国公立大学と私立大学の違い12選|学費だけでなく将来を見越した選択

 

今回は大学受験生向けに『国公立大学と私立大学の違い12選|学費だけでなく将来を見越した選択』を紹介します。

 

受験生は大きく以下の3種類に分かれます。

 

  • 国公立大学にしか進学するつもりのない人
  • 私立大学にしか進学するつもりのない人
  • 国公立と私立のどちらも視野に入れている人
国公立と私立の併願を考えている人はこちらもどうぞ

 

国公立大学と私立大学、どちらかしか進学するつもりのない人の場合は、何らかの特別な理由があってその道を選択したのでしょう。

 

  • 学費と家計の関係で国公立しか入学できないから国公立大学にしか進学するつもりがない。
  • 家族や親戚全員が私立大学出身で、流れ的に私立大学入学しか許されていないなど。

 

一方で、国公立と私立のどちらも視野に入れている人の場合は、このような絶対的な理由は存在しません。

 

そのため、どちらにも進学する可能性があります。

 

今後行きたい私立大学と国公立大学から同時に合格通知を貰うことも出てくるでしょう。

 

その際に、国立大学と私立大学の違いを知らず、将来的にその選択がどのような影響を及ぼすのか把握していなければ、最終的に後悔する可能性があります。

 

そこで今回は、大学受験時の国公立大学と私立大学の違いだけでなく、大学(大学院)生活や環境、就職活動における違いについても紹介したいと思います。

 

国公立大学と私立大学の両方を視野に入れている人は、是非今回の記事を参考にもう一度進学先を考えてみてください。

 

今回の記事はこんな方にオススメ

国公立大学と私立大学の両方を併願で視野に入れている受験生

国公立大学と私立大学のどちらに進学しようかまだ迷っている受験生

 

1.大学受験における国公立大学と私立大学の違い

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大学受験では、国公立大学と私立大学には以下の3つの違いがあります。

 

  • 受験に使用する教科数
  • 表記されている偏差値
  • 受験可能な大学の数

 

受験に使用する教科数

国公立大学の場合

 

センター試験(共通テスト)も受験するため、5教科の勉強が必要

私立大学の場合

 

センター(共通テスト)利用をしない限り基本的にはセンター試験(共通テスト)が関係ないので、3教科の勉強で良い

 

多くの人の場合は国公立大学と私立大学を併願すると思うので、どちらにせよ5教科勉強することになると思います。

 

しかし一方で、私立大学のみの進学を考えている人の場合は、自身が受験する私立大学の受験科目(3教科以下)だけ勉強すれば対策できます。

 

受験教科数が少ないから、同レベルの大学を比較すると私立の方が国公立よりも問題が難しいと思われがちですが、全くそんなことはありません。

 

問題レベルは同レベルです。

 

そのため、国公立の方が基本的に勉強時間と手間がかかります。

 

つまり、勉強量と志望大学の合格可能性を考えると、私立大学の方が時間効率がいいです。

 

表記されている偏差値

国公立大学の場合

 

受験者の実力のレベルは表記偏差値と対応

私立大学の場合

 

受験者の実力レベルは表記偏差値マイナス5と対応

 

国公立大学の表記偏差値が60、私立大学の表記偏差値が65の場合は、両大学同レベルと言える

 

国公立大学の場合は、ある程度の学力を要するセンター試験(共通テスト)を受験しなければなりません。

 

そして、その結果が悪ければ受験資格は剥奪される、あるいは自ら放棄しなければなりません。

 

そのため、国公立大学の受験者はある一定の最低限のレベルが保たれています

 

一方で、私立大学はセンター試験(共通テスト)というある程度の学力を要する試験を受けなくとも、入試を受けることができます。

 

つまり、どんなに学力がなかろうが、お金さえ払って申し込めば誰でも受験ができるのです。

 

そのため、受験者のレベルは上から下までピンキリです。

 

