今回は『だらだら勉強でも成績が上がる秘訣|1つだけ工夫を加えれば大丈夫な話』について紹介します。
毎回の勉強で時間を計りながら一気に集中できれば、それに越したことはありません。
しかし、どうしてもそのスタイルが合わずに継続できない人もいますよね。
では、時間管理をして一気に集中して勉強できない人は、成績が上がらないのでしょうか。
答えは、NOです。
実は、だらだら勉強したとしても、ある1つのことを工夫すれば成績はしっかり上がります。
マネー金
目次
『だらだら勉強法』と『時間管理の集中型勉強法』の特徴
今のあなたの勉強法がどちらに該当しているのか確認しておきましょう。
だらだら勉強法
【パターン1】
- 時間の制約を設けずに、目標の勉強量を達成するまでを行なう
【例】
- とりあえず参考書を50p進めることを目標
【パターン2】
- 時間の制約は設けているが、目標の勉強量を決めていない
【例】
- 2時間で自分のペースで参考書を進める
意外と多くの人がこれらのケースに当てはまるのではないでしょうか。
勉強は『時間』と『作業量』の両方を考えて初めて『効率的』と言えます。
しかし、最初は意識できていたとしても、なかなかこれを継続するのはしんどいのも事実です。
そのため、だらだら勉強法になってしまう人の数は決して少なくありません。
私が受験生の時も、どちらかというとこちらのだらだら勉強に該当していました。
時間管理の集中型勉強法
【集中勉強法】
- タイマー等で時間の制約を設けて目標の勉強量を行なう
【例】
- 時間を計りながら30分ごとに5pを4サイクル、2時間以内に計20pを終わらせる
短い時間内で目標達成を繰り返すため、集中もできるし、勉強効率も良いというのが取り得です。
しかし、実際にやってみれば分かりますが、これがなかなかしんどいです。
最初のうちは続けることができるのですが、『まだ〇サイクル目か、あと△サイクル集中しないと…』と思うようになり、疲れ始めます。
この方法に充実感を感じるという人もいますが、少なくとも私はこのような作業感の強い勉強法が苦手でした。
もし最後まで継続できるのであればそれに越したことはないですが、継続できない人が多いのもまた事実です。
だらだら勉強がダメと言われている理由
- 時間内で目標ページを終わらせるという制約がないため、怠けてしまうから
- 達成できなくても罪悪感を感じなくなるから
上記に陥ると、志望校合格に必要な『量』を達成する前に期限が来る or 自ら勉強を放棄する
逆に言えば、『量』さえ満たすことができれば、だらだら勉強法でも問題はない
どんなにだらだらしようと、どのような勉強スタイルであろうと、『量』さえ満たしていれば成績は伸びます。
しかし、だらだら勉強法だと『量』をこなす前に期限が来てしまう、あるいは自ら継続をリタイアしてしまう可能性が高いです。
すると、成績upや志望校合格が遠のいてしまいます。
つまり、だらだら勉強法でも、必要な『量』さえこなすことができれば、特に問題はないのです。
だらだら勉強に加えるべきある1つの工夫
【ある1つの工夫】
- 2時間でどのくらい1教科の参考書のページ数が進むかを最初に確認する
- 以降はそのページ数を目安に毎日継続する
- 達成できなければ出来るだけそのページ数が終わるまで続ける
- 以降は出来るだけこのページ数が終わるまでその教科を続ける
【理由】
- 自分が無理なく毎日継続可能なペースの指標を把握できるから
- 達成するまで続けることで、目標時間を過ぎることに罪悪感を感じるようになるから
勉強時間の設定や目標量を明確に決められないのは『自分の能力を把握できていないこと』が原因です。
自分の能力が把握できていれば、どのくらいの時間でどのくらいの作業量をこなすことができるのかが分かります。
自分の勉強作業能力を把握すれば、毎回その指標に合わせて勉強を行なえばいいだけです。
このメリットは、自分のペースをコンスタントに毎回継続できる点です。
また、目標のページ数が終わるまで続けることにより、罪悪感が生まれやすくなり、自発的なやる気に繋がります。
集中型の勉強の場合は、自分の中での限界値を毎回無理やり継続している形なので、精神的に疲れてきます。
受験において最も重要なのは、『最後まで継続できるかどうか』です。
いくら効率的な方法だとしても、自分に合わなくて嫌になってしまうようでは意味がありません。
自分のペースで、諦めることなく最後まで継続できれば、それが一番の近道です。
だらだら勉強でも成績は上がる
だらだら勉強法に『自分のペースの指標』と『自発的な罪悪感が生まれるシステム』を組めば、十分いい勉強法になります。
私はタイマーで測りながら短時間で集中して勉強できなかったので、自分のペースで罪悪感を感じながら毎日継続していました。
その結果、無事に逆転合格をすることができました。
そのため、いわゆる『効率的な時間管理』が苦手な方は安心してください。
また、毎日勉強できないという方は、以下の記事をご覧ください。