【理系大学生】就活で資格は有利になる？業界別におすすめの資格30選

そこで今回は、理系大学生を対象に、在学中に取得しておくと役立つ資格を業界別に紹介します。

理系大学生の場合、資格の有無よりも、企業は以下の４点を重視します。

TOEIC

研究開発や品質保証の現場では、設計変更の協議や不具合報告、海外規制の確認などを英語で行う必要があるため、高い英語力は即戦力を示す重要な指標となります。

品質管理検定（QC検定）

4級は基礎レベルで就活への効果は限定的ですが、3級は大学生・新入社員の目安として有効です。2級以上なら改善を主導できる力を示し、管理職候補として高く評価されます。

CAD利用技術者試験

取得すればCADスキルを客観的に示せますが、基礎級だけでは就活での評価は限定的です。2級以上であれば採用やキャリア形成で有利に働き、基礎を超えた設計力の証明としてポートフォリオやインターン応募にも活用できます。

TOEIC

730点前後が目安で、800点以上なら海外案件や国際会議を任されやすいとされます。少なくとも700点台を目標にすれば、就職活動で有効なアピールとなるでしょう。

基本情報技術者試験

近年は電機メーカーでも取得を推奨しており、学生時代に合格すれば「入社後の学習効率」や「意欲の高さ」を示せる可能性があります。新卒時よりも転職で役立つ資格です。

電気主任技術者（第三種）

さらに今後は電気保安人材の需要が高まると予測され、安定したキャリア形成に直結します。理系学生にとって、在学中に取得できれば差別化ポイントとなる資格です。

機械設計技術者試験

取得すれば、設計図の読解や作図、設計計算などのスキルを客観的に証明でき、就職活動では「設計への意欲」や「基礎理解度」をアピール可能です。設計職を志す理系学生にとって、知識の定着や技術姿勢を示す実用的な資格といえるでしょう。

技術士補

また、技術士補は補助業務を担うとされ、将来の技術コンサルやリーダー職を目指す姿勢を示せます。ただし近年は制度見直しや廃止の議論もあり、登録だけで満足せず実務経験を積むことが大切です。

CAD利用技術者試験

工学系の学生にとっては、設計職を志す意欲を裏付ける根拠にはなるでしょう。

危険物取扱者（乙4類）

多くの化学メーカーや素材企業では「入社後に取得必須」とされており、学生のうちに取得しておけば後で多少は楽になります。

公害防止管理者

化学・素材業界では、環境規制への対応力が重視されます。公害防止管理者は、大気・水質・騒音など公害防止に関する唯一の国家資格で、一定規模以上の事業所では選任が義務づけられています。

化学メーカーや素材工場では有害物質や排水を扱うため、この資格を持つ人材は不可欠です。学生のうちに取得すれば「環境安全への意識」と「基礎知識を備えた即戦力」を示せ、採用評価や教育コスト削減にもつながります。

難易度は分野により異なりますが、化学や環境工学を学ぶ理系学生にとって挑戦しやすく、就活で差別化できる有効な資格です。

高圧ガス製造保安責任者

在学中に取得しておけば、危険物取扱者と並び安全意識や実務適性を示す強力なアピールとなり、就活での差別化にも有効です。

統計検定

医薬品開発では、創薬から臨床試験、治験データ解析まで、統計的な因果関係の証明が欠かせません。

製薬業界では「化合物や治療法の効果はデータで示されてこそ医薬品」とされ、厳密な統計解析が必須とされています。

製薬企業では、統計解析職で統計検定2級相当の知識が歓迎され、応募要件や評価基準に用いられることもあります。つまり統計検定を取得すれば、データ解析力を客観的に示せ、即戦力候補として就活で差別化できる有効な資格といえるでしょう。

バイオ技術者認定試験

バイオ技術者認定試験は、NPO法人・日本バイオ技術教育学会が実施する、日本で最も歴史あるバイオ技術系の民間資格です。初級・中級・上級の3段階があり、基礎生物学から生命工学までを体系的に評価します。

