【東工大生が紹介】院試対策はいつからすべき?内部・外部ごとの対策

 

今回は『【東工大生が紹介】院試対策はいつからするべき?内部・外部ごとの対策』について紹介します。

 

院試免除者以外の内部生・外部生は、希望の大学院に進学する場合、院試を受けなければなりません。

 

しかし院試と言っても、何をどのように対策するべきなのか想像ができませんよね。

 

これをやっておけば大丈夫という参考書も存在しないため、困惑している人も少なくないと思います。

 

そこで今回は、院試の対策方法や院試までにやっておくべきToDoリストを紹介したいと思います。

 

院試受験までの全体スケジュール

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【6月】募集要項発表

  • 願書取り寄せ

【7月】出願期間

  • TOEICの成績提出
  • 研究計画書提出
  • 願書提出

【8月】院試本番

  • 専門科目の筆記テスト
  • 面接(口頭試問)

【9月】合格発表

  • 結果を希望研究室の教授に連絡

 

上記が院試受験における全体的なスケジュールです。

 

院試受験の出願の際には、研究計画書というものの提出が必要となります。

 

これは、自分の研究内容や今後の進展、大学院での研究ビジョンを簡潔に書く書類となっています。

 

あらかじめ自分の研究について、そして大学院でのビジョンについて要約できるようにしておきましょう。

 

そして、大学院によっては英語の筆記テストの代わりにTOEICの提出が必要なところもあるので、事前に調べておきましょう。

 

内部生が同大学の院試を受験する時の対策

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院試までにやっておくことリスト

願書や書類の作成と提出

  • TOEICの結果
  • 研究計画書
  • 願書

TOEIC対策と受験

  • 提出に間に合わなくなるので5月末までに受ける

院試の専門科目対策

  • 研究室の先輩に院試過去問ストックの所在を聞く
  • 院試科目の関連授業のノートや資料を用意する
  • 過去問と授業資料を中心に勉強

研究に関する口頭試問対策

  • 自身の研究内容を復習
  • 自身の研究に出てくる基礎知識の確認
  • 大学院での研究ビジョンを考えておく

 

内部生の場合は、院試の過去問や授業のノートは簡単に手に入ると思います。

 

過去問に関しては教授か研究室の先輩に聞きましょう。

 

ノートに関しては、院試免除の同期に今までの授業のノートや資料を借りましょう。

 

私も院試を受けるまで授業のノートを真面目に取っていなかったので、院試免除の同期に貸してもらいました。

 

TOEICに関しては該当者だけですが、該当者は5月末までに受けるようにしてください。

 

それ以降の受験の場合、提出までに結果が返ってこない可能性があります。

 

 

目安勉強時間

200~300時間

  • 学部4年の5~6月から対策を始める人が多い

※6月下旬から院試対策期間に入るケースが多い

 

内部生の場合は6月下旬から院試対策に集中するように教授から言われることが多いと思うので、その期間は院試対策に集中できます。

 

テスト対策

【専門科目の場合】

  1. 院試の過去問5~10年分を見て出題傾向や重要単元を確認
  2. 重要範囲を絞ったら、その範囲に該当する授業ノートや資料で勉強
  3. 過去問を解いてみて勉強した範囲の問題が8割解けていれば、重要範囲以外の範囲も勉強
  4. ここまででもし時間が余れば、授業内のテストにも目を通す

最終的に過去問全体で7割取ることができれば、落ちることはほとんどない

【英語科目の場合】

  • 多くの場合はTOEICの点数が換算される
  • TOEICは少なくとも600点は必要

 

過去問全体で7割を取ることができるようになれば、本番でミスったとしても合格ボーダーの5割を下回ることはないでしょう。

 

面接対策

  • 自身の研究の前任者の論文の内容を確認
  • 自身の研究に出てくる基礎知識を確認
  • 大学院での研究ビジョンの想定

※自身の研究内容が決まっていなければ現時点で従事したい研究内容を確認する

 

面接の口頭試問では、主に今の自信の研究内容や、従事したい研究について聞かれます。

 

また、大学院の研究室でどんな研究をしたいか、どのような社会貢献が見込めるか等も聞かれます。

 

そのため、今の研究内容だけでなく、少し先のビジョンまで想定しておくと良いでしょう。

 

そして、面接中は研究に関連する基礎知識の口頭試問が発生することがあります。

 

そのため、自分が従事している、あるいはこれから従事する予定の研究関連の基礎知識は確認しておくと良いでしょう。

 

外部生が他大学の院試を受験する時の対策

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院試までにやっておくことリスト

学園祭の研究室公開を見に行く

希望の研究室訪問

願書や書類の作成と提出

  • TOEICの結果
  • 研究計画書
  • 願書

TOEIC対策と受験

  • 提出に間に合わなくなるので5月末までに受けておく

院試の専門科目対策

  • 希望の研究室訪問時に院試の過去問をコピーしてもいいか教授や学生に聞く
  • 希望大学院の過去問、専門の参考書、自身の大学の授業資料を中心に勉強

研究に関する口頭試問対策

  • 自身の研究内容を復習
  • 自身の研究に出てくる基礎知識の確認
  • 大学院での研究ビジョンを考えておく

 

