『理系は地理B選択』の罠|点の取れる勉強法と取れない勉強法がある

 

今回は『理系は地理B選択の罠|点の取れる勉強法と取れない勉強法がある』という話をします。

 

大学受験で理系を選択した人、理系を選択しようと考えている人は一度は聞いたことがあるでしょう。

 

”大学受験の理系選択者は共通テスト(センター試験)で地理Bを利用するべき”

 

地理Bは他の社会科目に比べると、資料読み取り力や論理的思考力が必要と言われています。

 

そして、理系は比較的これらの能力が高いため、地理との相性がいいとされています。

 

そのため、”ある程度知識を付ければ高得点を取れる” と思っている理系選択者も少なくありません。

 

しかし、実はこれが罠なのです。

 

一言で分析力や論理的思考力と言っても、それらの使い方は人それぞれで異なります。

 

そして、それらが地理Bの問題回答に要する分析力や論理的思考力と一致しているとは限りません。

 

そのため、理系選択者なら誰でも地理Bの方が点を取りやすいとは限らないのです。

 

マネー金

理系選択だからと言って地理B選択で点が取れるとは限らないから気を付けてね!

 

もう遅いよ…どれだけ勉強してもなぜか高得点が取れないんだ…

スカイウォーカー

 

マネー金

地理Bには点の取れる勉強法と点の取れない勉強法があるからね…

 

今回の記事の内容

  • 地理Bに『向いている人』と『向いていない人
  • 地理Bの『点の取れる勉強法』と『取れない勉強法
  • 社会科目選択で悩んでいる人』と『地理を選択して後に引けない人』向けの記事

 

筆者の紹介

  • 高校二年の冬まで全科目偏差値39の学年最下位
  • 短期間の独学で全科目の偏差値を30上げ、理工系最難関の『東工大』に逆転合格

 

1.いくら参考書や教科書で知識を付けても点が取れなかった話

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✔ センター試験(共通テスト)対策の中のほとんどの時間を地理に費やしたが50点台を抜け出せなかった

 

私も理系選択者であり、当然のように地理を選択していました。

 

ある程度の勉強時間を費やしてある程度の知識をインプットすれば、あとは分析力で何とかなると思っていたからです。

 

実際に私の周りにも、それほど地理に勉強時間を割くことなく高得点を取っている人がいたので、自分も自然と高得点が取れるものだと思っていました。

 

また、私は英語・数学・物理・化学は他の人よりも効率的に偏差値を上げることができていたので、勉強法にも論理的思考力にも自信がありました。

 

しかし、それらの自信は地理Bには一切通用しませんでした。

 

私は、地理の勉強時間は理系にしては多すぎると思われるくらい多く取っていました

 

地理で高得点を取っている人よりも時間をかけていました。

 

当然、暗記すべき事項や基礎知識は抜かりなく定着するまで繰り返し復習していました。

 

資料の読み取りや地図の読み取りも苦手ではありませんでした

 

しかし、模試やセンター試験(共通テスト)で一度も50点台を抜け出すことができませんでした。

 

普通の科目の場合は、参考書や教科書等で基礎を完璧に固めた後、問題演習を繰り返せば成績が効率よく上がるのですが、地理ではこれは通用しませんでした。

 

おそらく地理にかけた時間を日本史や世界史などに費やしていれば、もっと高得点を取ることができたでしょう。

 

2.地理Bに向いている人と向いていない人

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地理Bを選択した方が高得点を取りやすい人と、それ以外の社会を取った方が高得点を取りやすい人には特徴があります。

 

地理Bに向いている人

  • 地理が好きな人
  • 参考書演習よりも実践演習を大切にしている人
  • 社会に勉強時間を費やしたくない人
  • 社会で高得点を取らなくてもいい人

 

地理は点数が安定しやすい科目と言われています。

 

そして、一般常識と簡単な資料読み取り問題も比較的含まれているので、勉強をほとんどしなかったとしても、50点台を取ることができます

 

一方で日本史や世界史など、暗記量に左右される科目の場合、勉強していなければ点数を取ることができません

 

適当にマークすることになるので、25点付近で収束するでしょう。

 

このように、地理は点数が伸びにくいという欠点がある一方で、勉強をしなくてもある程度点数を取ることができるという特徴があります。

 

そのため、社会でそれほど高得点を取る必要のない人や、社会に勉強時間をあまり費やしたくない人には向いている科目と言えます。

 

また、参考書演習は基本的に『知識をインプットする勉強』です。

 

一方で実践演習は『出題問題の傾向を把握したり知識をアウトプットする勉強』です。

 

当然、日本史や世界史の場合は、まずは幅広い基礎知識がなければ話にならないので、参考書や教科書の演習が重要になります。

 

しかし一方で地理の場合は、参考書や教科書の知識が必ずしも使えるとは限りません

 

それよりも、実践問題で出題傾向や類題を繰り返し解いて慣れることの方が大切です。

 

私のように、”まずは基礎をしっかり固めてからでないと実践演習はしたくない” という性格の人は、地理よりも日本史や世界史の方が向いています

 

真面目な完璧主義タイプの性格の人が地理を選択すると、努力量と点数が比例せずに苦しむことになるかもしれません。

 

