”理系だから毎日忙しいけど、サークルに入っておいた方がいいのかな…”そんな漠然とした不安を抱えていませんか?

サークルに入らないと、就活で不利って聞くし…
理系の学生は、講義に加えて実験や実習レポートに追われる日々が続くことも少なくありません。
さらに、アルバイトや自動車免許の取得など、ほかのやるべきことが重なると、サークルに割ける時間をなかなか確保できない人もいるでしょう。
多少忙しくても、無理してサークルに入るべきなのかな
この記事では、忙しい理系の大学生がサークルにどの程度の時間を割けるのか、あわせてサークルに入るメリット・デメリットを紹介します。
目次
同じ大学でも、学部や学科、学年によって忙しさは違います。そこで本章では、平均的な状況を前提に、学年別の「サークルに割ける時間の目安」を示します。
理系の大学1年生の平日1日
起床・準備 | 7:00〜8:00 |
講義・実験 | 9:00〜17:30 |
自由時間 | 18:00〜23:00 |
課題・復習 | 23:00〜24:00 |
就寝 | 24:00〜7:00 |
講義のみの日もあれば実験が長引く日もあるため、上表はあくまで目安になります。一般的に、1年生の平日は18:00頃に講義や実験が終わることが多く、以降は自由に使える時間になります。
1年生のうちは講義の復習や課題に取り組む学生が多いため、毎日およそ1時間を学習に充てると、18:00〜23:00が自由時間です。夕食と入浴時間を見込むと、平日のフリータイムはおよそ3時間が目安となるでしょう。
理系の大学2年生の平日1日
起床・準備 | 7:00〜8:00 |
講義・実験 | 9:00〜16:30 |
自由時間 | 17:00〜22:00 |
課題・復習 | 22:00〜24:00 |
就寝 | 24:00〜7:00 |
2年次では必修単位が1年次より少なく、1日の拘束時間は短くなります。一方で、実験レポートの負担が増し、課題への対応は重くなります。
ただし、履修の組み方や力の抜きどころが分かってくるため、平日の自由時間は1年次と大きくは変わらないことが多いでしょう。
理系の大学3年生の平日1日
起床・準備 | 7:00〜8:00 |
講義・実験 | 9:00〜13:30 |
自由時間 | 14:00〜23:00 |
課題・復習 | 23:00〜24:00 |
就寝 | 24:00〜7:00 |
順調に単位を取得していれば、3年次は1・2年次に比べて講義数が大幅に減り、自由に使える時間が増えます。3年次後期には必要単位を取り切って、講義がほとんどない学生もいます。
ただし、3年次でも就職活動を早めに意識し始める学生や、院試の対策に取り組む学生もおり、別の形の忙しさが生じることもあります。
サークルに割り当てる時間
活動頻度 | 週に2〜3回が目安 |
1回の時間 | 1回あたり2〜3時間 |
理系学生の場合、サークルの活動頻度は週2〜3回程度が一般的です。また、テスト期間中は活動を休む、あるいはサークル自体が休止することが多いため、学業への懸念は比較的小さいでしょう。
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平日・休日を問わず、サークルに充てられる時間は十分ありますが、使うかどうかは本人の意思次第です。ここでは、理系学生がサークルに入るメリットを紹介します。
これまでより人脈が広がる
サークルに入らずに学生生活を送る場合と比べると、人脈は広がりやすくなります。同大学の他学部・他学科や他大学の学生とも関係を築け、そのつながりから新たな出会いが生まれることもあります。
とくに理系は学業の忙しさや研究室中心の生活から交友範囲が狭くなりがちで、自ら動かないと人脈が広がりにくいものです。
サークルに参加すれば、こうした状況はある程度解消できるため、閉鎖的になりたくない人は参加を検討するとよいでしょう。
恋人ができる可能性がある
理系では、とくに男子学生は、男女比の偏りから恋人をつくりにくいと感じることが少なくありません。加えて、固定の教室やクラスで長時間過ごすことが少ないため、同じ学科内でも関係を深めにくい場合があります。
その点、サークルは同じメンバーが週2〜3回ほど定期的に集まるため、自然と愛着や親密さが育ちやすい場です。
学生主体の運営で楽しみも苦労も共有する分、相互の信頼が高まり、サークル内から恋愛に発展することも少なくありません。
就活時のネタになりやすい
サークルやアルバイトの経験は、就職活動の自己PRで取り上げやすい王道の題材です。
集団の中で担った役割や貢献を具体的に語りやすく、採用担当者にも状況をイメージしてもらいやすいからです。
とはいえ、これらの経験がなくても、集団での活動例と自分の貢献を示せれば題材は問いません。
テストの過去問を調達できる
大学は中学や高校と異なり、どの講義を選ぶか、過去問やレポート例をどれだけ集められるかが、必要な労力を大きく左右します。
サークルに同学部・同学科の先輩がいれば、おすすめの講義情報や過去問、過去の実験レポートを共有してもらえます。
もちろん、サークルに所属していなくても、同学部・同学科に友人が多ければ、友人経由で同様の情報を得られることもあります。
これまで述べたように、サークルのメリットは多いものの、理系学生にはデメリットもあります。
想像以上にお金がかかる
合宿費 | 20,000〜30,000/回 |
合宿頻度 | 3〜4回/年 |
サークル費 | 1,000〜2,000円/月 |
飲み会費 | 2,000〜6,000円/月 |
諸費用 | 5,000〜20,000円 |
サークルによって費用の相場は異なりますが、目安として年間およそ10万〜24万円かかります。
人によっては活動費を賄うためにアルバイトが必要になることもあります。貯蓄を目的としているなら、本末転倒になりかねません。
費用面が不安であれば、飲み会の頻度が高いサークルや、活動で使う道具・設備に費用がかさむサークルは避けたほうがよいでしょう。
入らない場合より忙しい
サークルに入っても、学業に支障が出るほどではありませんが、忙しさは増えます。
そのため、活動が楽しみやリフレッシュになっていないと、やがてつらく感じることもあります。
いったん参加してみて、合わないと思ったらやめるのも一つの方法ですし、忙しくてつらいときは参加頻度を下げるなど調整するとよいでしょう。
サークルの要素は、「新たな人脈の広がり」「関係性の密度」「適度な自由度」「集団内での貢献性」でした。これらの代替する活動の一例を上記にまとめました。
いずれも就職活動の面接で扱いやすい王道の題材であり、過度に厳格なコミュニティでなければ、プライベートな関係が続く場にもなり得ます。