今回は『東工大受験に関するYahoo知恵袋の質問に答えてみた【東工大卒が紹介】』について紹介します。
Yahoo知恵袋には、東工大受験に関する質問がたくさん載っていますよね。
そこで今回は、東工大卒である筆者が、Yahoo知恵袋に載っている質問に勝手に答えてみました。
中には気になる質問もあると思うので、東工大を受験生はぜひ最後まで見てみてください。
目次
質問①:東工大受験生は、数学の網羅系の問題集をいつまでに終わらせる?
網羅系の参考書の例
- チャート式
- フォーカスゴールド
IA,IIB,IIIの3冊分の★1~★3の例題すべてを解けるようにしておく
現役合格の場合
- 高校2年の夏休み明けまで
浪人合格の場合
- 高校3年の夏休み明けまで
現役合格を目指すのであれば、最低高校2年の夏休み明けまでに網羅系の数学の参考書を終わらせておく必要があります。
浪人覚悟の場合であれば、最低でも高校3年の夏休み明けまでに終わらせておく必要があるでしょう。
網羅系の参考書を紹介した時期までに終わらせて、応用系参考書へ移ることができなければ、合格の可能性がガクッと下がります。
質問②:「数学,物理」特化型と「英語,物理,化学」特化型どっちが合格できる?
- 「英語,物理,化学」特化型の方が合格の確実性が高い
※数学の偏差値が70程度では、「数学,物理」特化型での合格は厳しい
確実性という意味で言えば、「英語,物理,化学」特化型の方が合格可能性が高いと思います。
東工大は数学の配点が750点中300点とかなりウェイトが大きいので、一見すれば「数学,物理」特化型の方が合格点を取りやすそうに見えます。
しかし、数学は1問1問の配点が大きいかつ、その年の出題難易度によって平均点が激しく変動するので諸刃の剣です。
よっぽど数学に自信があれば話は別ですが、もし数学の偏差値が70程度であれば、「数学,物理」特化型で確実に東工大に合格するのは厳しいです。
多くの標準的な東工大受験生の場合は、「数学,物理」だけに特化するよりも、「英語,物理,化学」に特化しつつ、数学で基礎をまんべんなく固めた方が合格の確実性は高いでしょう。
質問③:東工大を第一志望にした場合の他の志望校はどんな大学がいい?
私立併願の場合
- 早稲田大学
- 慶応大学
- 東京理科大学
後期日程の場合
- 九州大学
- 北海道大学
- 筑波大学
- 横浜国立大学
- 東京農工大学
- 電通大学
筆者の場合
- 早稲田大学
- 東京理科大学
- 同志社大学
- 首都大学東京(東京都立大学)
正直なところ、東工大に合格できる実力があれば、「東大・京大・医学部以外の大学」であれば、どこでもいいと思います。
ただ、東工大受験生に多いのは、私立であれば「早稲田・慶応・東京理科大」で、後期日程では「北大・横国・筑波」です。
私の場合は、私立は「早稲田・理科大・同志社」で、後期は「首都大(東京都立大)」に出願していました。
質問④:東工大受験生は共通テスト対策をいつからするべき?
- 12月に入ってから対策をすること
※初見で8割以上取れなければ基礎力不足
東工大受験生の場合、共通テスト対策は12月に入ってからで大丈夫です。
それまでに、二次対策をある程度しておいて、共通テストを初見で解いたとしても英数理で8割以上は取れるようにしておきましょう。
基礎が詰まった共通テストの英数理で9割以上取れるようになれば、過去問対策で効率よく応用力が身につき、合格確率がグンと上がります。
質問⑤:東工大数学の過去問を解ける気がしないが、諦めるべき?
- 諦める必要は一切ない
※じつは筆者も受験時に解けると思ったことがほとんどないから
この質問に関しての回答ですが、諦める必要は一切ありません。
私が受験生の時も、東工大の数学の過去問を見て「あッこれはいけるぞ!」と感じたことは一度もありませんでした。
見た瞬間に「これあとどのくらい勉強時間をかけたら自分でも理解できるようになるんだろう」と思っていたほどです。
ですが、本番まで参考書演習で基礎を固めつつ、過去問分析で傾向を把握することができれば、意外と合格点が取れていたりします。
特に、東工大の数学は解く時間がかなり設けられているので、何かしら閃いて記入しておけば部分点で意外と稼ぐことができます。
なので、とりあえず参考書は確実に解けるように基礎固めをしておきましょう。
質問⑥:東工大志望で理系科目が得意なら共通テストで9割超えが普通?
- 理数科目が得意でなくとも9割超えは合格に必須
この質問に対する回答はYESです。
たとえ理科科目が得意ではなかったとしても、基本的に英数理で9割を超えていなければ東工大の二次試験で合格点を稼ぐのも難しいでしょう。
共通テストは、基礎が網羅できさえしていれば9割取ることができるテストなので、参考書演習とテスト直しを繰り返しましょう。
質問⑦:東工大の英語は簡単だから対策しなくてもいいって本当?
- 東工大の英語は決して簡単ではない
正直なところ、東工大の英語は難しいです。
そして、英語は合格するために必須ともいえるので、ぜひ対策するようにしましょう。
ネットなどでは東工大の英語は簡単と言われているのですが、他の理数科目がバケモノ並みだから相対的に英語の難易度が軽視されているというだけです。
東工大に受かる人は、共通テスト(センター試験)で9割は取っている人が大半です。
質問⑧:東工大受験の1~2週間前は何をするべき?
2週間前-1週間前
- 過去問の中で苦手だと感じた発想の問題
1週間前-
- 参考書や復習ノートの中であやふやと感じる問題
2週間前から1週間前は、過去問などの中で苦手だと感じた「発想を使う問題」を解き直しましょう。
そして1週間前からは、参考書で今までに覚えてきたことの中であやふやと感じる部分や、復習ノートを振り返ることが大切です。
質問⑨:東工大は学業が忙しくてバイトも遊びもできないって本当?
- 東工大はむしろ理系大学の中では楽
この質問に関しては、完全にガセ情報ですね。
東工大はむしろ他の理系大学に比べると緩い方だと思います。
基本的には大学1~3年まではバイトも週3~4回ほどできるし、遊びに行くこともできます。
今は大学3年の後期から研究室に配属されるのですが、3年の間は週に1回ほど参加していればいいので、それほど時間が取られることもないでしょう。
ただ、大学4年からは毎日朝の10時あたりから夕方17時までは必ず研究室で研究活動をしなければならず、忙しくなると24時近くまで帰れないという案件も出てくるので、本格的に研究室に配属される大学4年から修士2年までの間は社会人と同じようなです。