鼻の下ニキビが繰り返す原因を1ヶ月かけて検証してみた|ダメな食べ物・睡眠

 

今回は『鼻の下ニキビが繰り返す原因を1ヶ月かけて検証してみた|ダメな食べ物・睡眠』について紹介します。

 

鼻下にニキビができると、すこしまぬけに見えて恥ずかしいですよね。

 

そして、鼻をかんだ時に潰してしまって、さらに悪化してしまうことも少なくありません。。

 

そこで今回は、なにが鼻下ニキビの原因になっているのかについて、1ヶ月間で検証してみました。

 

結論から言うと、鼻下ニキビの原因は以下2つです。詳細な理由に関しては記事内に記載しています。

 

■炭水化物(糖質)の摂り過ぎ

■栄養バランス的に炭水化物(糖質)の比率が高すぎ

 

もし、明日大切なプレゼンで人前に立つという方や、大切な人とのデートがあるという方がいらっしゃいましたら、是非今日一日この記事を参考にして過ごしてみてください。

 

大切な日にピンポイントで鼻下ニキビができてしまうというハプニングを高確率で避けることができると思います。

 

今回の記事はこんな方にオススメ

・明日はすごく大事な日だから鼻下ニキビができたら困る

・鼻下ニキビができる本当の原因って何?

・どうして鼻下にニキビができやすいの?

1.鼻下にニキビができやすい理由

 

鼻下にニキビができやすい理由は非常に単純です。ただ鼻の下に皮脂腺が多いというだけの理由です。

 

単位面積当たりの皮脂腺の数が多く、皮脂腺密度が濃いため、他の場所に比べて皮脂が詰まりやすくなっています。一度毛穴に皮脂が詰まると、毛穴内のアクネ菌が一気に増殖してしまい、そのアクネ菌の増殖の異常性に拒絶反応を示した体が炎症を起こします。

 

この炎症の正体が「ニキビ」です。このニキビやアクネ菌についての詳細な原理や対策については、以下の記事で詳細に説明しているため、是非以下の記事をご参考ください。

 

 

2.鼻下ニキビができる原因の検証

 

今回は、鼻下にニキビができる原因と言われる5つの要因をそれぞれ試して比較することにより、どの要素が一番鼻下ニキビ発生に直結しているのかを検証してきました!

 

一般的にネット上で鼻下ニキビの要因と言われているものには以下があります。

 

■脂質の過剰摂取

■タンパク質の過剰摂取

■糖質の過剰摂取

■野菜不足

■睡眠不足

 

これら5つについてそれぞれ1週間単位で検証してきたので、その結果を共有します。

 

結果の評価の仕方は、検証1週間後の「ニキビの数」×「ニキビの大きさ」のマトリックスを数値化し、さらにその数値を★1~4つの4段階評価で表したいと思います。

 

星の数が多いほどニキビができる危険が高く、星の数が少ないほどニキビができる危険が低いという定義です。

 

脂質の過剰摂取 ★★

 

脂質の過剰摂取の仕方については2通りあり、それぞれで鼻下ニキビのできやすさが大きく異なります。

 

炭水化物少なめ+脂質過剰 ★

炭水化物の摂取量を通常の1/3量以下に抑えた状態で脂質をメインに摂取した場合、ニキビはできませんでした。ポイントは「炭水化物の量を1/3量以下」というところです。

 

炭水化物量を0にしてしまうと、それは単純に血糖値の低下を招いてしまい、代謝機能が低下してしまうため、後々に体に響いてきます。そのため、炭水化物量を全くの0にするのはできるだけ避けてください

 

ちなみに、ここでいう「炭水化物」とは糖質のことです。そのため、白ご飯だけでなくお菓子などに含まれている糖質量も合計して「通常の1/3量以下」ということになります。

 

炭水化物通常量+脂質過剰 ★★★

こちらの場合は、炭水化物を通常量摂取したうえでさらに脂質を過剰に摂取した場合です。この場合を1週間検証した結果、ニキビが2つほど鼻の下にできました。

 

しかもそこそこ痛そうな大きめのやつが…

 

焼き肉に行った時などに感じる人もいるかもしれませんが、白ご飯も肉もがっつり食べた場合と、肉だけ食べた場合とでは次の日肌の調子が大きく異なっていたりしますよね。

 

今回の場合の検証は、見事にこの焼き肉パターンの結果を反映していました。

 

タンパク質の過剰摂取 ★

 

タンパク質はアミノ酸が集合した構造体です。そして、アミノ酸の中には「アミノ基」という構造が存在しており、このアミノ酸中のアミノ基は体の中で代謝を受けると「アンモニア」という有毒物質に変換されます。

 

そして、アンモニアは肝臓で「尿素サイクル」という代謝を受けて尿素という無毒物質に変換され、尿として体外に排出されます。一見良いことのように見えますが、この無毒化の代謝を動かすときに、肝臓は負担を受けます。

 

そのため、タンパク質を過剰に摂取すると、それだけ肝臓に負担がかかることになります。

 

