今回は『大学受験でスランプに陥った時の原因と対処法3つ|誰でも一度は経験する』について紹介します。
今まで通り勉強しているはずなのに、急に問題が解けなくなったり、成績が落ちる時ってありますよね。
私も大学受験生の頃、スランプに陥ってしばらくの間苦しんだことがあるので、不安な気持ちは非常に分かります。
実は、この大学受験中に発生するスランプには3つの原因があります。
その3つの原因さえ解決することができれば、誰でもスランプを抜け出すことができます。
マネー金
大学受験におけるスランプの3つの原因と対処法
大学受験におけるスランプの原因は以下の3つです。
- 過度の不安や焦り
- 知識不足や片寄り
- 原理の理解不足
1.過度の不安や焦りが原因の場合
【該当する人の特徴】
- これ以上頑張ることができないと自分で思える人以外
不安や焦りで頭が真っ白になり、問題が解けなくなるのは別に稀な事ではありません。
多くの受験生がどこかのタイミングで一度は経験することでしょう。
そしてその経験がトラウマになり、さらなる不安や焦りを生んでしまうというスパイラルに入り込む人もいるでしょう。
私がまさにそれでした。
こうなると、模試の成績はもちろんのこと、普段の勉強時でも頭に何も入ってこなくなることがあります。
しかし、この現象は「自分でこれ以上できないと思うほど努力を続けること」で解決できます。
これだけやってもどうしようもないのなら、もう仕方がないと思うほど努力をすれば、そのうち不安や焦りが消えていきます。
そして、徐々にそれ以降から不安や焦りが自信に変わっていきます。
過度な不安や焦りが自分の中で強く表れているうちは、まだ自分の中に余裕がある証拠です。
自分が自分を認めることのできる努力まで達すれば、自然とメンタル要因によるスランプは消えていくでしょう。
【スランプに陥った時の勉強】
- この期間は頭に入ってくる科目を中心に勉強すること
2.知識不足や片寄りが原因の場合
【該当する人の特徴】
- 受験勉強を始めて半年ほど経った人
- 偏差値が51~59周辺の人
こちらは、主に成績がスランプに陥っている人が該当します。
大学受験を始めてある程度の期間が経つと、一定の知識がついてきます。
そのため、最初に時期に比べると学力も大幅に上がっており、その学力は成績にも反映してきます。
しかし、この段階で身についている知識や学力は、大学受験に必要な知識の一部でしかありません。
つまり、知識の偏りがあるのです。
ここで模試やテストを思い出してみてください。
【成績の伸び悩みや不安定さの原因】
- 模試やテストは「(1) 毎回出題される頻出問題」「(2) ランダムで出題される非頻出問題』で構成
- 知識に偏りのある人が解くことができるのは「(1) 毎回出題される頻出問題」
- たまに「(2) ランダムで出題される非頻出問題」の中で知っている問題が運よく出る
⇒ 毎回出題される頻出問題以外で点を獲得できるかどうかは運次第
つまり、運よく非頻出の問題を当てることができない限り成績が伸び悩むということです。
自分の成績が伸び悩んでいる時に周りが成長すれば、相対的に偏差値も下がることになります。
この場合の対策は、ただひたすら正しい勉強法を続けるのみです。
3.原理の理解不足が原因の場合
【該当する人の特徴】
- 受験勉強を始めて1年ほど経った人
- 偏差値が56~64周辺の人
こちらも、主に成績がスランプに陥っている人が該当します。
大学受験を真剣に1年ほど続けると、ある程度の幅広い知識がついてきます。
そのため、知識不足や知識の片寄りにより模試で点を落とす頻度も減ってきます。
つまり、全体の知識がある程度網羅できている段階です。
では、なぜ幅広い知識が身についているにもかかわらず、点数が伸びなくなるのでしょうか。
その原因は『原理の理解不足』です。
正直な話、大学受験は原理を一切理解せずに丸暗記をするだけでも、偏差値60周辺まで成績を上げることができます。
しかし、ここからもうワンランク上げようとすると、暗記だけでは不可能です。
原理を理解した上で『今までの知識を組み合わせる』必要があるからです。
そのため、効率の良い暗記で成績を順調に上げてきた人も、この段階で一度成績が伸び悩みます。
この伸び悩みから抜け出すためには、『今までに頭に入れてきた知識の原理の理解』が必要になってきます。
原理の理解不足の場合の解決手順①
- 『絵』や『図』を書いて知識を説明できるようにしておくこと
本当に原理から理解できている人は、『絵』や『図』を用いてその内容を解説することができます。
しかし、その知識の原理や概念を根本から理解していないと、『絵』や『図』を使って相手に理解させる解説はできません。
優秀な塾や予備校の講師はよく『絵』や『図』を用いて概念を分かりやすく解説していますよね。
あれは原理を真に理解しているからこそできる技です。
皆さんも『原理の理解』のために、『絵』や『図』を用いて解説する練習をしておいてください。
最初はなかなか、『絵』や『図』を用いて分かりやすく解説するのが難しいと思います。
しかし、慣れてくれば原理を理解するためのコツが分かってくると思います。
原理の理解不足の場合の解決手順②
- 頭に入っている知識の原理を『スマホで動画撮影しながら』説明すること
原理を理解して『絵』や『図』を用いて解説したとしても、それが分かりやすい説明かどうかの判断は相手がいないとつきません。
友達などに説明できればいいのですが、おそらく毎回原理から解説を求めてくる友達がいる人は少ないでしょう。
そのような友達がいる人の場合は、その友達を利用して分かりやすく『絵』や『図』を用いて解説してみてください。
しかし、このような友達がいない方は、『絵』や『図』を用いた分かりやすい解説を動画で撮影しましょう。
動画で自分の解説が記録に残ると思うと、できるだけ分かりやすく、かつ間違いのないように解説する気になります。
ノートと手元をスマホで撮影しながら説明するといいでしょう。
原理の理解不足の場合の解決手順③
- できる人は撮影後の解説動画をSNSの受験勉強アカウントに投稿すると良い
動画を撮ったなら、個人情報漏洩に細心の注意を払いながらSNSの受験勉強アカウント等に載せてみましょう。
ハッシュタグで「大学受験」「その単元」などを載せれば、解説に対する反応を貰えることもあります。
声が気になる方は、無料のスマホ動画編集アプリで音声を簡単に変えることができます。
大学受験でスランプに陥った時の対処法まとめ
- 原因が過度の不安や焦りの場合は、これ以上頑張ることができないと自分で思えるまで努力することで解決できる
- 原因が知識不足や片寄りの場合は、正しい勉強法を続けていると解決できる
- 原因が原理の理解不足の場合は、以下の手順に従うこと
- ①『絵』や『図』を書いて知識を説明できるようにする
- ②知識の原理を『動画撮影しながら』説明する
- ③解説動画を『SNSの受験勉強アカウント』に投稿する
他人に『図』や『絵』を用いて分かりやすく解説することは非常に重要なので、是非実行してみてください。
他人に解説するとなると、「なぜこうなるのかも解説した方がいいな」等の感情が働き、原理の追究意欲も上がります。
その原理をアプトプットすると、さらなる知識の定着にも貢献します。
是非、上記で紹介した手順を実行してスランプを抜け出してください。