今回は『就職活動時に外資系企業や日系大手企業に採用される人の3つの行動』について紹介します。
外資系企業や日系大手企業は就活生の中でも人気が高いです。
なんとしてでも内々定を獲得したいという人も少なくないでしょう。
そこで今回は、就活でライバルに勝てる人が行なっている3つの行動について紹介したいと思います。
マネー金
ライバルに勝つために、まずは就活におけるライバルの数を知る必要があります。
就活人口と就活におけるライバルの数
就活人口と、自分が受けようと思っている志望企業のライバル数はどのくらいなのでしょうか。
就活全体の就活人口
- 日本全体での就活人口は60万人ほど
外資企業や日系大手企業を志望している人は、是非自分で計算して推測してみてください。
日本の人口を1億2000万人、日本人の平均寿命を80歳と仮定
1歳あたりの人口は、1億2000万人÷80歳=150万人です。
続いて就活中の人口を求めます。
本採用時のボリューム層は学部4年生なので、今回は主に学部4年生の就活人数について求めたいと思います。
上記の計算結果から、大学四年生の歳(22歳)の人間は日本に150万人います。
四年大学進学率は約5割、就職意志がある人が約8割であると仮定します。
すると、150万人×0.5×0.8=60万人となります。
各業界ごとの就活人口
- 各業界ごとの就活人口は4万6000人ほど
日本における主要な業界を以下と仮定します。
金融
不動産・ディベロッパー
コンサル・シンクタンク
物流
IT
インフラ
機械・製造メーカー
食品・飲料メーカー
小売り
サービス
娯楽・レジャー
教育
国営
本来は、志望人気度で加重する方がよいのですが、大まかな数値のみ知りたいので、単純計算で60万人÷13業界≒4万6000人とします。
会社ごとの人口
- 有名な企業を受ける人口は2300人ほど
有名企業は1業界において10社ほどでしょう。
ここで、有名企業にエントリーする人の割合を5割ほどと仮定すると、(4万6000人×0.5) ÷10社=2300人
有名な1企業あたりの倍率
- 有名な1企業当たりの倍率は40倍ほど
上記うち、1企業当たりの平均の受け入れ人数を約60人と仮定すると、2300人÷60人≒40倍
つまり、あなたは40人のうちの1人に選ばれなければならないのです。
採用される人の行動1:思考プロセスを立てる訓練
- 本などでフェルミ推定、ケーススタディの練習をすること
先ほど披露したライバル数の推定法は「フェルミ推定」と呼ばれる思考法ですが、この思考プロセスが就活において非常に重要なのです。
つまり、「目的設定」「定義の仮定」「経験や知識の参照」「ロジックの構築」などの思考プロセスが就活において重要ということです。
これは、就活軸を定めるときにも必要ですし、受けたい企業を選ぶ際にも重要です。
そして先ほどのような思考プロセスは、「グループディスカッション」や「面接」などでも活きてきます。
企業は「経営理念にマッチしそうな人」「共に働きやすい人」「地頭が良い人」を探しているのですが、前者2つは選考だけでは把握することができません。
面接では、嘘や建前が当たり前の世の中ですし、共に働きやすい人かどうかなんて、1か月ほど一緒にいないと見えてこないです。
そのため、企業側は面接での受け答えの速さや論理性、グループディスカッションでの思考力等、目に見えやすいもので判断します。
地頭というと「そんなの生まれつきのものじゃん」と思う方がいるかもしれませんが、地頭というものはセンスではありません。
鍛えることでいくらでも成長します。
今は調べればネットに情報が転がっている時代ですが、ぜひ自分で仮定を立てながら思考してみるクセをつけてみてください。
続けていれば、選考の通過率がかなり上がっているはずです。
就活でも非常に使える思考テクニックを学べる参考書を紹介しておきます。
採用される人の行動2:合同説明会ではなく座談会
- 合同説明会はネットで得られる情報しかないため、座談会等のイベントを優先的に応募すること
志望企業が決まっていなくて、何がしたいかも定まっていないという方にとっては、合同説明会は有意義な時間になるかもしれません。
しかし、志望企業がある程度絞れている方にとっては、ただの人の多いだけのイベントでしかありません。
深い質問もなかなかできず、説明内容も表面的なものでしかないためです。
私がオススメするのは、その会社の座談会等、少人数相手に開かれる説明会です。
1年を通して就活イベントを見ていると、どの企業でもこのようなイベントを開いています。
そしてここが重要なのですが、1つの企業は1度の座談会参加だけで十分です。
その会社に仲のいいOB、OGでもいない限り、それ以上の情報は就活段階で得ることはできません。
余った時間はネットで情報を調べる等、別のことに使いましょう。
採用される人の行動3:色んな業界の企業を受ける
- 2つ目の行動により確保した時間を色んな業界の企業の選考に回すこと
一切興味のない会社、全く知らないベンチャー企業等、何でもいいので、選考を受けまくってください。
就活の選考フローは主に「①ES提出②グループディスカッション③面接(1~4次あたりまで)」となっています。
複数企業受けることで、上記①~③を繰り返し練習することができるので、かなり鍛えられます。
【複数企業受けるメリット】
- どういうESが落ちて、どういうESが受かりやすいかの傾向が分かってくる
- 面接に慣れてくるため、頭が真っ白になることがなくなる
- 面接の質問パターンが分かってくるため、アドリブを入れる心の余裕も出てくる
- グループディスカッションでの勝ちパターンが分かってくる
- グループディスカッションのテーマ被りでラッキーなことがある他、思考パターンが身についてくる
- 内々定を貰えたら滑り止めになって心が楽になる
ここを活かせるかどうかで本採用通過の確率は大きく変わります。
外資企業や大企業に採用される人の行動まとめ
【1つ目の行動】
- 答えをすぐにネットで調べるのではなく、1度思考プロセスを自分なりに立ててみて、その後に正解を調べること
【2つ目の行動】
- 合同説明会に行く暇があるのなら座談会1回を大切にして、余った時間を他のことに使う
【3つ目の行動】
- 色んな業種、企業を受けることで、自分の就活スキルをアップさせる
以上、ここまで就活でライバルに勝つための方法を紹介しましたが、これはあくまで内々定をとることを目的としています。
「地頭力アップを目指したい」という方や「外資企業を受けたい」という方は、上で紹介した2冊を学んだうえで、以下の参考書も読んでみてください。
就活エージェントをお探しの方は ↓↓↓