中級では、生化学・分子生物学・遺伝子工学などの応用知識に加え、安全に実験を行う力も問われます。

合格率は初級で約70〜80％、中級で約71〜76％と高く、知識の定着度が反映されています。ただし生命系の理系学生であれば、大学や大学院で同等の学びを得られるため、資格を取得する必要性はほとんどありません。

TOEIC／TOEFL

医薬品開発では、論文や海外治験データを正しく理解するために英語力が欠かせません。製薬企業やCROでは、研究資料や国際規格が英語で提供されることが多く、読解力が必須です。

TOEICは「実務で使える英語力」を客観的に示す指標として広く利用されており、750点以上を目標に掲げる大学も増えています。

実務力の証明として就活で有効なだけでなく、大学院進学や共同研究の選考でもTOEFL／TOEICのスコア提出が求められる場合があります。

品質管理検定（QC検定）

食品・飲料業界では、品質管理や品質保証が製造や生産管理の根幹を担います。品質管理検定（QC検定）は、日本科学技術連盟が実施する民間資格で、品質管理や改善の知識と技術を体系的に評価します。

特に3級以上を取得すれば、統計・分析手法（QC７つ道具など）を理解し活用できる人材として評価されます。

食品業界ではデータ分析や改善活動、品質コスト管理が求められるため、QC検定の知識はその基盤です。理系学生が取得すれば、品質への理解や実務力を示し、就職活動で差別化できる資格となります。

危険物取扱者（乙4類）

危険物取扱者（乙4類）は、ガソリンや灯油、アルコール、油脂などの引火性液体を扱うための国家資格です。

消防法により、一定量以上の危険物を扱う施設には有資格者の配置が義務づけられており、食品工場も例外ではありません。

製造過程で油脂などを扱う食品工場では、乙4資格を持つ人材は安全管理の即戦力として評価されます。学生の場合、この資格はガソリンスタンドのアルバイトなどで有効です。

化粧品検定

日用品・化粧品業界を志望する理系学生にとって、日本化粧品検定は美容への関心を示すアピール材料になります。文部科学省後援の公的資格ではありますが、資格そのものの効力は強くありません。

ただし、取得していれば業界への熱意を伝える手段となり、志望度の高さを評価されやすくなります。

また、この資格をきっかけに「美容に興味を持った理由」や「研究への関心」などを語る切り口としても活用でき、工夫次第で効果的に使える資格です。

毒物劇物取扱責任者

毒物劇物取扱責任者は、毒物及び劇物取締法に基づき、シアン化水素やホルムアルデヒドなど有害物質を安全に管理する国家資格です。

厚生労働省により、これらを製造・輸入・販売する事業所には責任者の配置が義務づけられており、現場に不可欠な人材といえます。

理系学生は薬学部や応用化学系なら試験免除となり、それ以外の専攻でも受験して取得できます。

TOEIC

化粧品業界、とくに資生堂をはじめとしたグローバル展開する外資系メーカーでは、TOEICスコアが重要なアピール材料となります。

多くの企業で735点以上が目安とされ、700～800点を取得していれば英語読解力や国際業務への適応力が評価されやすくなります。

業務資料や成分表、国際規制・製造基準が英語で記載されるこの業界では、TOEICスコアは即戦力を示す指標となります。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアに必要な基礎知識と技能を問う経済産業省認定の国家資格で、「IT業界で働くなら最初に突破すべき試験」とされています。

範囲はプログラミング、ネットワーク、セキュリティ、データベース、アルゴリズムなど多岐にわたり、合格すれば基礎力を客観的に証明できます。

新卒採用でも評価されやすく、「学ぶ意欲と基礎がある人材」と見なされ、就活でのアピールに有効です。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、情報処理推進機構（IPA）が実施する国家資格で、基本情報技術者より高度な専門性を求められます。

