今回は『器用貧乏は大学受験で逆転合格しやすい|逆転合格するための環境が必要』について紹介します。
大学受験において、落ちこぼれの状態から逆転合格する人は毎年一定数以上います。
この記事にたどり着いたあなたもまた、逆転合格予備軍のうちの一人です。
では、逆転合格予備軍から逆転合格者のうちの一人になるにはどうすればいいのでしょうか。
その答えは、器用貧乏な人がある一つの環境を手に入れることです。
現時点で器用貧乏かつ落ちこぼれという方は、志望大学に逆転合格するチャンスです。
マネー金
器用貧乏が大学受験で逆転合格しやすい理由
- 眠っている強い承認欲求が普通の人よりも圧倒的に強いから
①器用貧乏な人の特徴
- 環境順応力の高さ
- 自分自身への自信
器用貧乏な人は、小さい頃から何でも要領よくこなします。
それを可能にしているのが、器用貧乏な人の環境順応力の高さです。
どのスポーツも初めからある程度できたり、誰とでも可もなく不可もなく接することができるのはこれのおかげです。
このある程度何でも要領よくこなす経験が年々増えていき、その度に周りから称賛されると、何でもできて当然と思うようになってきます。
つまり、自分自身の存在に自信がついてくるのです。
②器用貧乏が大学受験で逆転合格しやすい理由
- 受験開始時に必ず大きな挫折をする
- 挫折が器用貧乏な人を2通りの行動に導く
- 1つ目は言い訳をして逃げる行動
- 2つ目は努力して周りを追い抜く行動
それぞれについて以下で説明します。
1.受験開始時に必ず大きな挫折をする
- 受験では努力がすべてなので、器用貧乏な人は一度大きく挫折をし、その後大幅に成長をする
器用貧乏な人は、自分から望んで努力して何かを得ようとする欲求があまりありません。
ある程度何でもできてしまうので、何かを始める時にやりがいをあまり感じないからです。
未挑戦の領域のモノも『自分ならやればできるだろう』と思って興味をなくしてしまうのです。
しかし、受験勉強においてはここが落とし穴となります。
体育などのスポーツや家庭科の裁縫や料理などは、周りが全員自分と同じ素人です。
そのため、素人同士の勝負になり、器用貧乏な人はその『素人』の中でトップレベルです。
しかし、大学受験の場合はそうはいきません。
大学受験の場合、勉強が好きでもない人でも受験生はみんな毎日数時間勉強しています。
昔からコツコツ努力してきたという人も少なくないでしょう。
そうなると、もはやこれは『素人同士の勝負』ではなくなります。
もし勉強をしてこなかった人だとしたら、部活経験者たちの中に入って『器用貧乏だから多少の努力ですぐ抜かせる』と言っているようなものです。
そして、受験ではセンスはほとんど関係なく、努力量がすべてです。
そのため、器用貧乏な人は受験勉強を始めると、一度大きく挫折します。
この『受験勉強開始時の大きな挫折』が、器用貧乏な人を逆転合格へ導いてくれます。
2.挫折が器用貧乏な人を2通りの行動に導く
【1つ目】
- 言い訳を用意して、かっこよく見えるように逃げる
【2つ目】
- 陰で努力して何が何でも追い抜けるように頑張る
器用貧乏な人は、今まで少しの努力で人より何でもこなしてきた人種です。
勉強においても、「今までやっていなかっただけで、やればすぐに追いつくことができる」と思ってしまいがちです。
しかし、受験はそんなに甘くありません。
人一倍自分に自信を持っている器用貧乏な人が一度自信を砕かれると、ある2通りの行動に移ります。
1通り目の行動を取ってしまうと、当然逆転合格なんて到底不可能です。
2通り目の行動を取れば、逆転合格の可能性がグンッと上がります。
ただ、2通り目の行動を取るためには、器用貧乏な人の奥底に眠る『強い承認欲求』を最大に刺激する必要があります。
そのため、大抵の器用貧乏な人は1通り目の行動を取ってしまいます。
もし2つ目の行動を取りたいのであれば、ある一つの環境を手に入れなければなりません。
逆転合格のために器用貧乏が手に入れるべき環境
- 自分の周りの人間全員に『今の自分の成績』と『志望大学』を宣言すること
※少なくともクラス内の同級生・教師・親
大抵の器用貧乏な人は自ら可能性を放棄してしまう
- プライドをかけることのできる環境にいないから
- 受験勉強に自分のプライドをかける価値を見出せていないから
今勉強の成績があまり良くない器用貧乏な人は、そもそも受験勉強に自分のプライドをかける価値を見出せていません。
【例えば】
- 今「お前ダンゴムシ丸めることできないだろ?俺は一瞬でできるぜ』と煽られても、「そうですか…」としかなりませんよね。
- それはあなたが「ダンゴムシを丸めること」にプライドをかける価値を見出せていないからです。
- しかし、もし急に日本が変わって「ダンゴムシを丸めるのが早い人が偉くなれる」という仕組みができたとしたらどうでしょう。
- 偉くなるという目的のために、真剣にダンゴムシを丸める練習をしますよね。
- そうなると、ダンゴムシを丸めることに全力を注ぐため、そこにプライドをかける価値が発生します。
- もしこの環境の中で、再び他人に「お前ダンゴムシ丸めることできないだろ?」と煽られたらどうでしょう。
- おそらくカチンときて、丸める努力をして相手を見返そうと思うでしょう。
つまり何が言いたいかというと、器用貧乏で勉強の成績があまり良くない人は、『プライドをかける環境』『プライドをかける価値』の2つが不足しているのです。
一度この2つを手に入れることができれば、器用貧乏の人は非常に強いです。
承認欲求や自信は、すべての成功の火種です。
それを長年培ってきた器用貧乏は、普通の人だとなかなか耐えられない苦しみにも、プライドのために耐えることができます。
これが、器用貧乏な人ほど大学受験で逆転合格しやすい理由です。
逆転合格できる器用貧乏人になるための環境
- 今の自分の成績の悪さと自分の志望大学を『親・教師・同級生』に宣言
- 『馬鹿にする人』『お世辞を言う人』『応援してくれる人』等が出現
- 誰かしらの言動にプライドが刺激される
- もし刺激されなくとも、全員が知っているのでもはや逃げられない環境
では、受験勉強において『プライドをかける環境』『プライドをかける価値』とは何でしょうか。
『プライドをかける環境』は、実はすでに整っています。
なぜなら、『受験生』という枠組みの中では、その人のランクは『勉強の成績』で決まるからです。
問題は2つ目の『受験勉強に対してプライドをかける価値』を本人が感じているかどうかです。
この『プライドをかける価値』は、本人の価値観次第で多少異なってきます。
例えば、自分より成績がいい人に馬鹿にされて刺激される人もいれば、自分より成績が下の人に馬鹿にされて刺激される人もいます。
異性に馬鹿にされてプライドが刺激される人もいるでしょう。
自分がどのタイプの人間なのかは本人にしか分かりませんし、本人すら気づいていないことがほとんどです。
なので、実際にすべてのパターンを経験してどのタイプなのか自分自身で把握しましょう。
この方法は本当に効果があります。
器用貧乏な人は逆転合格のチャンス
器用貧乏かつ、今成績があまり芳しくないのに逆転合格したいという人は、今が努力をするチャンスです。
せっかくチャンスが目の前に転がっているのなら、挑戦してみましょう。
上手くいけば、『何でもできるけど何も突出していない人間』から、努力を貫いて一つの物事を極めた人間に変わることができますよ。