今回は『大学受験でスタディサプリを使って得する人と損する人の特徴』について徹底的に紹介します。
今となっては、スタディサプリの存在を知らない大学受験生はほとんどいないでしょう。
しかしこのスタディサプリ、実は賛否両論あります。
スタディサプリは、ネット上で検索して出てくる記事の間では大変人気が高いです。
しかし一方で、Yahoo知恵袋や2chのような生の声が存在する場所では評判が悪いです。
このように、スタディサプリに賛否両論がある理由は、人によって得する人と損する人がいるからです。
そこで今回は、スタディサプリを利用して得する人の特徴と損する人の特徴について紹介したいと思います。
マネー金
目次
スタディサプリの料金やサービス内容の詳細
まずはスタディサプリを受講したことがない人向けに、スタディサプリの詳細を紹介します。
スタディサプリの学習コースと料金
【対象学年】
- 高校1年生
- 高校2年生
- 高校3年生
- 浪人生
【学習コース】
- ベーシックコース
- 合格特訓コース
【料金】
≪ベーシックコース≫
- 月額1,980円(キャンペーン中は1,180円)
※14日間無料体験可能
≪合格特訓コース≫
- 月額9,800円(キャンペーン中は6,800円)
※14日間無料体験可能
学習コース別のサービス内容の詳細
『ベーシックコース』と『合格特訓コース』ではどのような違いがあるのでしょうか。
ベーシックコース
【ベーシックコースで出来ること】
- 志望大学管理
- 入試カレンダー作成
- web出願
- センター試験(共通テスト)の過去問入手
- 講師による講義動画閲覧 ★
- 講義資料のダウンロード ★
正直、『志望校(大学)管理』『入試カレンダー作成』『web出願』に関しては一切役に立ちません。
【1.志望大学管理】
- 自分の第一志望大学~第三志望大学までをメモしておくだけの機能
※もはや必要ない機能
【2.入試カレンダー作成】
- カレンダーに自分で入試の日程を入力するだけの機能
※スマホのカレンダー機能で十分
【3.web出願】
- 志望大学への出願をweb上でできる機能
※自分で大学のホームページ上で行なえばいいだけなので必要ない機能
【4.センター試験(共通テスト)の過去問入手】
- 過去に実施されたセンター試験(共通テスト)の過去問をPDFファイルでダウンロードできる機能
※自分で購入すればいいだけなので必要ない機能
【5.講師による講義動画閲覧 ★】
- 超基礎レベルから超難関レベルまで順序立てた講義が用意
- 志望大学別の講義も用意されており、使い勝手は非常にいい
- 講義の内容自体も有名予備校と同様のクオリティ
【6.講義資料のダウンロード ★】
- 講義資料をあらかじめダウンロードしておくことで、講義の予習復習や自己演習ができる
- 基本的には各講義ごとの講義資料を毎回無料でダウンロード可能
- まとめてダウンロードしたい場合は、テキストとしてダウンロードする必要あり
※ただし、テキストとして一括でダウンロードする場合は1200円の課金が必要
合格特訓コース
【合格特訓コースで出来ること】
- ベーシックコースで出来ること全て
- 合格までの勉強スケジュールの提案
- 合格までに必要な課題が定期出題
- 専属のスタッフとメッセージ可能 ★
こちらは人によっては必要でしょうし、人によっては不要な項目があります。
【2.合格までの勉強スケジュールの提案】
- 志望大学を設定すると志望大学合格までのスケジュールを提案してくれる
※勉強スケジュール、勉強方法を管理して欲しい人にはオススメ
【3.合格までに必要な課題が定期出題】
- 志望大学合格に向けて、1週間ごとに7日分の課題が出される
- 課題を指示通りにこなせば、志望大学合格の可能性がグンと上がる
※学校や塾の講師の代わりになり得る
【4.専属のスタッフとメッセージ可能 ★】
- 分からない内容や問題を自由に質問できる
- スタディサプリ内の問題以外でも質問可
※学校や塾の講師の代わりになり得る
予備校と比べた時のスタディサプリのメリットデメリット
塾や予備校と比べたスタディサプリのメリットとデメリットは以下です。
予備校と比べた時のスタディサプリのメリット
【メリット】
- 予備校や塾に劣らないサービスを受けられる
- アプリで管理できるので楽で便利
- 費用が非常に安い
【年間費用比較】
- 塾:60万円 予備校:100万円
- スタサプベーシック:2万円 スタサプ合格特訓:10万円
スタディサプリの最大のメリットは、塾や予備校の講義と同レベルの講義や資料演習を、何十倍も安く受けることができる点です。
特に、衛星授業を行なう某大手予備校などと比べると、サービスはほとんど同じで値段が驚くほど安くなります。
特にスタディサプリベーシックの場合、参考書数冊分の値段で1年間サービスを利用できるので、塾や予備校で学ぶ人に比べるとかなりお得と言えるでしょう。
また、最近はスマホのアプリで受験を管理している受験生が非常に多いです。
そのため、スマホのアプリで管理できるという、利便性の面も良いでしょう。
予備校と比べた時のスタディサプリのデメリット
【デメリット】
- 人によっては使えない項目が多く存在する
- 結局アプリなので強制管理力がない
