野菜カレーを1か月間食べ続けた結果を解説付きで紹介|肌への悪い影響

 

今回は『野菜カレーを1か月間食べ続けた結果を解説付きで紹介|肌への悪影響』について紹介します。

 

野菜カレーは、野菜だけでなく、タンパク質も炭水化物も同時に摂れる、非常にバランスのいい食事です。

 

そんな野菜カレーですが、毎日食べ続けると一体どうなるのでしょうか。

 

今回は、実際に1か月間野菜カレーを食べ続けることで検証したので、その結果を科学的解説付きで紹介したいと思います。

 

1か月間野菜カレーを食べ続けてみたら、まさかあんなことになるなんて…

マネー金

 

野菜カレーを1か月間食べ続けた経過日記

 

【野菜カレーの材料】

  • 人参(2本)
  • 玉ねぎ(2玉)
  • かぼちゃ(1/2玉)
  • ナス(3本)
  • トマト(2玉)
  • ほうれん草(2束)
  • オクラ(盛りつけ時に1本)
  • 鶏肉(250g)
  • カレールー(甘口)
  • 水6.5L

※全部で8食分ある

 


1週目
肌の状態に変化なし

1周目はそれほど肌の調子に変化はなし。ただし、悪化することもなかった。

 


2週目
肌に保湿感を感じる

肌が保湿されてすべすべになった気がし始める。栄養バランスは取れているので、肌調子が改善されても不思議ではない。

 


3週目
少しニキビが出る

肌は保湿されていてすべすべ感を感じるのだが、ニキビができた。。また、このあたりからカレーに飽きが生じてくる。

 


4週目
お腹の調子が悪くなってくる

4週目は、お腹の調子が悪化した。それと並行して、鼻横にニキビができる。

 


 

1か月間野菜カレーを食べ続けてみたところ、最初は良い効果が出ていたのですが、途中から雲行きが怪しくなってきました。

 

なぜバランスが良く、体にも良さそうな野菜カレー生活が、今回のような結果になったのでしょうか。

 

野菜カレーに含まれる成分とその効果

 

人参

 

  • β-カロテン(カロテノイド系)
  • ルテイン(カロテノイド系)
  • クマリン(ポリフェノール系)
  • カリウム
  • 食物繊維

 

カロテノイド系の物質は、『活性酸素種』という、体内の細胞を酸化してしまう毒物を消す働きを持っています。

 

また、ポリフェノール系の物質も、カロテノイド系の物質と同様の働きをします

 

これらの働きのことを、一般的に『抗酸化作用』といい、アンチエイジングとして有名です。

 

カリウムは、血流促進に貢献するので、体内の代謝を整えてくれます

 

食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなることで、腸を活性化します。

 

腸が活性化されると、美容にも健康にもつながるので、腸内環境は重要です。

 

玉ねぎ

 

  • 硫化アリル
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • カリウム

 

硫化アリルは血液中の毒素を体外に排出する機能を持っています。

 

ビタミンB1、B2は代謝促進に貢献します。もしこれらのビタミンが存在しなかったら、代謝は回らなくなるのです。

 

ビタミンCは、抗酸化作用と、色黒色素であるメラニンの合成を抑制する働きもあります。まさに美白のための物質と言えます。

 

カルシウムはご存じの通り、骨の強化に貢献します。

 

 

かぼちゃ

 

  • β-カロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 食物繊維

 

ビタミンEは、カロテノイド系やビタミンCと同様に抗酸化作用を持っています。

 

また、βカロテンという、美容健康には必須の物質が多く含まれています。

 

一方で、ジャガイモにはあまり含まれていません

 

そのため、今回の野菜カレーにはかぼちゃを用いています。

 

ナス

 

  • ビタミンC
  • カリウム
  • 食物繊維
  • ナスニン

 

ナスニンはナス特有の物質であり、抗酸化作用を持った物質です。

 

トマト

 

  • リコピン
  • カリウム
  • ビタミンC

 

リコピンは抗酸化作用を持つ物質です。

 

抗酸化力も、ビタミンEの数十倍という、かなり高いものとなっています。

 

ほうれん草

 

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • β-カロテン
  • 葉酸
  • 食物繊維
  • 鉄分

 

葉酸は造血促進に貢献します。

 

また、鉄分も含まれているため、貧血気味の方にはかなり効果的な食べ物です。

 

ただ、ほうれん草に含まれている鉄分は非ヘム鉄なので、ヘム鉄に比べると非常に吸収が遅いのが難点です。

 

実はこの鉄分なのですが、ダイエットができるかどうかに深く関わっています

 

 

オクラ

 

  • ムチン
  • β-カロテン
  • ビタミンB1
  • 食物繊維

 

ムチンは、糖とタンパク質が結合した『糖タンパク質』という物質です。

 

糖タンパク質は、粘膜の成分なので、外から入ってきた外敵から細胞を守る働きをします。

 

鶏肉

 

  • タンパク質
  • ビタミンB1、2
  • ビタミンK
  • 飽和脂肪酸
  • 不飽和脂肪酸

 

タンパク質は体の根本です。

 

タンパク質を摂ることで、体内の酵素や、皮膚や髪の毛などが作られます。

 

また、タンパク質はターンオーバー促進にも貢献します。

 

ビタミンKはビタミンB群と同様に、代謝を整える働きがあります。

 

飽和脂肪酸は体内でエネルギーに変換されるため、最低限は必ず必要です。また、肌の乾燥を防ぐ皮脂の原料にもなります。

 

不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールの減少に貢献し、肌の細胞を安定させるための善玉コレステロールを増やす役割もします。

 

つまり、肌のキメの細かさに貢献するということです。

 

 

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • 炭水化物
  • タンパク質

 

米の場合はほとんどが炭水化物です。

 

つまり、体を動かすためのエネルギー源ですね。

 

 

カレールー

 

  • 飽和脂肪酸
  • ナトリウム

 

これらは最低限には必要ですが、摂り過ぎると太る原因や、むくみ、高血圧の原因になります。

 

1か月間野菜カレー生活を続けて体調が悪化した理由

 

  • 熱でビタミン類は壊れるので、ビタミン類の効果はほぼなし
  • 炭水化物や脂質、ナトリウム成分が多いため、エネルギー源の過剰
  • 食べ過ぎてしまうことにより、血流悪化

 

脂質や炭水化物やナトリウムは摂り過ぎると血流悪化や皮脂量増大につながります。

 

そのため、肌の調子が悪くなってしまいます。

 

また、摂取飽和脂肪酸量が多いと、腸内の悪玉菌が増殖し、腸内フローラが崩れます。これも健康を損ねる原因です。

 

つまり、悪影響が出た最大の理由は「炭水化物である米と、飽和脂肪酸やナトリウムを含むカレールーの量」でした。

 

野菜カレー自体は非常に効果的なので、米の量を調整したり、レトルトのルーではなく、自分でスパイスから作ったりすると、健康的な野菜カレー生活を送ることができます

 

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