これがタンパク質と肝臓の関係性と原理であるため、いくらタンパク質がターンオーバーや美肌に貢献するからと言って、過剰に摂取すると体や肌に影響が出ると思っていました。

 

しかし、タンパク質の過剰摂取ではニキビができませんでした。ものすごく肌の調子がいいということもなかったですが…。これは私にとって少し意外で面白い結果でした。

 

タンパク質の過剰摂取が体に与える影響に関しては以下の記事にまとめていますので、興味がございましたら是非ご参考ください。

 

 

糖質の過剰摂取 ★★★★

 

これが一番鼻下ニキビに影響しました。やはり糖質は多くの体内物質の原料になるため、多く摂り過ぎるとその分不要物質まで作ってしまいます。ただ、やはり人間糖質を取ってなんぼ…

 

糖質をたくさん摂取している間の幸せと言ったらもうっ…

 

ニキビとか皮下脂肪とか気にせずに好きなものを好きなだけ食べる生活も、心の健康にはいいのかもしれませんね。体の健康には最悪ですが…。

 

野菜不足 ★★★

 

野菜不足に関してですが、これも他の成分の摂取状況によって変わってきます。糖質を抑えてタンパク質等を中心に摂取していればそこまで鼻下ニキビに影響しませんでした。

 

しかし、糖質もしっかりと摂取したうえで野菜が不足していると、ちゃんと鼻下にポツッとニキビができていました。

 

睡眠不足 ★★

 

まず最初に睡眠不足の定義についてですが、今回の場合の睡眠不足は「6時間以下の睡眠時間」を睡眠不足の定義としています。

 

今回私が検証した睡眠時間は5時間でした。睡眠不足はホルモンバランスの不安定化につながってしまうため、皮脂分泌量が増えてしまう原因となります。

 

そのため、皮脂量アップにより毛穴が詰まり、ニキビができやすくなるのが本来の科学的な知見なのですが、想像以上に鼻下ニキビはできませんでした

 

むしろ睡眠不足によるホルモンバランスの不安定化よりも、食生活の栄養バランスの不安定化の方が鼻下ニキビに影響があったイメージでした。

 

これも、私にとっては意外な結果の一つでした。

 

睡眠時間と美肌に関する記事は以下の記事にまとめていますので、もし興味があれば是非以下の記事もご覧ください。

 

肌にいい睡眠時間は?美肌効果のある睡眠時間を実際に検証してみた

 

3.結果の考察

 

今回の「世間一般で言われている鼻下ニキビの要因5つ」のうちで影響が大きかったものは以下でした。

 

■糖質通常量+脂質過剰

■糖質の過剰摂取

■野菜不足

 

どれにも共通していることは「糖質の量」が鼻下ニキビに影響しているということです。これには理由があります。

 

炭水化物は体内で脂質にもタンパク質にも変換されます。炭水化物からはエネルギーも獲得できるのですが、このようにタンパク質や脂質も作り出すことができるのです。

 

基本的に摂取した炭水化物はエネルギーを作り出すために使われるのですが、十分エネルギーを獲得出来たら、今度はエネルギーを蓄えようとします。

 

その蓄え方が「脂肪」という形で蓄える蓄え方です。つまり、ある程度炭水化物からエネルギーを獲得した後、残りの炭水化物は脂質に変換されて脂肪という形で蓄えられるのです。

 

この際に脂質が作られるため、皮脂(脂質)量が増え、毛穴のつまりにつながります。

 

一方、逆に脂質やタンパク質からも一応糖質を作り出すことができるのですが、「糖質⇒脂質やタンパク質」に比べて「脂質やタンパク質」⇒「糖質」の代謝効率は非常に悪いです。

 

そのため、炭水化物をあまり摂取していない状態でタンパク質や脂質を過剰に摂取した場合、タンパク質や脂質を糖質に一度変換してエネルギーを獲得しようとするので、エネルギーが十分状態に至るまでに結構なタンパク質や脂質量が必要になります。

 

これは、余分なタンパク質や脂質が残りづらいことを示しています。もちろん余分な脂質が残れば、それは皮脂として用いられるので毛穴のつまりにつながるのですが、余分な脂質が残っていなければ皮脂量が過剰になることはありません

 

そのため、糖質の過剰に比べて脂質やタンパク質の過剰は鼻下ニキビへの影響が小さかったのです。

 

これらの説明の原理の詳細に関しては以下の記事でわかりやすく説明しているので、もし興味があれば以下の記事をご参照ください。

 

 

4.まとめ

 

以上をまとめると、次の日に鼻下ニキビができるのを避けるためには以下を守る必要があります。

 

■その日の糖質の摂取量を通常の1/3ほどにしてみる

■野菜を気休め程度でいいので少し摂取

■睡眠時間は6.5~7時間がオススメ

 

以上が、科学的な知見及び私自身の経験上の結果です。

 

もし明日大切な用事があり、鼻下ニキビを作るわけにはいかないという方がいたら、是非参考にしてみてください。

 

今回は以上です。

 

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