新卒が入社1年目で退職した結果|退職時に気をつけるべきことは4つ

 

今回は『新卒が入社1年目で退職した結果|退職時に気をつけるべきことは4つ』について紹介します。

 

自分の行きたい会社に就職したものの、イメージと大きく違っていれば絶望もするでしょう。

 

しかし、入社1年以内に退職するのは、今後のキャリアのことを考えると不安ですよね。

 

そこで今回は、新卒で入社1年以内に退職した私が、退職した結果どうなるか、そして退職時の注意点を紹介したいと思います。

 

入社1年目で会社を辞めた理由

f:id:tokiotokonanawariG1:20190926192824j:plain

 

【筆者の新卒就職先】

  • 就職企業:有名大手企業
  • ポジション:総合職兼専門職
  • 退職時期:入社半年

 

私が新卒で就職した会社は有名大手企業でした。

 

そして、私は総合職の中でもさらに採用枠の限られたポジションで採用されていました。

 

もしその会社で残っていたら、確実に高いポジションで高給取りになっていたでしょう。

 

しかし、残念ながらその安定したエリートコースを歩むことは叶いませんでした。

 

【退職した理由】

  • 激務
  • 風通しの悪さ
  • 人間関係

 

新卒で入った会社の私の所属部署は激務だったのですが、実はというとそれは気になりませんでした。

 

私が入社半年で退職を決意した大きな理由は、『風通しの悪さ』『人間関係』の2つです。

 

財閥系の大手企業ということもあり、社員は小さな小さな歯車でしかありませんでした。

 

そのため、上の言うことはどんなに理不尽であろうと絶対で、ご機嫌取りが日常化していました。

 

また、人間関係も悪く、発言も人権も一切尊重されないような部署でした。

 

情けない話ではありますが、私は入社前のイメージとのギャップ、人間関係の悩みで病んでしまい、転職先を見つける前に逃げるような形で退職しました。

 

ここで私が伝えたいことは、辞める理由はどんなことでも、どんなに小さくてもいいということです。

 

それよりも、もし自分の心が病んで苦しんでいるようであれば、周りや将来を気にせずに行動してください。

 

 

新卒が入社1年以内に退職した結果

f:id:tokiotokonanawariG1:20190926220524j:plain

 

退職したことで起こった悪いこと

住むための家をなくした

私は会社の寮に住んでいたので、退職したと同時に住むための家をなくしました。

 

そのため、退職後は友達の家を転々としたり、1か月単位で借りられる『マンスリーアパート』を契約して住んでいました。

 

友達への申し訳なさ、自分の不甲斐なさ、そして将来への不安もあり、この期間は本当に地獄のような日々でした。

 

しかも、高いお金を出して契約したマンスリーアパートは、歩くたびに床は軋み、虫は湧き放題と、最悪の環境でした。

 

おそらく、無計画な退職後のこの時期が、私の人生の中でのどん底期間でしたね。

 

貯金が一切なくなった

マンスリーアパートを契約したり、日々の食費や交通費などで徐々に貯金が減っていき、最終的には貯金が一切なくなりました。

 

無計画に退職し、働き先もなかったので当然と言えば当然です。

 

貯金が無くなった私は、もはや1人で生きていくことができなくなり、田舎の実家に帰りました

 

そして、周りの同期が働いている中、親のすねをかじりながら転職活動をしました。

 

転職先がなかなか見つからなかった

一度ネガティブな理由で退職をすると、次の転職先を見つけるのが怖くなります

 

『また前職のようなところだったらどうしよう』『社風と合わなかったらどうしよう』など、悪い方向に考えてしまいます。

 

転職活動をするための足取りが重くなっていくのです。

 

そのため、私は無計画に退職してから、次の転職先を見つけるまでに約3か月かかりました。

 

ただ、じっくりと本当に行きたいところを選んだため、自分に合った転職先に就くことができました。

 

退職して起こった良いこと

同期との関係が続いた

退職をすると、前の会社の同期との仲が切れてしまうと言う人がいますが、それはただ自分から切っているというだけのことです。

 

こちらが今まで通りに接していたら、同期も今まで通りに接してくれますし、なんなら前よりも仲が良くなることもあります。

 

同期との縁は宝物なので、ぜひ自分から関係を切るようなことはせず、今まで通り接してみてください。

 

自分に合った転職先が見つかった

今の会社をすぐにでも辞めたいと考えている人は、次の転職先をすぐに決めがちですが、じっくりと考えた方が良いです。

 

とりあえず職を手にするために転職をすると、また同じことを繰り返す可能性があります。

 

私の場合は転職して正解でしたが、中には転職後も変わらない、あるいは悪化したという人もいます。

 

転職先は新卒就職先を選ぶとき以上に注意深く選ぶようにしましょう。

 

選ぶ時の基準は、年収や地位名誉ではなく、自分に合った雰囲気、働き方、やりたいことに重きを置いてください。

 

 

人生観と生き様が変わった

私は前まで、有名企業の中でもある程度のポジションにいたので、このまま安定した人生を歩むのだろうと思っていました

 

いわゆる、ポジションに固執した脳死状態ですね。

 

しかし、予期していなかった無計画退職と、その後の苦痛を味わった結果、人生についての考え方が変わりました。

 

これからは誰かに飼われてお金を貰うのではなく、自分の力でお金を稼ぐ経験もしておくべきだと。

 

そして、まえは年収や地位名誉にこだわっていた私ですが、周りの目など関係なく、自分のやりたいことをしたいと思うようになりました。

 

このように、退職経験は自分の中で凝り固まった人生観を変えてくれるきっかけになることもあります。

 

今は本当に人生が楽しく、毎日ワクワクしながらやりたいことに挑戦しています。

 

自分の苦手なものを把握できた

前職で嫌な思いをしたおかげで、自分の苦手なものを言語化できるようになりました。

 

皆さんも就職活動で自己分析をしたと思うのですが、本当に自分のやりたいこと、自分がやりたくないことを見つけることって難しいですよね。

 

しかし一度社会に出て、良い体験と悪い体験をすると、徐々に社会の中での自分の有り方が分かってきます。

 

ここで初めて、自分が望む就職活動、この場合転職活動をすることができるようになります。

 

一度退職を経験した方が、本当に自分に合った会社を見つけることができる可能性が高いということです。

 

新卒が入社1年目で退職する時の注意点

f:id:tokiotokonanawariG1:20190926225405j:plain

 

  1. 一度休職して、その間に転職先をじっくり選ぶ
  2. 焦らず、自分の気持ちを優先に転職先を探す
  3. できれば転職先を決めてから退職する
  4. 会社の借家にいる人は、次の家を確定させてから辞める

 

私が新卒の入社半年で退職をして気をつけるべきと感じた点は、上記4点のみです。

 

それ以外は、気をつけなかったからといって後悔することは特にないでしょう。

 

新卒で退職を考えている新入社員に一言

f:id:tokiotokonanawariG1:20190926231127j:plain

 

新入社員からすると、退職は人生を左右し得るイベントですよね。

 

そのため、つらくても一歩を踏み出せず、そのままメンタルをやられてしまう方もたくさんいます。

 

しかし、これ以上今の会社にいることが耐えられないという方は今すぐにでも退職してください

 

皆さんの想像している以上に退職って普通のできごとです。

 

せっかく就活で獲得した企業を手放すことに躊躇があるかもしれませんが、新卒の会社にとどまっている人の方が少ない世の中です。

 

そのため、あまり思いつめず、自分の気持ちに正直に行動してみてください

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)