以上の理由により、国公立大学は受験者の学力の平均が高く、私立大学の場合は受験者の学力の平均が低くなる傾向があります。

 

そして、偏差値は平均から離れれば離れるほど高く(低く)出ます。

 

つまり、初めから学力の平均の高い国公立の場合は、上位の大学であろうと、それほど学力の平均からかけ離れないため、偏差値が低めに出ます。

 

一方で私立大学の場合は、学力の平均が低いので、上位私立大学の学力が平均よりもかなり高くなり、それと同時に偏差値も高く出ます。

 

これが、同じ学力レベルの大学であっても、私立大学の方が国公立大学よりも偏差値が高く出てしまう大きな理由の一つです。

 

つまり同じ偏差値の場合、『国公立→私立の合格』は可能ですが、『私立→国公立の合格』は難しいと言えます。

 

大学の偏差値のみを気にしている方は、国公立大学よりも私立大学を目指した方が合格可能性は高いでしょう。

 

受験可能な大学の数

国公立大学の場合

 

前期1校、中期1校、後期1校

私立大学の場合

 

受験日程さえ被らなければいくらでも受験可能

 

国公立の場合は、基本的には受験日程が被っているため、前期1校、中期1校、後期1校が限界です。

 

大学によっては、同じ大学内の複数学部を志望順に併願出来たりもしますが、基本的には志望大学の志望学部がメインとなります。

 

一方で私立大学の場合は、日程さえ被らなければいくらでも受けることが可能です。

 

そのため、合格を勝ち取るチャンスは私立大学の方が多いです。

 

2.大学(大学院)における国公立大学と私立大学の違い

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大学(大学院)では、国公立大学と私立大学には以下の7つの違いがあります。

 

  • 学力
  • 学費
  • 人数
  • 学部数
  • サークルや部活数
  • 研究やゼミ
  • 大学構内のクオリティ

 

学力

国公立大学の場合

 

平均的に学力が高い傾向

私立大学の場合

 

トップ層は学力が非常に高いが、下の層も多く、学力の幅が大きい

 

先ほども偏差値の項目で説明したように、国公立大学の場合はセンター試験(共通テスト)があるので、平均的に全員学力が高いです。

 

一方で私立大学の場合は、トップ層は国公立に負けないぐらい学力が高い一方で、学力が非常に低い人も多くいます。

 

特に、高等部からそのままエスカレーターで進学した人や、推薦入試の人は、一般入試組に比べるとやはり学力が大きく劣る傾向があります。

 

そのため、全員にレベルを合わせなければならないことから、授業などの質は国公立大学に比べると劣る傾向があります。

 

学費

国公立大学の場合

 

年間60万円ほど

私立大学の場合

 

年間100万円ほど~

 

皆さん知っての通りです。

 

国公立の大きな魅力の一つですね。

 

人数

国公立大学の場合

 

1学年2500人ほど

私立大学の場合

 

1学年8000人ほど

 

私立大学の1学年の人数は国公立の3倍ほどいます。

 

もちろんこの値は大学によってある程度左右されます。

 

学部数

国公立大学の場合

 

約10学部15学科ほど

私立大学の場合

 

約10学部15学科ほど

 

学部学科の数に関しては、国公立と私立でそれほど差はありません。

 

もちろんこれも大学によって差はあります。

 

サークルや部活数

国公立大学の場合

 

100団体ほど

私立大学の場合

 

500団体ほど

 

私立大学は、大学自体の人数は国公立大学の3倍ほどですが、サークルや部活の数は5倍近く存在します。

 

これは、国公立大学と私立大学のインカレサークルの多さの違いですね。

 

国公立大学に比べて、私立大学はつながりが強いです。

 

そのため、必然的に国公立大学よりもインカレサークルの数が多くなります。

 

これがサークル数の圧倒的な多さの理由でしょう。

 

色んなサークルを回ってみたい人は私立大学の方が楽しめるかもしれませんね。

 

研究やゼミ

国公立大学の場合

 

