【数学が苦手な人】公式を使いこなす!効率いい覚え方を東工大卒が紹介

 

今回は『【数学が苦手な人】公式を使いこなす!効率いい覚え方を東工大卒が紹介』について紹介します。

 

数学に苦手な意識を持っている人の多くは、このように感じたことがあるのではないでしょうか。

 

マネー金

こんなにたくさんある公式、覚えられない

 

問題になるとなぜか公式がうまく使えない

スカイウォーカー

 

じつは、これらの悩みの最も大きな原因は「暗記のしかた」にあるのです。

 

そこで今回は、公式も覚えられて、問題の中でも使いこなせるようになる暗記法を紹介したいと思います。

 

 

数学の公式を使いこなせない原因

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数学の公式を使いこなせない人には共通の原因があります。

 

それは、公式を完全に暗記をしようとすることです。

 

そのため、もし数学を「苦手」から「得意」に変えたいのであれば、まずは以下を意識してみてください。

 

苦手を克服する第一歩

  • かならず公式の暗記は後まわしにすること

 

マネー金

覚えないといけないのに、どういうこと?

 

たとえば、余弦定理を覚えるとき「c2=a2+b2-2ab cos C」と何度も音読したり、書き写したりして、完ぺきに暗記ができてから問題演習に入っていませんか?

 

じつはこの覚え方は、いわゆる「短期記憶」に該当します。

 

短期記憶の強み

  • 短い時間で覚えることができる
  • 本番まで時間がない時に効果を発揮する

短期記憶の弱み

  • すぐに忘れてしまう
  • 暗記知識をうまく応用できない

 

短期記憶は、定期テスト前日の夜や、大切な試験の当日など、本番直前に効果を発揮します。

 

しかし、覚えていられる時間も短く、さらに応用も利きません。

 

公式はすべて頭に入っているのに、なぜか問題が解けない」という人は、このケースに当てはまります

 

数学が得意な人の公式の覚え方

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一方で、公式を長く覚えていられて、応用も利かせられる人は以下のやり方をしています。

 

正しい暗記の仕方

  1. 公式や定義にさらっと目を通す
  2. 公式や定義ページを見ながら問題を解く
  3. 公式や定義を音読したり書いたりして暗記する

まずは、公式や定義にはさらっと目を通すだけにしましょう。そして、「ふーん」程度にながめたら、実際に問題を解いていきます。

 

当然、このとき公式や定義を暗記してないので、自力では解けません。そのため、公式や定義のページを見ながら、問題を解いていきます。

 

何問か解いてみたら、そこで初めて演習時の図やイメージを思い出しながら、公式や定義を暗記するようにしましょう。

 

覚え方は、今みなさんがしているような「音読」や「書き写し」でかまいません。

※詳細は動画を参照

 

このやり方のメリットは、問題のなかで公式や定義に触れることで、どんなイメージの時に公式と結び付けられるかを、体験として覚えることができる点です。

 

このように、イメージや体験とともに知識を覚える記憶法は「長期記憶」に該当します

 

長期記憶の強み

  • 長く覚えていられる
  • 暗記した知識の応用が利く

長期記憶の弱み

  • 最初にすこし手間と時間がかかる

 

長期記憶は、受験や人生経験など、応用が必要かつ長く覚えていなければならない時に効果的な暗記法です。

 

しかし、最初にすこし手間がかかるので、多くの人は不安になって自ら短期記憶に逃げるのです。

 

短期記憶と長期記憶を実感しよう

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では、ここで短期記憶と長期記憶のテストで実感してみましょう。

 

短期記憶の簡易テスト

以下の6つの条件を1分で暗記してみてください。

1分で暗記

  1. りんごを6個購入
  2. みかんを3個売却
  3. 梨を半分にカット
  4. かきはブドウと交換
  5. りんごとみかんは梨と交換
  6. バナナはつぶす

 

では、いま覚えた6つの条件の中から3問をテストします。

※再生8秒後に答えが表示されます

 

さて、何問正解しましたか?

 

長期記憶の簡易テスト

以下のアニメーションを見たあとに、6つの条件を20秒で暗記してみてください。

 

20秒で暗記

  1. 敵が青色なら攻撃力4倍
  2. 敵が赤色なら攻撃力半減
  3. 敵が3体なら全体攻撃可能
  4. 敵が5体なら1体に対して連射可能
  5. 先制攻撃されたら武器は壊れる
  6. 先制攻撃したら武器が2つ増える

 

では、いま覚えた6つの条件の中から3問と、応用1問をテストします。

※設問4秒後ごとに答えが表示されます

 

いかがでしょうか。

 

長期記憶の方が覚えていられるし、ひらめくまでの早さ、応用力があったのではないでしょうか。

 

そのため、数学を勉強するときは完ぺきな暗記を後まわしにして、まずは「問題のなかで公式を体験」するようにしましょう

 

そうすれば、公式や定義が覚えられないという悩みや、公式を覚えたのに問題で使いこなせないという現象は減るでしょう。

 

さらに、今回紹介した「イメージや体験と結びつけてから暗記をするやり方」は、数学の公式や定義だけではなく、ほかにも応用できます。

 

たとえば、英単語や構文知識の暗記に苦戦している場合や、理科・社会の暗記単元にもおおいに活用できる方法です。

 

なので、ぜひ数学以外の科目でも試してみてください。