- 塾や予備校で講師と対面する場合に比べると融通が利かない
良い面も多いスタディサプリですが、人によっては使えない項目が多いです。
例えば私の場合は、自分で参考書を読み解きながら自分のペースで受験勉強したかった派なので、スタサプに一切魅力を感じません。
しかし、自分で色々試すよりも、合格への道をあらかじめ誰かに示してほしい人の場合は、スタサプは魅力的でしょう。
また、スケジュール管理と言っても所詮スマホのアプリ管理です。
予備校や塾の場合は講師による強制力があります。
勉強へのやる気がなかったり、悩んでいたり、サボっていたりすると、講師が正しく指導して強制的に元の道に戻してくれます。
しかし、スタディサプリの場合は所詮アプリなので、自分でサボろうと思えばいくらでもサボれます。
そのため、サボり癖のある人は苦戦するかもしれません。
そして、やはり塾や予備校で講師と対面するときに比べると融通が利きません。
質問してすぐに答えが欲しいと思っても、スタディサプリの場合はメッセージでのやり取りなので多少時間がかかります。
その待ち時間がもどかしく感じる人もいるかもしれません。
スタディサプリの利用で得する人と損する人の特徴
『ベーシックコース』と『合格特訓コース』で異なってくるので、それぞれについて紹介します。
ベーシックコースで得する人と損する人の特徴
得する人の特徴
- 自分で参考書を進めることができない人(参考書の解説を読んで理解できない人)
- 志望大学合格までにどの参考書を演習すればいいか分からない人
- 基礎知識がほとんどついていない人(偏差値50未満)
- 自力でネット上の受験情報を拾ってくることに面倒を感じる人
※受験に対してやる気があるというのが大前提
2つ以上の項目が当てはまる人は、ベーシックコースを申し込んでも最終的に得します。
正直、やる気さえあれば2万円でスタディサプリベーシックのサービスを受けられるのはお得すぎます。
しかし、受験や勉強に対してやる気がない人の場合は、途中でアプリを開かなくなって損する可能性があります。
損する人の特徴
- 自分で参考書を進めることができる人(参考書の解説を読んで正しく理解できる人)
- ネット上で受験情報を自力で調べることができる人
- 基礎知識がある程度ついている人(偏差値56以上)
- 志望校合格までに必要な参考書情報をネットから拾ってこられる人
- 受験や勉強へのやる気がない人
得する人とは逆に、上記の特徴に当てはまる人はスタディサプリベーシックで損をする可能性が高いです。
自力で進めることができる人は、スタサプベーシックよりも参考書を数冊買った方が得するでしょう。
合格特訓コースで得する人と損する人
得する人の特徴
- スタディサプリベーシックの得する人の特徴に当てはまる人
- 参考書の解説や表現で分からないところが多々ある人
- わからない問題を正しく答えてくれる相手がいない人
- 自力で志望大学合格までのプランを立てることができない人
- 正しく導いてくれる人がいないと重度の不安に陥る人
- 他人から課題を与えられないと勉強へのやる気が出ない人
合格特訓コースの場合、上記の項目のうち3つ以上当てはまる人はこの値段でも最終的に得をするでしょう。
ベーシックコースの場合は年間約2万と安かったのですが、合格特訓コースは約10万円とそこそこ高いです。
2つ以下の人の場合は、損をしたと感じる可能性があります。
損する人の特徴
- スタディサプリベーシックの得する人の特徴に当てはまらない人
- 参考書の解説を読んで自分で理解できる人
- わからない問題を正しく答えてくれる相手がいる人
- 自力で志望大学合格までのプランを立てて根気よくつき進める人
上記に当てはまる人は、損をしたと感じる可能性が高いです。
特に合格特訓コースはそこそこ高いので、上記のうち1つでも当てはまる人の場合はもう一度考え直しましょう。
14日間無料体験ができるので、14日間使ってみて価値があるのかどうかを自分自身で判断してみると良いですね。
スタディサプリで得する人と損する人まとめ
【ベーシックコースで得する人】
- 自分で参考書を進めることができない人(参考書の解説を読んで正しく理解できない人)
- 志望大学合格までにどの参考書をこなせばいいのか分からない人
- 基礎知識がほとんどついていない人(偏差値50未満)
- 自力でネット上の受験情報を拾ってくることに面倒を感じる人
※該当項目が2つ以上の人
【合格特訓コースで得する人】
- ベーシックコースの得する人の特徴に当てはまる人
- 参考書の解説や表現で分からないところが多々ある人
- わからない問題を正しく答えてくれる相手がいない人
- 自力で志望大学合格までのプランを立てることができない人
- 正しく導いてくれる人がいないと重度の不安に陥る人
- 他人から課題を与えられないと勉強へのやる気が出ない人
※該当項目が3つ以上の人
どちらを申し込む場合にせよ、14日間の無料体験コースを体験してからにしてください。
その期間内なら、無料で退会できます。
自分で経験してみて、自分で判断して無駄なお金は出費しないようにしましょう。
ちなみに、無料体験コースはクレジットカード登録の人しかできないので注意してください。
コンビニ決済の人は無料期間無く、そのまま課金してしまうことになります。