外部生の場合は、過去問を手に入れられなければ内部生に比べて圧倒的に不利になってしまいます。

 

もし過去問なしで院試対策をしようとすれば、内部生の4倍は努力しなければならないでしょう。

 

そのため、希望の研究室訪問の際に、その研究室の教授や学生に院試の過去問をコピーしてもいいか聞きましょう。

 

そして、できれば授業のノートや資料もコピーしていいか聞きましょう

 

授業のノートや資料があるのとないのでは、かなり違います。

 

 

目安勉強時間

600時間

  • 学部3年の1~2月から対策を始める人が多い

 

外部生の場合、過去問を手に入れることができたとしても、授業のノートや資料がないため、やはり内部生よりも不利になります。

 

院試では授業内で紹介した問題や、授業で強調した内容が出題されることが多いからです。

 

そのため、基本的には外部生は内部生の2~3倍ほどの勉強時間を要します。

 

もし希望の研究室の教授や学生から授業内容の資料等をコピーさせてもらえるのであれば、手にしておきましょう

 

テスト対策

【専門科目の場合】

  1. 院試の過去問5~10年分を見て出題傾向や重要単元を確認
  2. 重要範囲を絞ったら、その範囲に該当する希望大学の授業ノートや資料で勉強
  3. 過去問を解いてみて勉強した範囲の問題が8割解けていれば、重要範囲以外の範囲も勉強
  4. ここまででもし時間が余れば、希望大学の授業内のテストにも目を通す

最終的に過去問全体で7割取ることができれば、落ちることはほとんどない

【英語科目の場合】

  • 多くの場合はTOEICの点数が換算される
  • TOEICは少なくとも600点は必要

 

 

もし授業の資料等を手に入れられなかった場合は、自分の大学の授業資料や参考書を勉強しましょう。

 

過去問すら手に入らなかった場合は、大学院のホームページから問題をダウンロードして、傾向を確認しておきましょう。

 

これをするかしないかで、網羅しなければならない範囲がかなり違います。

 

面接対策

  • 自身の研究の前任者の論文の内容を確認
  • 自身の研究に出てくる基礎知識を確認
  • 希望大学院での研究ビジョンの想定

※自身の研究内容が決まっていなければ現時点で従事したい研究内容を確認する

 

面接対策に関しては、内部生とほとんど同じです。

 

院試に落ちた場合の進路一覧

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秋の就職活動 ★★★☆☆

  • 有名企業は終わっているが、9月以降からの選考もある

 

有名大手は終わっていることが多いですが、聞いたことがある名前の企業でも残っているところがあったりします。

 

ただ、もし研究に未練があるのであれば、この選択肢はオススメしません。

 

選べる企業枠も少ないですし、大学院にそれほど興味がない場合以外はこの選択肢はあまりオススメしません

 

卒業後に既卒として就職活動 ★★★★☆

  • 一年就職活動を遅らせる

 

就職活動を一年ずらせば、有名大手の選考も受けることができます。

 

1年程度のブランクであれば特に就活には問題はないので、一度卒業してから選考を受けるのもありです。

 

卒業してから就職活動までの間に語学留学や、自分でビジネスをしてみるなど、時間があるからこそできるチャレンジをしてみると良いかもしれません。

 

他大学の院試受験 ★★★☆☆

  • 秋~冬に院試を行なう大学院もある

 

多くの大学は8月に院試を行ないますが、秋から冬にかけて行なう大学院もあります。

 

就職的にも、理系はそれほど大学院名にこだわる必要はないので、他の大学院を受験するのも一つの手です。

 

ただ、残っている大学院の選択肢が少ないので、自分自身があまり納得できない可能性もあります。

 

研究生制度を使って希望大学院に所属 ★★★★☆

  • 研究生として希望大学院に所属すれば、希望研究室で研究しながら次年度の院試対策ができる

 

入学費と授業料を払えば、希望大学に研究生として所属して研究をすることができます。

 

その間にその大学院の院試対策をコツコツすれば、次年度に院試を突破して本格的にその研究室の一員になることができます。

 

院試の過去問や授業資料も得られるので、一石二鳥です。

 

そして、研究生として所属する場合、通常の学生の学費よりも安くなっています。

 

卒論提出をせずに留年 ★★☆☆☆

  • 卒論を見送って留年をすれば、自分の研究室に所属したまま次年度の院試チャレンジができる

 

留年をして一年先送りにする選択肢も可能ですが、これはあまりオススメできません

 

後輩と同学年になるので、なんとも気まずい関係になります。

 

以上が、院試の対策と院試に落ちたときの対処法です。

 

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