今回は『焦りで勉強に集中できない大学受験生|その焦りを武器にする方法5選』について紹介します。
大学受験勉強中は、志望大学合格への不安や成績に関しての焦りなどで毎日悩みますよね。
その焦りのせいで勉強に集中できなくなり、さらに不安になってしまう人もいるでしょう。
しかし安心してください
その受験に対する『焦り』や『不安』は、上手く利用すれば『志望大学合格に必要な最大の武器』となります。
そこで今回は、その『焦り』や『不安』を上手く利用して最大の武器にする方法5選を紹介します。
マネー金
目次
焦りや不安が志望大学合格への武器になる理由
- 勉強の継続に必要な要素は『焦り』や『不安』であり、これらは最終的な成績の伸びに大きく貢献する
以下で上記の内容について説明します。
受験において『焦り』や『不安』が重要な理由
受験に対して『焦り』や『不安』がある人は、真剣に受験と向き合っている証拠です。
そもそも、受験を意識していない人は受験に対して焦ったり不安になったりすることはありません。
この『受験に対する真剣さ』の違いは、後々の偏差値の伸び方に大きく影響します。
今の成績や地頭の良さ等はほとんど関係ありません。
つまり、受験や志望大学合格に対して焦りや不安がある人は、今後成績を大きく伸ばす可能性を秘めているのです。
『焦り』や『不安』が成績の伸び幅に関係する理由
『焦り』や『不安』が後々の成績の大きな伸びに貢献する理由と、成績UPまでの一連の流れは以下です。
- 『焦り』や『不安』から勉強を始める
- 勉強が習慣化
- 勉強量が少ない日や模試の成績の返却日に焦りや不安が生じるようになる
- 焦りや不安により、さらに勉強への脅迫意識が高まる
- 脅迫意識により勉強量や勉強スケジュールを再計画しだす
- 新たな勉強量や勉強スケジュールが習慣化
- 以降③~⑦が反復される
- しばらく経つと自身の勉強スタイルが確立し、焦りや不安ではなく志望校への挑戦心が芽生えだす
- ここまで来れば成績が急に伸びだす
受験時は志望大学に本気であれば本気であるほど、どうしても焦りや不安が生じてきます。
しかし、その焦りや不安は勉強の継続に貢献し、最終的に『挑戦心』というポジティブな感情にまで成長します。
『焦りや不安』が『挑戦心』に変われば、成績が自然と大幅に伸びてきます。
つまり、『焦りや不安』が『挑戦心』に変わるまでの期間が勝負どころと言えます。
『焦り』や『不安』で勉強に集中できない人は今のままでは危険
- 過度な『焦り』や『不安』で勉強に集中できない人は、対策しないと今後成績が下がっていく可能性
『焦り』や『不安』が『挑戦心』に変わる瞬間まで勉強を継続できるかどうかが、受験の結果を左右します。
つまり、その瞬間の前に勉強の継続が正常に行えなくなれば、合格の夢は叶わなくなるということです。
これは、自分で勉強をやめてしまう場合もそうですし、勉強に集中できなくなる場合も当てはまります。
そのため、過度な『焦り』や『不安』が勉強への集中の妨げになっているのであれば、正常に勉強の継続が行なえていないことになります。
本来はプラスに働くはずの『焦り』や『不安』が勉強への集中を妨げているのであれば、すぐにでも対処する必要があります。
そのまま放っておくと、勉強時間を増やしても、成績は下がる一方となるでしょう。
『焦り』や『不安』を志望校合格への武器にする方法5選
- 勉強時と就寝時以外は『焦り』と『不安』は全開にする
- 勉強時と就寝時は『焦り』と『不安』を抑制する
【勉強時の抑制法】
- 焦りや不安で集中できなくなったら勉強場所を変える(周りに人が多い場所を選ぶ)
- 受験関連の漫画・映画・書籍や大学のホームページを読む
- 休憩時間は人と話す(話す人がいなければ景色を見ながらゆっくり散歩すること)
【就寝時の抑制法】
- 一日30分は体を動かすようにする(散歩やサイクリング等)
- 一日の睡眠時間を6時間30分に設定する
『焦り』や『不安』が勉強の妨げになっていないのであれば、特に何も対処する必要はありません。
しかし、『焦り』や『不安』が大きすぎて勉強への集中の妨げになっているようであれば、対処が必要です。
