今回は『大学受験生がゴールデンウィークにやること3つ|ここで周りと差がつく』について紹介します。
ゴールデンウィークをどう活用すればいいか分からない、という受験生は少なくないと思います。
実は、ゴールデンウィークは周りの受験生と差をつけるチャンスです。
そこで今回は、大学受験生がゴールデンウィーク中にやるべきこと3つを紹介したいと思います。
マネー金
ゴールデンウィークで周りの受験生と差がつく理由
【①勉強時間】
- 受験生の想像以上に多くの勉強時間を失うことになるから
【②勉強のルーティン】
- 受験勉強のルーティンを継続できた人とできなかった人とで今後の勉強量に差が生じ始めるから
【③誘惑への耐性】
- 一度『周囲の誘惑』に屈すると、それがクセ付いてしまう可能性が高いから
①勉強時間
- 高校生の場合、ゴールデンウィーク中に勉強しなければ、周りから1か月近くの遅れを取ってしまうことになる
高校生の場合、普段は学校があるため平日の勉強時間はせいぜい4時間程度です。
一方で、ゴールデンウィーク中は一日中勉強に時間を費やせるので、10時間近く勉強することが可能です。
そのため、ゴールデンウィーク中にしっかり勉強した人は、合計70~100時間の勉強量を確保したことになります。
もしゴールデンウィーク中に一切勉強しなかった人が、平日の勉強時間でこの勉強量に追いつこうとしたら、18~25日ほどかかります。
約1か月近くの遅れを取ることになるのです。
たかがゴールデンウィーク中の数日、しかしその『たかが数日』が1か月近くの差を生むことになるのです。
なので、高校生は特にゴールデンウィークを上手く活用することをオススメします。
②勉強のルーティン
- 一度作ったルーティンが途切れると、元に戻すのに結構な時間がかかる
ゴールデンウィークの場合、連休が続くので、一度勉強のルーティンを切らしてしまうと次に勉強するまでの期間が空いてしまいます。
一度ルーティンが崩れると、再び習慣づけるところからスタートになるので、元に戻るまでに時間がかかってしまいます。
また、ゴールデンウィーク中は受験生以外の周りの人も浮かれ気分になっています。
そのため、それにつられて「今日だけはいっか」という甘えが生じないように、気をつける必要があります。
もし遊んで気分転換したいのなら、ゴールデンウィーク最終日に遊ぶことをオススメします。
なぜなら、次の日に学校で強制的に受験勉強の環境に引き戻されるので、ダメージが少ないからです。
③誘惑への耐性
- 今後、夏休みや冬休み、お正月などの誘惑が多いタイミングでも同様に怠けてしまう可能性が出てくる
勉強を習慣化している人が数日サボってしまうと、サボることへのハードルが低くなってしまいます。
そして最終的には、勉強に集中できる日よりもサボる日の方が多くなってきてしまう可能性があります。
1日程度の息抜きなら特に問題はありません。
しかし、連日で息抜きをしてしまうと、徐々に息抜きをすることへのハードルが低くなっていってしまい、サボり癖がついてきます。
こうなると、坂道を転げ落ちるように、どんどん勉強への意欲が無くなっていきます。
頭では勉強をしないといけないとは分かっていても、どうしても集中して勉強できない、ということにもなりかねません。
そのため、もし息抜きをするのなら、ゴールデンウィーク最終日に1日だけ息抜き日を取るようにしましょう。
それまでは出来るだけ誘惑と戦って打ち勝つ経験をし、誘惑への耐性を上げましょう。
大学受験生がゴールデンウィークにするべきこと3つ
- 苦手科目や単元があれば、そこだけを集中的に初めからやり直す(★)
- 今までの勉強スケジュールの見直しとこれからの勉強スケジュールの再計画(★)
- 志望大学の過去問を試しに解いてみる&出題傾向を分析してみる
1.苦手科目や単元の復習
- 例えば、数学の数列が苦手なら数列だけ、英語の関係代名詞が苦手なら関係代名詞だけを、ある程度理解できるまで取り扱う
※特にこの時期は『英語』と『数学』を中心的に扱うこと
ゴールデンウィーク中は、苦手科目や苦手単元に絞って集中的に復習しましょう。
自力で問題をスラスラ解けるようにする必要はありません。
解答解説を見ながら理解ができる程度でもいいです。
とにかく、『その教科やその単元の原理が分からない』という状況は克服しなければなりません。
恥を捨てて初歩レベルから読み進め、ザっと理解できたと思ったら問題を試しに解いて感覚を把握しておく必要があります。
自分で参考書を読んでも理解できないということであれば、スタディサプリを利用してみてもいいかもしれません。
2.勉強スケジュールの見直し
- ゴールデンウィークまでの計画がどのくらい遂行できたか
- もしできなかったのなら、できなかった原因は何か
- ゴールデンウィーク後から夏休みまでの間はどのようなスケジュールで勉強するか
ゴールデンウィーク中は、勉強へのやる気が出ないという時もあるでしょう。
ただ、やる気が出ないからと言って何もしないのは非常にもったいないです。
どうせやる気が出ないのであれば、いつかはやらなければならない『勉強計画の見直し』『勉強計画の立てなおし』をしましょう。
特に、ゴールデンウィークまでの勉強計画が上手くいっていなかった場合は、その原因を特定しましょう。
その上で、その原因が今後も続きそうなのか、それとも今後はなくなるのかを考慮したうえで新たな勉強計画を立てましょう。
【勉強計画の立て方】
- 各科目ごとの目標のレベル
- 今の自分の各科目のレベル
- 各科目ごとの目標到達までにかかる時間をザっと計算(現在のレベルの参考書演習から目標レベルの参考書演習が終わるまでにかかる時間)
- どの時期までにどの科目を目標付近まで上げていたいかを決める
- その時期から、各科目ごとの目標到達までにかかる時間を逆算
- 上記の大体のスケジュールが決まれば、あとは一日の勉強時間に従って参考書を進めるのみ
3.志望大学の過去問分析
- ゴールデンウィーク中になかなかやる気が出ないという時に志望大学の過去問を見てみる
ゴールデンウィーク中にどうしてもやる気が出ない人は、志望大学の過去問を解いてみてください。
新たな刺激を受け、再びやる気と喝を入れてもらえると思います。
また、せっかく時間を多く持て余しているのなら、この機会に過去問分析も同時にしておきましょう。
ゴールデンウィークの過ごし方で志望大学の合格可能性が変わる
【ゴールデンウィークに勉強しなかったら】
- 受験生の想像以上に多くの勉強時間を失うことになる
- 受験勉強のルーティンを継続できた人とできなかった人とで今後の勉強量に差が生じ始める
- 一度『周囲の誘惑』に屈すると、それがクセ付いてしまう可能性が高い
【ゴールデンウィークにするべきこと3つ】
- 苦手科目や単元があれば、そこだけを集中的に初めからやり直す(★)
- 今までの勉強スケジュールの見直しとこれからの勉強スケジュールの再計画(★)
- 志望大学の過去問を試しに解いてみる&出題傾向を分析してみる
以上がゴールデンウィークに勉強をする意味と、するべきこと3つです。