研究室やゼミに所属する人数が適度であるため、しっかりと研究や調査に従事できる

 

※1研究室(ゼミ)あたり約10~20人程

私立大学の場合

 

研究室やゼミに所属する人数が過剰であるため、研究や調査が疎かになりがち

 

※1研究室(ゼミ)あたり約30~50人程

 

国公立大学の場合、1つの研究室やゼミに所属する人数は比較的少ないです。

 

そのため、1人が1テーマを持って最後まで研究やゼミのテーマに従事できるところが多いです。

 

一方で私立大学の場合、1つの研究室やゼミに所属する人数が非常に多いので、1つの研究やテーマを複数人で行なうケースがほとんどです。

 

また、1人が研究している間、他の同じテーマの人は就職活動をするという、役割分担が発生するところも多いです。

 

そのため、研究力や調査力は、国公立大学の学生の方が圧倒的に成長しやすいです。

 

さらに国公立大学の場合は、国から研究費用が割り当てられるため、その研究費用で比較的自由に研究を行なうことができます。

 

これも国公立大学の魅力の一つですね。

 

大学構内のクオリティ

国公立大学の場合

 

構内は広いが比較的古い傾向あり

私立大学の場合

 

構内は狭いが比較的新しい傾向あり

 

国公立大学の場合、構内は非常に広いです。

 

一般の方達の公園になったりもするほどです。

 

ただ、やはり国のお金での運営なので、教育と直接関係のない構内設備などのクオリティは私立大学に劣ります

 

一方で私立大学の場合は、予算はその大学自身から出ます。

 

そしてやはり学費が高いため、入学者数を確保できている私立大学の場合は予算も大きいです。

 

つまり、構内設備など、教育と直接関係のない環境にも自身の裁量でお金をかけることができます。

 

そのため、私立大学の構内のクオリティは基本的に高い傾向があります。

 

3.就職活動における国公立大学と私立大学の違い

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就職活動に関しては、国公立と私立の違いだけでなく、理系なのか文系なのかによっても異なってきます。

 

理系の場合

国公立大学の場合

 

私立大学に比べて就職活動が有利である傾向

私立大学の場合

 

国公立大学に比べて就職活動が不利である傾向

 

理系の場合は、研究力や調査力、論理的思考力等の理系的素養が求められます

 

これらの能力は、研究をしっかりと行なうことができたかどうかで、かなり異なってきます。

 

そのため、企業は ”研究に注力しやすい” 国公立大学の学生を好む傾向があります。

 

特に研究職や理系職と言われる職業はこの傾向が非常に強いです。

 

逆に理系の場合は、研究力や思考力が問われるので、学歴よりも本人の実力を試されることの方が多いです。

 

文系の場合

国公立大学も私立大学もほとんど就職活動に差はない

 

※どちらかというと入る企業に見合った『学歴(知名度や大学偏差値など諸々)』の方が重要なイメージ

 

文系の場合は、国公立も私立もそれほど変わりません。

 

ゼミの調査や分析に力を入れている理系寄りの大学(例えば一橋大学など)の場合は、私立大学よりも優遇される傾向がありますが、そうでない場合はそれほど変わりません。

 

それ以上に、文系の場合は『学歴』が見られる傾向があります。

 

入ろうとしている企業に同じ学歴の人間がどれだけいるかで、その大学からの採用枠の多さが平気で変わったりします。

 

文理の違いに関しての詳細はこちら

 

4.国公立大学と私立大学どちらに進学するべき?

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  • 将来を視野に入れるならば、理系であれば国公立大学への進学をオススメする
  • 文系であれば、国公立と私立どちらに進学してもそれほど就職には変わりはない

 

国公立大学と私立大学には、それぞれに色んな良さがあります。

 

そのため、どの要素に重きを置くかによって選択は変わってくると思います。

 

人によって大切にしたい特徴は異なると思うので、自分が譲れない項目が多い方を選ぶと良いでしょう。

 

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