ITの応用知識に加え、プロジェクト管理や設計力が問われるのが特徴です。上流工程を担うエンジニアは顧客の要望を分析し、システム設計や企画を行います。

この資格を取得すれば、その基礎力や意欲を客観的に示せるため、就職活動で強力なアピール材料となります。

Python／Java認定資格

Python認定（PCEP、PCAPなど）は、世界的に認知された資格で、プログラミング知識やスキルを客観的に証明できます。

履歴書やポートフォリオの強化につながりますが、業界では資格そのものよりも、学習で得られる知識や実装力に価値があると考えられています。

一方、Java認定（Oracle Certified Associateなど）は、基礎から応用まで幅広い知識を体系的に習得できる資格です。試験準備を通じてAPIや言語仕様の理解が深まり、技術力や自信が向上します。

就活でも「資格保有者は実践力が高い」と見なされ、コーディング試験や面接での強みとなります。

ウェブ解析士

資格は「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の3段階に分かれ、基礎から高度な分析・戦略立案までを段階的に学べます。

内容はアクセス解析にとどまらず、KPI設定や事業戦略、データに基づく改善提案まで幅広くカバーし、データドリブンな意思決定力を養うのに有用です。

業界ではWebサイトを成果につなげる力が重視されるため、ウェブ解析士の知識は即戦力として評価されます。

GAIQ

インターネットサービス業界、特にWebマーケティングやプロダクト開発では、データ分析力が欠かせません。

Google アナリティクス個人認定資格（GAIQ）は、Googleが公式に提供する無料の認定試験で、アクセス解析の知識や操作スキルを客観的に証明できます。

出題はユーザー行動の分析、KPI設計、トラフィック計測、レポート作成などで、データに基づく意思決定に直結します。

理系の新卒学生が取得すれば「データ解析力」と「改善意欲」を示せ、マーケティング部門や開発職の就活でも有効です。難易度も高くなく、体系的に学べるため挑戦しやすい資格です。

統計検定

インターネットサービス業界では、ユーザー行動データやアクセスログを分析し、サービス改善や新機能の開発につなげます。そのため、統計知識とデータ分析力は欠かせません。

統計検定（2級・準1級など）は、基礎から応用までを体系的に評価する公的資格で、分析力を客観的に示せます。

特に2級は大学初級～中級レベルを対象とし、回帰分析や仮説検定など、ABテストやユーザー解析に直結する内容が出題されます。

基本情報／応用情報

基本情報技術者試験はプログラミング、ネットワーク、データベース、アルゴリズムなどを幅広くカバーし、「ITエンジニアの基礎力」を示す登竜門的な資格です。

一方、応用情報技術者試験は要件定義、設計、プロジェクト管理など上流工程に直結する内容を扱い、「実務に近い専門力」を証明できます。

多くのSIer企業では新人研修で取得を推奨しており、在学中に合格すれば配属後の負担を減らし、採用時にも「成長の早い即戦力候補」として評価されやすい資格です。

CCNA（シスコ技術者認定）

CCNAは、世界最大のネットワーク機器メーカー・シスコシステムズが実施する認定資格で、ネットワーク構築や運用に必要な基礎知識とスキルを証明できます。

範囲はLAN・WAN、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、トラブル対応など幅広く、インフラやネットワークエンジニアを志望する学生に直結します。

多くのITインフラ企業やSIerでは新卒研修の目標とされ、在学中に取得すれば「配属後すぐ活躍できる力」を示せます。

情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティマネジメント試験は、IPAが実施する国家資格で、企業の情報資産を守る基礎知識を問います。

範囲はセキュリティポリシー、アクセス管理、暗号化、インシデント対応など幅広く、ネットワークやサーバーを扱うエンジニアに直結します。

サイバー攻撃や個人情報保護の重要性が高まる中、多くのIT・インフラ企業が新人研修や配属基準で取得を推奨しているため、学生時に取得すれば入社後の負担を減らせます。

AWSクラウドプラクティショナー

AWS認定クラウドプラクティショナーは入門資格で、クラウドの基本概念や主要サービス（EC2、S3、RDSなど）、セキュリティ、料金モデルまで幅広く問われます。

理系学生が取得すれば「クラウド基礎力」を客観的に示せ、IT企業やSIer、メーカーの情報システム部門でも評価されやすいです。

新卒採用でも「最新技術を学ぶ意欲」の証明となり、クラウド業務やAI・データ解析の基盤設計に関わる配属で有利に働きます。難易度は入門レベルで、学生が挑戦しやすい資格です。