地理Bに向いていない人

  • 地理が好きではない人
  • 実践演習よりも参考書演習を大切にしている人
  • 社会に時間を費やしてもいい人
  • 社会で高得点を取らないといけない人

 

先ほど説明したように、地理は努力量に比例して点数が伸びるとは限りません

 

勉強方法が合わなければ、かなりの努力量を注ぎ込んでも大した成長が見られないということも起こり得ます。

 

一方で日本史や世界史の場合、勉強時間をかければそれだけ点数は伸びます

 

そして、参考書や教科書で基礎固めをして演習を繰り返すという一般的な勉強法が通用するので、非常に勉強はしやすいです。

 

そのため、真面目で努力家な人や社会に勉強時間をそこそこ費やせる人は、地理よりもその他の社会科目を選んだ方が点数は取りやすいでしょう。

 

また、努力量は自信の源でもあるので、社会で高得点を取らなければならない人の場合は、努力で自信と結果を得ることのできる日本史や世界史を取ると良いでしょう。

 

3.地理Bの『点の取れる勉強法』と『点の取れない勉強法』

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ここまでは地理Bかそれ以外の科目を取ろうかで迷っている高校生向けでしたが、ここからはすでに地理選択をしていて後に引けない人向けです。

 

点の取れない勉強法

  1. 参考書や教科書を反復して基礎知識を定着させる
  2. 予備校が出している予想問題集の実践演習
  3. 実践演習の答え直しと間違えた問題の反復

用いた教科書

 

 

用いた参考書

 

 

用いた実践問題集

 

上記は私の地理の勉強法です。

 

一見すごく良い勉強法に見えますが、地理に関してだけ言えば非常に無駄の多い勉強法です。

 

必ずしも暗記知識が活きるとは限らないにもかかわらず、その段階に非常に多くの時間がかかってしまい、実践演習にかける時間が減ってしまうからです。

 

普通の勉強の場合は、訓練場で基礎の動きを学んでから実践に出て経験を積んでいくと効率がいいのですが、地理の場合は如何に実践をこなすかが重要になってきます。

 

そして理系の場合、地理は基本的に共通テスト(センター試験)でしか用いません。

 

そのため、そこまで多くの時間をかけるわけにもいかないので、短期間で実践演習をする必要があるのです。

 

点の取れる勉強法

  1. 参考書や教科書にさらっと目を通す
  2. センター試験(共通テスト)の実践演習
  3. 答え直しの際に、参考書や教科書を辞書的に利用して知らない知識を調べる
  4. 一通り直し終えたら再び同じテストを2回解き直す
  5. それでも解けない問題があれば、その問題をコピーしてノートに貼り付ける
  6. それが終われば新しい問題で実践演習

用いた教科書

上に同じ

 

用いた参考書

上に同じ(一問一答 地理Bターゲット2200は無し)

 

用いた実践問題集

 

上記は私よりも勉強時間が少ないのに90点台をキープしていた友達の地理の勉強法です。

 

地理は基礎知識や知識の暗記よりも実践が重要とは言いますが、流石に知識0では意味がありません。

 

しかし、かといって完璧に覚える必要もありません。

 

そこで、最初は一度参考書や教科書を1周分さらっと読んで、全体の流れや知識をボヤっと頭に入れておきましょう

 

そしてその上で、実践演習を行ないましょう。

 

ここで重要なのは、予備校が出している実践問題集ではなく、共通テスト(センター試験)の過去問集で演習を行なうことです。

 

予備校が出している予想問題集と過去問では難易度が異なります(過去問の方が難しい)。

 

そして、過去問を演習すれば、出やすい問題や重複した類題などの傾向も把握することができます。

 

そのため、実践演習には共通テスト(センター試験)の過去問を用いましょう。

 

また、演習が終わったら必ず時間をかけて答え直しをしましょう。

 

その際に重要なのが、答え直しの際に出てきた知らない知識は、参考書や教科書で調べて確認しましょう。

 

つまり、参考書や教科書は辞書的な使い方をするということですね。

 

そして答え直しが終われば、もう2度ほど同じ過去問を解き直してください。

 

それでも解けない問題があれば、その問題をコピーしてノートに貼って自分だけの弱点問題集を作りましょう。

 

後は新しい実践問題演習の繰り返しです。

 

以上の方法で、友達は最短で90点台を連発していました。

 

共通テストとセンター試験の地理Bの違いはほぼない

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2021年から、センター試験が共通テストに変わりますが、センター試験と共通テストにほぼ差はないとの見解が強いです。

 

強いて言えば、センター試験よりも資料や地図データ読み取りの問題が増えるということですね。

 

そのため、センター試験以上に『知識の暗記』が点数に直結しづらくなります。

 

今まで以上に実践演習の積み重ねが重要になってくるでしょう。

 

まだ社会科目の選択をしていない理系の高校低学年生は、今一度社会科目の選択を考えてみてください。

 

そしてすでに地理を選択している人は、今一度自分の地理の勉強の仕方を見直してみてください。

 

多くの時間をかけたのに50点台から抜け出せなかった私のようになると悲しいですからね。

 

以下で英語、数学、物理、化学の効率的な勉強法を紹介していますので、興味があればご覧ください。

 

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