今回は『大学受験直前期に親が子供にするべきこと|これで受験の結果が変わる』について紹介します。
大学受験直前期は、受験生の不安とストレスがMAX状態なので、干渉の仕方が非常に難しいです。
気にかけすぎるとストレスを与えかねないし、気にかけなさ過ぎもいけません。
そのため、親が気にかけつつもあまり干渉しないように意識しなければなりません。
そこで今回は、親が適度に干渉して子供の本番時のパフォーマンスを最大化する方法を紹介します。
マネー金
大学受験直前期に親がしてあげるべき項目
- 成績や勉強については親から一切触れない
- 消化の良い健康的な食事を作ってあげる
- 受験願書等の発注、入試時の移動・宿泊手続き
1.成績や勉強について親から一切触れない
- 親の発言へのイライラや不安が原因で勉強に集中できなくなる可能性が高いため
※子供のいない場所で話す時も、声漏れなどしていないか細心の注意を払うこと
大学受験直前期は、受験生が最も不安になる時期です。
受かるかどうかわからない、入試までの短時間で何をするべきなのかも分からない、そのような不安の中で自分と戦っています。
時には、その苦しさから逃れるために多少息抜きする受験生も出てくるでしょう。
しかし、ここは何も言わず、優しく見守ってあげてください。
『勉強しろ!』『志望大学下げたら?』等のネガティブな発言は禁句ですが、『頑張って!』等のポジティブな発言も控えた方が良いでしょう。
受験生によるアンケートで、『頑張って』等の他人ごとに聞こえるワードにイライラしたという回答が意外と目立ちますからね。
あくまで、子供が自ら受験の話を持ち出して、解決策を求めてきた時のみアドバイスしましょう。
受験直前期は基本的に受験関連以外の話をすると良いですよ。
2.消化の良い健康的な食事を作ってあげる
- 入試直前期は体調を崩しやすいので、健康的な食事により免疫システムを高めると良い
※子供の好きなものを食べさせたいかもしれないが、2週間に1度ほどにしておく
意外と軽視してしまいがちなのが『食事』です。
特に入試直前期はウイルス性の病気も流行るので、十分に注意しておきましょう。
入試直前期に体調を崩すと、受験生は『大事な時期に勉強時間を失った』と落ち込んでしまいます。
失った勉強時間そのものよりも、この焦りや気持ちの低下の方が受験結果に悪影響を及ぼします。
焦りと不安は脳のパフォーマンスを著しく低下させるからです。
このような悲劇に陥らないためにも、食事からしっかりと健康を考え、万全の状態で受験に臨めるようにしてあげましょう。
3.受験願書等の発注、入試時の移動・宿泊手続き
- 手続き関連を代行してあげることで、受験生が勉強だけに集中できる
※特に遠くの県の大学を受験する場合は親がやってあげることを推奨
航空機や宿泊施設の手続き、スケジュール作成は意外と時間がかかります。
特に私立大学や後期日程も受ける人の場合は、かなり忙しくなります。
そのため、もし親に時間的余裕があるのであれば、子供の代わりにやってあげると良いでしょう。
もし子供本人が全て準備するにしても、最終的にチェックして確認してあげてください。
入試開始時刻を間違えて行動して、実は入試に遅刻していたなんてことも起こりかねませんから。
ちなみに、入試開始時刻を間違えて把握していて、入試に遅刻した人は私です。
無事に合格できたからいいものの、もしこれで落ちていたら一生引きずっていたでしょう。
少しの時間を割いて確認してあげれば防げることなので、最終チェックは是非してあげてください。
大学受験生が親に求めているたった一つのもの
親が自分の受験を心から応援してくれているという『事実』を欲している
そもそも、子供が親からの干渉を毛嫌いする理由は、自分を信じてくれていないと感じるからです。
そして、親から信用されていないと感じると、”自分は応援されていない”と思ってしまいます。
その結果、親が発する受験関連の話すべてに懐疑的になり、イライラしてしまうのです。
たとえ大切さゆえの過干渉だったとしても、親からはあまり干渉しすぎない方が良いでしょう。
一方で、全く干渉しなくても、受験生は”自分の受験には興味がないのか”と感じて落ち込んでしまいます。
ではどうすればいいのでしょうか。
答えは『影で応援し、その影ながらの応援を何らかの形で子供が知るようにすること』です。
堂々と『頑張れ!』などと応援していても、子供は親の応援の努力を疑います。
かといって、陰ながら健気に応援していたとしても、その陰での応援の事実を受験生が知らなければやっていないのと同じです。
そのため、陰ながら応援はしつつ、その陰ながらの応援という事実を子供にさりげなく知らせる必要があります。
受験生が自信を持つために親がしてあげられること例
- 『子供の受験成功のために親が毎日なにかをしていたという事実』を子供が知ることがポイント
①神社に受験の合格祈願のために通っているという事実
子供の大学受験の直前期に、毎日神社に通って合格祈願をしている親はそれほど多くない思います。
もし、自分の受験のために毎日神社で祈願してくれていると知れば、これほど嬉しいものはありません。
合格祝いで何かを貰うよりも、どんなに良い言葉をかけてもらうよりも、はるかに嬉しいです。
”本当はこんなにも応援してくれていたんだ”と感じ、受験本番への自信・やる気にもつながります。
受験は想像以上にメンタルの状態が結果に表れます。
そのため、入試直前での親への信頼の高さは非常に重要なのです。
【実話】
私の父親は、いわゆる『受験に過干渉な親』でした。
成績や勉強に関しての批判的な話を毎日のようにされていました。
そのため、私は受験期間中ストレスだらけで、最終的には父親に対する信頼もゼロになっていました。
しかし受験直前期のある時、母親から『実は父親はあんな感じだけれども、本当は心の底から受験を応援している』という話を聞いたのです。
詳しく聞いてみると、毎日毎日一日も欠かさずに合格祈願のために神社に通っているとのことでした。
最初はその話の真偽を疑ったのですが、たしかに毎晩一度出かけて、そして少ししてから戻ってきていました。
そしてその話が本当だと思った瞬間、今までの父親に対する嫌悪感とストレスが一気になくなりました。
それどころか、応援もされていないと思っていたため、この事実を知って自信とやる気がみなぎってきました。
これは正しく、『親が本当は応援してくれているという事実』を知ったおかげです。
表面上の応援は逆効果になりますが、本当の応援は必ず子供にとってプラスになります。
②多くの時間をかけてお守りを手作りしたという事実
その場限りの表面上の応援では子供の心は動きません。
毎日時間をかけて子供の受験合格のために何かをして初めて、子供の心は動きます。
泥臭い部分の無い作品では人の心は動きづらいのです。
子供だけでなく、親も子供の受験のために努力してこその受験です。
そこで初めて、子供は親の応援を信頼します。
気にかけなければならないことが多くて大変だとは思いますが、子供の人生を左右しかねない大きなイベントなので、是非協力してあげてください。