G検定（AIジェネラリスト）

G検定（ジェネラリスト検定）は、日本ディープラーニング協会が実施し、AIの歴史や機械学習・ディープラーニングの仕組み、法律・倫理、社会課題まで幅広く出題されるのが特徴です。

プログラミングスキルがなくても受験でき、AIの全体像を理解できるため、研究職や技術職を目指す学生が取得すれば「AIを正しく理解し応用できる基礎力」を示せます。

実際にIT企業やメーカーの研究開発部門でも評価され、AIやデータサイエンス分野への関心と学習意欲を示す有効な資格です。

統計検定

理系の新卒学生にとっては、AIや機械学習の前提となる回帰分析・仮説検定・分散分析といった知識を習得していることを客観的に示せる点が強みです。

実際にIT企業やAIベンチャー、メーカーの研究部門では「統計検定2級相当」を歓迎要件とする例もあり、取得すれば「データを扱う基礎力」の証明として高く評価されます。

在学中に合格しておけば、数理的素養と学習意欲を同時に示せるため、AI・データ解析を志す学生にとって就職活動での差別化に有効な資格です。

アクチュアリー試験

アクチュアリーは、保険や年金、金融商品のリスクを数理的に評価・設計する専門職で、日本アクチュアリー会が実施する一次（数学・確率統計・損保数理・生保数理・年金数理・会計経済）と二次試験を通じて認定されます。

合格まで平均10年前後を要する難関資格として知られています。銀行・保険・アセットマネジメント各社の求人票でも「科目合格者歓迎」とされ、特に保険数理やリスク管理部門で高く評価されます。

新卒で全科目合格は稀ですが、1〜2科目でも事前合格していれば「高い数理力」と「専門職への意欲」を示す有力なアピールとなります。

簿記2級

簿記2級は、日本商工会議所が実施する資格で、財務諸表の作成や分析、工業簿記・原価計算など会計実務に直結する知識を証明できます。

銀行・保険・アセットマネジメント業界では、融資審査や決算書の読解、保険商品の収益管理、投資先企業の財務分析などに欠かせないスキルです。

理系学生にとっては、数理的素養に加えて財務リテラシーを持つことを示せるため、金融専門職やリスク管理部門での評価につながります。

TOEIC

銀行・保険会社・アセットマネジメント業界では、金融商品情報の理解、海外拠点とのやり取りに英語力が欠かせません。メガバンクや大手保険会社、外資系の企業ではTOEIC730点以上・800点以上歓迎といった基準を設けることもあります。

英語での財務レポート読解、海外投資家対応、国際会議や規制当局との折衝に直結する力として評価されるためです。

理系学生が在学中に高得点を取得すれば「グローバル金融業務に対応できる人材」として差別化でき、採用での強みとなります。

統計検定

戦略コンサルティング業界では、市場や財務データを分析して最適な戦略を導く力が不可欠です。その力を客観的に示せる資格として有効なのが統計検定です。

特に2級は大学初級～中級レベルに相当し、マーケティング分析や事業シミュレーション、ABテスト検証などコンサル業務に直結する内容を含みます。

理系学生が在学中に取得すれば、「数理的にデータを扱う力」と「論理的に結論を導く力」を示せ、戦略立案に必要な基盤スキルを備えた人材として多少のアピール材料となります。

TOEIC

戦略コンサルティング業界では、グローバル案件や外資系プロジェクトが多く、英語での資料読解や議論、交渉力が不可欠です。特に海外拠点との協働や外資系クライアント対応では、実務レベルの英語力が即戦力として求められます。

