今回は『受験勉強でモチベーションが低下する3つの要因|程よくサボると解決できる理由』について紹介します。
受験勉強を続けていると、どうしてもモチベーションが低下してしまうことがありますよね。
モチベーションの低下が原因で、不安な気持ちになる人も少なくないでしょう。
モチベーションが下がること自体は、誰にでも生じることなので問題ありません。
重要なのは、モチベーションが低下した時にどのような対応をするかです。
この時の対応が非常に重要で、対応を一歩間違えるとその後の受験勉強に支障が出る可能性があります。
そこで今回は、勉強へのやる気があまり出ない時の対処法とその時の過ごし方について紹介したいと思います。
マネー金
受験時の勉強へのやる気が低下する3つの要因
【やる気が低下する要因】
- 余裕
- 飽き
- 不安
受験時の勉強へのやる気には波があります。
やる気の波が高い時もあれば、やる気の波が低い時もあります。
やる気の波が高い時の要因は様々なので一概には言えませんが、やる気の波が低い時の要因は上記の3つです。
1.余裕
- 模試などの「結果が反映されるイベント」で満足できた時に生じる
例えば、模試で良い結果が出た時や志望大学の判定が良かった時、嬉しいですよね。
努力が結果として現れると、人間誰でも嬉しくて舞い上がってしまいます。
そして、心が緩んでしまうものです。
今まで張りつめていたからこそ、少しの心のゆるみが油断につながり、勉強へのモチベーションの低下の要因になってしまうのです。
余裕によるモチベーションの低下は、模試などの「結果が反映されるイベント」で満足できた時に生じます。
2.飽き
- 人間は同じことの繰り返しに飽きを感じてしまう
※1~2か月程度のスパンで生じる
人間は同じことの繰り返しに飽きを感じてしまうように脳が作られています。
そのため、どんなに優秀な人間であろうと、そのうち受験勉強に飽きが生じてきてしまいます。
飽きが生じると、当然飽きた対象に興味が出てこなくなります。
こうなると、今までのように努力することが難しくなります。
おそらく、多くの受験生が苦しんでいる原因はこの「飽き」でしょう。
基本的に受験勉強に対する飽きは一定期間(1~2か月)で生じます。
3.不安
- 模試の結果が返ってきたタイミングで生じる可能性
成績が伸びるかどうかの不安、志望大学に受かるかどうかの不安、受験期は色んな不安があるでしょう。
しかし、不安を感じている人は受験勉強に真剣に向き合っている証拠です。
人間は本気にならないと不安も緊張も感じませんからね。
なので、「不安をすぐに感じてしまう自分は心が弱い」なんて落ち込む必要はありません。
むしろ不安を感じることができている自分を誇りに思ってください。
ただ、過度な不安は勉強へのモチベーションへの低下につながってしまう可能性があります。
そして、過度な不安による受験勉強へのモチベーションの低下は模試の結果が返ってきたタイミングで生じます。
受験勉強のモチベーション低下のサイクル
① ③ ④ ⑧
- 「飽き」によるモチベーションの低下
② ⑤ ⑥
- 「不安」によるモチベーションの低下
⑦
- 「余裕」によるモチベーションの低下
6月、9月、10月は模試の結果が振るわず、ショックを受けてしまう時期です。
特に9月、10月は、「夏休みに勉強したのに成績が下がってしまった」とショックを受けやすい時期です。
夏休みの勉強の成果は基本的に2~3か月ほど遅れてやってきます。
そのため、11月の模試で努力の結果が反映されることが多いです。
逆に言えば、今までの努力が結果として現れるのが11月なので、結果に満足して「余裕」によるモチベーションの低下が生じるのも11月です。
5月、7月、8月、12月に関しては、定期的に生じる「受験勉強への飽き」によるモチベーションの低下です。
受験勉強中のモチベーション低下時の対処法
- モチベーションが下がってしまった時は「程よくサボりながら勉強する」ことが重要
モチベーションが低下している時に心を誤魔化して無理をしたところで、結果はそれほど変わりません。
逆にモチベーションが高い時は、宝くじを当て続けているかのように結果が伴います。
そして、モチベーションが低下している時に最も重要なのが「無理をして心を壊さないこと」です。
人間の心は脆いので、どんなに意識が高くてもモチベーションが低下する時ぐらいあります。
その時に、いつも通りのパフォーマンスを目指しても、体を酷使するだけです。
モチベーション低下時は通常の7割ほどの力しか発揮されないので、いつもの約1.4倍努力しなければなりません。
もし、いつも9時間勉強している人なら、12.6時間勉強しなければいつものパフォーマンスを出すことができません。
ただでさえモチベーションが下がっているのに体を酷使したら、心も体もぶっ壊れます。
受験は最後まで継続して走り抜けることができた者だけが合格を手に入れることができます。
体に負担をかけすぎない速度で進んでいき、直った時にまたいつも通りのスピードで走ればそれでいいのです。
【モチベーションが低下した時】
- 思い切って遊びに行ってリフレッシュ
- いつもよりも勉強時間を少なくしてみる
- 好きな科目だけを中心的に勉強
- だらだらと勉強してみる
「程よくサボりながら進む」ことは、モチベーションが低下している時に最も大切な心構えです。
モチベーションの低下中はどう頑張っても低下したままです。
モチベーションの低下はそのうち明けます。
それまでは「今モチベーションが低下している時期だから、少し歩く速度を落としてみるか」と思いながら気軽に進んでください。
一つだけ気をつけるべき点は、「一切勉強しない期間が長引くことは避けること」です。
一切勉強しない日が続くと、今まで築いてきた「勉強習慣」がなくなってしまいます。
そのため、モチベーション低下時は「サボりながら勉強をする」ことをオススメします。
重要なのは「歩む速度を落としつつ、止まらないこと」なので、勉強習慣を意識して30分でもいいので勉強しましょう。
2週間ほどすれば意欲倍増の自分が戻ってきますよ。
モチベーションが低下したら程よくサボれば解決
- モチベーションの低下に不安を感じている時点で、「より良質なモチベーション」を取り戻すことができる
モチベーションが低下してしまった時の不安は非常に分かります。
「勉強しなきゃいけないのに集中できない」という不安は本当に怖いですよね。
しかし安心してください。
モチベーションが低下していることに不安を感じている時点で、あなたは「より良質なモチベーション」を取り戻すことができます。
これは、学年一の落ちこぼれだった私が独学で逆転合格を経験したからこそ感じた事実です。
是非自分を信じて歩みを止めないようにしてください。