”学業と両立できて、就活にも役立つアルバイト、ないかな……”そんな悩みを抱えていませんか?

でも、あまり時間は取りたくないし、自分の性格に合うかも心配…
理系大学生は、授業・実験・課題に加えてサークル活動もあるため、なかなかアルバイトに割ける時間が取れないことも少なくありません。
また、一般的に文系の学生が選びがちなアルバイトが、自分の性格に合わない場合もあるでしょう。
今の自分の状況でも、不安なく働けるアルバイトはないかな
新しい環境に身を置くときは、不安がつきものです。今回は、日々の学業で忙しい理系大学生に向けて、理由とともにおすすめのアルバイト10選を紹介します。
目次
学内でできるアルバイトであれば、出勤にかかる時間や交通費は無駄にならず、比較的心理的にも取り組みやすいでしょう。
1. 学内ITヘルプデスク
メリット
✔︎ 移動が楽で費用がかからない
✔︎ 学内ゆえ職場に馴染みやすい
デメリット
✔︎ 授業変更などでシフトが動く
✔︎ 今後の関係性にリスクを伴う
学内ITヘルプデスクのアルバイトは、PCや機器の操作に抵抗のない人に向いている仕事です。
理系の場合、レポート作成はもちろん、研究室に配属されればOffice 365の活用スキルやプロジェクターの設定、各種機器の取り扱いなどが必須となります。
アルバイトを通じてこれらの知識をあらかじめ身につけられるため、理系大学生には特におすすめできる業務内容です。さらに、対応相手は同じ大学の学生や教職員であるため、心理的にも接しやすい環境といえるでしょう。
2. 学内Web更新・広報
メリット
✔︎ WebやSNSの運用知識がつく
✔︎ 他者を巻き込む経験ができる
デメリット
✔︎ 締切がタイトで責任が大きい
✔︎ 高い協調力が必要なため疲れる
学内Web更新・広報のアルバイトでは、社会人として欠かせないスキルを身につけることができます。特に将来、マーケティングやコンサルティングといった花形業種への就職を目指す場合には、大いに役立つ経験となるでしょう。
一方で、多くの人と連携して協力する必要があり、また決められたガイドラインに沿った発信を徹底しなければならないため、プレッシャーや疲労感を伴うことも少なくありません。
そのため、向き不向きがはっきりと出る仕事です。将来的に習得したいスキルと一致する場合や、自分の適正に合う場合には特におすすめできるアルバイトです。
3. 図書館カウンター
メリット
✔︎ 図書館や本好きに快適な環境
✔︎ 移動が楽で費用がかからない
デメリット
✔︎ 立ち仕事や単純作業が比較的多い
✔︎ 静寂な環境のため息苦しさがある
大学図書館カウンターのアルバイトは、図書館の雰囲気や本が好きな人にとっては最適な仕事環境といえます。
さらに大学内で勤務できるため、通勤にかかる費用や時間をほとんど考えなくてよい点も、続けやすさにつながります。
一方で、他者を巻き込んで取り組む経験や、将来に直接活かせるスキルを身につけられる業務ではないため、就職活動でのガクチカやスキルアップの題材としてはやや活用しづらいというデメリットもあります。
4. 大学生協
メリット
✔︎ 空きコマ活用など柔軟なシフト
✔︎ 学業を優先してもらいやすい
デメリット
✔︎ 立ち仕事が多く体力的にしんどい
✔︎ 顔見知りの学生や教員に見られる
朝や昼休み、ブレイクタイムには利用者が多く、レジ対応が忙しくなります。また、立ち仕事が中心となるため体力的に疲れることもあります。
さらに、知り合いに見られる可能性が高いため、それを気にする人には向かないでしょう。
一方で、学内アルバイトであるため空きコマの時間にシフトを入れやすく、テスト期間中は休みを取りやすいなど、学業を優先した働き方ができる点は大きな強みです。
教育現場でのアルバイト経験は、他人にわかりやすく説明する力や、相手の悩みを汲み取って解決策を提示する力が養われるため、就職活動でもアピールしやすく、社会人スキルの向上にもつながります。
5. 家庭教師
メリット
✔︎ 掲載されている報酬が高時給
✔︎ 指導力・説明力が身につく
デメリット
✔︎ 教材用意や事前の指導準備が多い
✔︎ 保護者と合わないと気まずい
✔︎ 安定した収入を得にくい
家庭教師は所属大学のレベルによって時給の差が大きいため、上位大学や医学部に通う理系学生にとっては狙い目といえます。
また、密なシフトではなく、他のアルバイトと並行して空き時間に効率よく勤務できる場合が多いため、忙しい中でも取り組みやすいのが特徴です。
一方で、生徒の家庭に訪問する形態上、生徒や保護者との相性が良くないと気まずさを感じやすい点や、教材の準備や資料作成など授業外のタスクが発生することも少なくありません。
6. 塾講師
メリット
✔︎ 責任感やリーダーシップが育つ
✔︎ 学業との両立がしやすく高時給
✔︎ 就職活動でガクチカにしやすい
デメリット
✔︎ 責任とプレッシャーが大きい
✔︎ 教材適性と学力が求められる
✔︎ 安定した収入を得にくい
塾講師は家庭教師に比べるとシフトが安定しやすい傾向があります。
ただし、収入面では飲食などの文系学生に人気なアルバイトに比べて低めであるため、学業と両立しながら自分の強みを活かし、やりがいを感じつつ将来に役立つコンサルティングスキルを身につけたい場合におすすめです。
また、担当できる教科によっては採用されにくいこともあり、生徒とのコミュニケーション力が重視されるとはいえ、最低限の学力は必要とされる点に注意が必要です。
完全リモートの塾講師
「アルバイトしたいけれど、学業との両立や出勤時間の融通が心配…」そんな不安を抱えていませんか?