TOEIC900点以上はその力を示す明確な指標とされ、多くのファームで採用上の大きなアドバンテージとなります。

新卒でこのスコアを持っていれば、英語論文調査や海外市場分析、クライアント資料作成まで対応でき、「国際案件に強い人材」として評価されやすいです。

基本情報技術者試験

ITコンサルティング業界では、システム導入や業務改革を提案する際に、技術の基礎理解が欠かせません。

基本情報技術者試験の合格は「ITの共通言語を理解できる人材」である証明となり、エンジニアや顧客と円滑に議論する力につながります。

多くのIT企業やコンサルファームで新人研修や評価基準に用いられ、新卒段階で取得すれば「即戦力候補」と見なされやすい資格です。

AWS認定資格

ITコンサルティング業界では、システム基盤の多くがクラウドへ移行しており、その導入や最適化を提案できる人材が求められています。

中でも世界的シェアを持つAWSの認定資格は、クラウド活用に必要な知識を体系的に証明できるものとして高く評価されています。

ソリューションアーキテクトアソシエイトなど中級以上を取得すれば、設計や最適化の提案力を示せます。理系学生が在学中に取得すれば、最新技術への関心と基礎力を備えた即戦力候補として、採用での差別化につながります。

施工管理技士補

建設業界では、工事現場を統括する施工管理職が不可欠で、その登竜門となるのが「施工管理技士」資格であり、学科試験に合格すると「施工管理技士補」として登録できるようになりました。

ゼネコンやサブコンの採用では、学科合格済みの学生は「早期に戦力化できる人材」と評価されやすく、研修や現場配属もスムーズです。

技術士補

技術士補は、国家資格「技術士」の一次試験に合格した人に与えられる資格で、将来の技術士取得への第一歩です。

技術士は建設をはじめ、機械・電気・化学など21分野で高度な専門知識と実務経験を持つ技術者に与えられる称号で、社会的評価も非常に高いものです。

ゼネコンやサブコンでは、施工管理や設計、品質管理で技術力の高い人材を重視しており、新卒で技術士補を取得していれば「将来の技術士候補」として評価されます。

電気主任技術者（第三種）

電気主任技術者（第三種）は、発電所や変電所、工場、ビルなどの受電設備を安全に運用するために必要な国家資格であり、電力会社やガス会社、上下水道局、製造業のプラント管理部門など幅広い現場で需要があります。

理系新卒が取得していれば「電気の安全管理を担える人材」として即戦力候補とみなされ、特にエネルギーインフラ企業で高く評価されます。

合格率は例年10％台と難関ですが、在学中に合格すれば専門知識と学習意欲を示し、就職活動で大きな差別化につながります。

エネルギー管理士

エネルギー管理士は、工場やビルのエネルギーを効率的に管理し、省エネを推進する国家資格です。試験は「電気」「熱」の2分野に分かれ、設備運用や改善に関する高度な知識が必要です。

脱炭素やコスト削減の流れから需要は拡大しており、採用時の評価も高い資格です。

理系新卒が取得していれば「省エネや環境配慮に貢献できる人材」として認められやすく、特に電力・ガス・水道などインフラ企業では、技術系総合職や管理職候補として強力なアピール材料となります。

技術士補

技術士補は、国家資格「技術士」の一次試験合格者に与えられる資格で、将来の技術士取得に向けた第一歩です。

技術士は建設、機械、電気電子、上下水道、総合技術監理など21分野で専門知識と実務能力を証明する国家資格で、社会的評価も高いものです。

新卒時点で技術士補を取得していれば、「基礎知識」と「将来の技術士候補としての意欲」を示せるため、ゼネコン、鉄道会社、インフラメーカーから高く評価されやすい資格です。

TOEIC

鉄道・交通インフラ業界では、グローバル展開が進み、鉄道システムの輸出や海外プロジェクトが増えています。

そのため、英語での技術資料の読解、国際規格の理解、現地関係者との調整力が欠かせません。TOEICは英語力を客観的に示す指標として広く使われ、700～800点以上あれば実務対応力があると評価されやすいです。

理系学生が在学中に高得点を取得すれば、「海外案件に対応できる即戦力候補」として差別化でき、面接でも専門知識に加えて国際的な適応力を示せます。特にインフラ輸出や海外勤務を視野に入れる学生にとって、有効性の高い資格です。