今回は『バナナジュースのダイエット効果の科学的根拠を紹介|飲む時間に注意』について紹介します。
以前、マツコの知らない世界でも取り上げられ、専門店も増えてきているように、バナナジュースの人気はどんどん上がってきています。
バナナジュースにはダイエット効果があるのですが、飲む量と、飲む時間によっては太る原因にもなります。
そこで今回は、バナナジュースのダイエット効果の科学的根拠、飲むときの注意点について紹介したいと思います。
目次
バナナジュースのダイエット効果
バナナジュースには、さまざまな効果があり、それらすべてがダイエットにつながる要素になります。
バナナジュースの効果
- 便秘解消
- 太りづらい糖分
- むくみ解消
- ストレス低減
- 代謝スピードUP
これらの効果には、バナナジュースに含まれる成分が関係しています。
バナナジュースの成分
- ペクチン
- ブドウ糖
- 果糖
- カリウム
- トリプトファン
- ビタミンB
便秘解消とダイエット効果
バナナに含まれるペクチンは食物繊維です。
食物繊維の働き
- 腸内の悪性物質を便として出す
- 腸内の善玉菌を活性化する
腸内の悪性物質を便として出す
人は、食物繊維を分解する「酵素」を持っていないので、分解することができません。そのため、ほとんど吸収されずに、便として出ていきます。
この時に、腸内で発生した有毒な物質を絡めとって、一緒に便として出されるため、腸内の毒素が減るのです。
腸内に毒素が溜まったままだと、徐々に細胞が劣化していき、その細胞が担当している「代謝」が落ちていきます。
代謝が落ちると、エネルギーが使われにくくなるので、燃焼されるはずの脂肪が燃焼されず、結果として痩せづらくなります。
腸内の善玉菌を活性化する
食物繊維は、人は分解できませんが、腸内にいる善玉菌は分解できます。そして、分解して得たエネルギーで、善玉菌が活性化されます。
活性化された善玉菌は、腸内で増えすぎた悪玉菌をやっつける働きをします。腸内で生じる毒素の原因は悪玉菌なので、悪玉菌の量が減ると、それにともなって毒素の量も減ります。
毒素の量が減れば、代謝が正常に働くので、脂肪が燃焼されやすくなりダイエット効果につながります。
腸内の善玉菌を活性化させる食べ物については、以下の記事で紹介しています。
太りづらい糖分とダイエット効果
バナナには、ブドウ糖と、果糖が含まれています。
これらは二つとも、エネルギーをつくりだすことができる、貴重な糖分です。ともにエネルギーをつくりだせる糖分なのですが、体のなかではすこし異なる反応をします。
ブドウ糖は、体のなかに入るとすぐに、エネルギーに変えられる道を通るのですが、果糖はそうではありません。果糖は、エネルギーに変えられる道を通る前に、時間をかけて一度ブドウ糖に変えられます。
つまり、体はブドウ糖からしかエネルギーを得られないということです。
ここで血糖値が登場します。
血糖値は、血液のなかのブドウ糖の量のことですが、すこしの時間で血糖値が急激に上がると、「インスリン」というホルモンが分泌され始めます。
このインスリンが分泌されると、体は「血液のなかのブドウ糖の量を減らすために、ブドウ糖を脂肪に変えよう!」と働きかけます。
つまり、短い時間でブドウ糖をたくさんとると、太りやすくなるのです。
一方で、果糖の場合はブドウ糖に変えられるまでに時間がかかります。そのため、急激に血糖値を上昇させないことでも有名です。
血糖値が急激に上がらなければ、インスリンが分泌されないので、太りづらくなります。
バナナには、この果糖がたくさん含まれているため、じつは甘くても太りづらいのです。
あの甘さも果糖が多く含まれている証拠ですね。
むくみ解消とダイエット効果
バナナに含まれるカリウムには、むくみ解消効果があります。
体内には「ナトリウムイオン」と「カリウムイオン」というものが存在し、これらの濃度は常にバランスが取られています。
ナトリウムイオンは、塩分を含む食べ物・飲み物からすぐに取ることができるのですが、カリウムイオンは不足しがちです。
カリウムが不足すると、カリウムイオンに比べてナトリウムイオンの方が多くなってしまうので、体はナトリウムイオンの濃度を減らすために、たくさんの水を欲します。
すると、水を体に溜めこむようになり、これがむくみの原因になるのです。
つまり、カリウムをちゃんと取れば、余分な水を溜めこみづらくなるので、むくみを解消できるのです。
ストレス低減とダイエット効果
ストレス低減には、バナナに含まれているトリプトファンが関係してきます。
トリプトファンは、幸せホルモンと言われる「セロトニン」のもとになる物質です。
このセロトニンが、ストレスを減らす働きをしてくれます。
ストレスがたまると、体内には「活性酸素」とよばれる毒性物質が作られやすくなります。
活性酸素が生じると、細胞が攻撃されて劣化してしまい、代謝が落ちてしまいます。
すると、エネルギーの消費が減り、脂肪が燃焼しづらくなります。
日本人の場合は、遺伝的にほかの国の人よりもセロトニンが作られにくい体をしているので、今回のバナナジュースのように外部から摂取すると非常に効果的です。
代謝スピードUPとダイエット効果
代謝スピードのUPには、ビタミンBが関係してきます。
ビタミンBは、「補酵素」と呼ばれており、「酵素」を助ける働きをします。
体のなかで起こる代謝は、「酵素」の働きによって起こっています。つまり、酵素がたくさん働けば、それだけ代謝も上がるのです。
そして、この「酵素」の働きをよくするものが「補酵素」なので、ビタミンBは代謝スピードをUPさせる効果があります。
バナナジュースを飲む時間と量
飲む時間
- 朝食時
※朝食代わりにするとよい
飲む量
- 1日あたり300ml~600ml
※バナナ1本~2本分
注意点
- 飲みすぎるとカリウム過剰になる
- 飲みすぎると糖分過剰になる
オススメのバナナジュース店
バナナジュース専門店 sonnabanana
バナナジュース専門店の「sonnabanana」は、フレッシュさを売りにしているお店であるため、作ってから20分以内に飲まないといけません。
新鮮なバナナがちゃんと使用されている証拠でもありますね。
場所は東京都に4店舗, 沖縄に1店舗(2020/10/27現在)
東京都
- 八丁堀
- 南砂
- 広尾
- 吉祥寺
沖縄
- 恩納村
価格
- レギュラーサイズ:450円
- ビッグサイズ:650円