらい
どんな働き方でも定期的に給料が入ってくるため、自分の力でお金を稼いでる感覚がない
いい意味でも悪い意味でも角の取れたエリートが多いため、少し窮屈感を感じる
私は「めんどくさがり」で、「自分の納得がいく話しか聞かない」性格で、「何に対しても関心を持てない」タイプの人間です。
さらに私は理系であり、大学院まで進みました。
大学や大学院での研究は、まだ誰も解明していない原理現象を解明していくというものが多いです。
誰も知らない原理を解明することが目標であるため、当たりが出るまでPDCAサイクルを繰り返し回します。
そのため、1人で苦しみながら考え、正解を見つけるまで突き進まなければなりません。
追い込まれてパフォーマンスを発揮する性格と、研究環境に慣れてしまっていたせいか、日系大企業の特徴があまり合いませんでした。
就職活動時は、”有名な大企業かつホワイトで、年収が高いところの中で一番興味のある業種”という合理的な判断で就職先を決めたのですが、もっと自分の性格に重きを置くべきだったと後悔しています。
就職活動中は就職先から内定をもらうことに集中しがちですが、みなさんは後悔がないように自分の性格とのマッチングを意識して下さい。
最後に就活生に伝えたいこと
今回の記事は、あくまで「合う」「合わない」の観点なので、日系大企業が悪いというわけではありません。
ただ、今回紹介した特徴に該当する人は、日系大手の特徴と自分の性格を十分に比較したうえで就職活動を続けてください。
年収や地位にとらわれる気持ちは非常によくわかりますが、それと同じくらい「自分の性格と気持ち軸」を大切に就活を続けてください。
学生が起業を学ぶビジネススクール【WILLFU STARTUP ACADEMY】