自分で働く時間を決められて、家から気軽に業務ができたら…。
そんな忙しい理系学生におすすめなのが【完全リモートの塾講師】です。
担当科目は大学受験の「英語」と「数学」のみ。授業形式ではなく添削やサポート中心のため、目の前で急に質問されて焦る心配もありません。
必要なのはパソコンとスマホだけ。完全リモートなので、働く時間も自分で調整できます。大学受験の経験を活かし、今度は受験生を支える立場になってみませんか?
7. 採点・添削
メリット
✔︎ 在宅で隙間時間を使って働ける
✔︎ 学業との両立がしやすい
✔︎ 反復作業が主で取り組みやすい
デメリット
✔︎ 枚数単位のため収入は少ない
✔︎ 単調な作業が続き飽きやすい
✔︎ ケアレスミスが致命的である
採点・添削のアルバイトは在宅で行えるケースが多く、隙間時間を活用できるため、忙しい理系学生にとって学業と両立しやすい仕事です。
また、大学受験で培った知識や経験を活かせる点も働きやすさにつながります。
一方で、基本的には枚数単位の出来高制のため大きな収入にはなりにくく、ケアレスミスが致命的となるため常に正確さが求められるプレッシャーもあります。
8. eラーニング教材作成
メリット
✔︎ 在宅で隙間時間を使って働ける
✔︎ 学業との両立がしやすい
✔︎ PC・編集スキルが身につく
デメリット
✔︎ 直接的な対人スキルが得にくい
✔︎ 納期に追われることがある
✔︎ 地味で細かい作業が多い
オンライン教材の制作に携わる業務であるため、PCスキルや編集スキルに加え、配置構成やデザイン力も身につき、クリエイティブ面を伸ばしたい人には良い経験となります。
また、リモートでできる作業が多いため、納期間際でなければ学業と並行しやすい点も魅力です。
ただし、単純作業も多いため、飽きやすい人には向かない可能性があります。
9. 科学館フロアスタッフ
メリット
✔︎ 専門分野や理系知識を活かせる
✔︎ 幅広い対人スキルが身につく
✔︎ 教育的なやりがいが大きい
デメリット
✔︎ 専門外の質問への対応が不安
✔︎ 繁忙期が非常に慌ただしい
✔︎ 給与水準はあまり高くない
科学館スタッフの学生アルバイトは、サイエンスに強い関心を持つ学生や、将来的に科学館の学芸員を目指す学生にとって非常におすすめです。
ワークショップやイベント運営の補助など企画に携わる機会もあり、対人スキルに加えてクリエイティブスキルも身につきます。
一方で、特に休日や長期休暇は非常に繁忙となり、給与水準も高くないため、このような仕事に興味がない人には厳しい面もあります。
10. ゲームテスター
メリット
✔︎ 開発中のタイトルを体験できる
✔︎ 未経験でもできる作業がメイン
✔︎ 接客などの対人業務がない
デメリット
✔︎ 単純な作業が多く飽きやすい
✔︎ 検証作業がメインのため退屈
✔︎ 給与水準はあまり高くない
ゲームテスターのアルバイトは、主に開発中のゲームのデバックが中心です。バグや不具合がないかを淡々と検証する作業が続き、最初は楽しい反面、飽きやすいという特徴もあります。
無言で画面と向き合い、ひたすら検証作業を繰り返すことに苦を感じないタイプであれば、時給は高くありませんがおすすめできるアルバイトです。
11. 施設の清掃
メリット
✔︎ 単純作業のため未経験でも可
✔︎ 接客業務がほぼないため気楽
デメリット
✔︎ 汚れやにおいなどの耐性が必要
✔︎ 体力的にきつく時給は低め
✔︎ 社会人スキルはつきづらい
ホテルや企業などの施設内清掃は対人業務がほとんどなく、接客が苦手な人には向いています。
一方で、体力的に負担が大きかったり、衛生面に耐性がないとつらいアルバイトでもあります。また、時給も高くはないため、向き不向きがはっきり分かれる仕事です。
12. コンビニ(夜間)
メリット
✔︎ 深夜割増で効率よく稼げる
✔︎ 昼間より客数が少ない
デメリット
✔︎ 生活リズムが乱れやすい
✔︎ 作業負担が重いことがある
コンビニの深夜アルバイトは対人業務がまったくないわけではありませんが、客数が少ないため一般的なアルバイトに比べて接客回数は少なくて済みます。
また、昼間に学業が忙しい場合でも深夜の時間を活用すれば働くことができ、自分の調整次第で学業との両立も可能です。
一方で生活リズムが乱れやすいリスクがあるため、自制心を持って取り組める人に向いています。