『焦り』や『不安』が勉強への集中力の妨げになるケースは以下です。
【集中力が妨げられるケース】
- 勉強中に不安になり、頭が働かなくなって直接的に勉強に影響が出るケース
- 就寝時に不安になり、睡眠の質が下がって間接的に勉強に影響が出るケース
1.勉強中に不安になり、頭が働かなくなって直接的に勉強に影響が出るケースへの対処法
『焦り』や『不安』が直接的に勉強への集中力の妨げになっている場合の対処法は以下が有効です。
I.勉強場所を変える(周りに人が多い場所を選ぶと良い)
基本的に人間が不安な気持ちになるのは『一人でいる時』です。
一人でいる時は外部からの刺激が少ないので、ワクワク感のようなポジティブな感情よりも、不安や焦りのようなネガティブな感情が優勢になります。
また、慣れた勉強場所は刺激が少ないため、周りに人がいたとしても焦りや不安が生じるかもしれません。
そのため、勉強中に集中できないほどの焦りや不安が押し寄せてきたと思ったら、思い切って勉強場所を変えてみてください。
II.受験関連の漫画・映画・書籍や大学のホームページを読む
本当は思いっきり遊びに出かけるのが一番のリフレッシュ方法なのですが、遊びに行ったことが更なる焦りや不安を生むという人もいます。
そのため、『受験関連の』漫画や書籍、大学のホームページなどを見て、受験への意欲を高めつつ息抜きすると良いです。
私は焦りと不安で英語の文字が一切頭に入ってこなくなった時、ドラゴン桜を読んで心を静めていました。
受験関連の良い情報も得られるだけでなく、漫画としても楽しめるので、罪悪感に苛まれることなく息抜きができます。
なにか自分が見てみたいと思う受験関連のモノを見て息抜きしてみると、意外と焦りや不安が静まりますよ。
III.休憩時間は必ず人と話すようにする
人との会話は一番の薬です。
会話が終わる頃には、心の中の焦りや不安がどうでもよくなっていることも多々あります。
一緒に勉強をする友達がいる人は、焦りや不安が押し寄せてきたタイミングで友達と休憩を取ると良いでしょう。
一緒に勉強する人がいない人は、休憩時間は外の景色をゆっくり見ながら散歩してください。
これだけでもかなりリフレッシュできます。
2.就寝時に不安になり、睡眠の質が下がって間接的に勉強に影響が出るケースへの対処法
『焦り』や『不安』が間接的に勉強への集中力の妨げになっている場合の対処法は以下が有効です。
I.一日30分は体を動かすようにする(散歩やサイクリング等)
受験勉強中はほとんどの時間座っているので、体を動かすことがありません。
そのため、基本的に多くの人が夜眠れなくなる経験をしたことがあると思います。
私はただでさえ睡眠を取るのが苦手な上に体を動かすこともなかったため、よく眠れなくて困っていました。
しかし、1日30分サイクリングをした日はすぐに眠ることができました。
体が疲れていれば『焦り』や『不安』の前に眠気が来て、睡眠が妨げられることも減るので、是非体を動かしてみてください。
II.一日の睡眠時間を6時間30分に設定する
たまに睡眠時間を削る受験生がいますが、睡眠時間が短いとホルモンバランスが崩れ、より不安に感じやすくなったり、集中力が低下してしまいます。
睡眠は精神状態とリンクしているので、睡眠時間はしっかり確保するようにしてください。
ただ、いくら睡眠時間が重要と言えど、寝すぎると夜眠れなくなって睡眠サイクルが不安定になってしまいます。
そうなると、これもまたホルモンバランスの乱れに繋がってしまうので、6時間30分睡眠が最適でしょう。
大学受験での焦りや不安を武器に変えるために
焦りや不安は受験合格に必要なものです。
焦りや不安が芽生えて初めて本当の受験生になったとも言えます。
ただ、あまりにもそれらが強すぎるがあまり勉強に集中できない人は、対処する必要があります。
是非今回の対処法を試してみてください。
もし焦りや不安による勉強の集中力さえ克服できれば、周りの誰よりも成績を伸ばすことも不可能ではありません。
たとえ今成績が振るわなかったとしても、気にすることはありません。
入試2か月前にD判定やE判定を出しても合格できた人もいるくらいなので、今の成績の悪さで落ち込むことなんてないですよ。