今回は『塾講師バイトの1日の業務内容・シフト・稼ぎやすさ』について紹介します。
バイトで塾講師をしてみたいと考えている大学生、大学院生は今回の記事を参考にしてみてください。
マネー金
目次
塾講師バイトの1日の業務内容
- 授業スケジュールの調整
- 授業資料の準備
- 授業
- 授業後報告
1.授業スケジュールの調整
- 生徒の学校のテスト予定を確認
- テスト予定に合わせて授業のスケジュールと目標を組む
毎回ではありませんが、定期的に担当生徒の学校のテスト予定を確認して、授業のスケジュールを組む作業が発生します。
気をつけるポイントがあるとすれば、生徒の理解度や授業の進行が予定通りに進まない可能性が高いということです。
次のテストで生徒に何点を取らせるかの目標設定もする必要があるので、現実的な範囲内で目標を定めましょう。
2.授業資料の準備
- 生徒に配る授業資料のコピー
※問題・解答を生徒用と自分用で準備
塾に置いてある参考書や、生徒の持っている教科書で授業をする場合、授業前にあらかじめ生徒と自分の分の資料を印刷しておく必要があります。
授業開始前に20分くらい時間を取っておいて、その時間で資料の準備をしましょう。
その日の勤務終わりに次の授業の資料を印刷して準備しておくという手もあります。
3.授業
- 学校の進捗・テスト予定を確認
- 学校の内容の不明点を確認
- 前回出題した宿題の確認
- 予定の授業の開始
- 次の授業までの宿題を出題
- 授業や宿題の内容を報告書に記入
I.学校の進捗・テスト予定を確認
授業開始直後は、学校の授業の進捗やテスト予定の確認をすることが多いです。
学校の進捗の方が早ければ、塾の授業のスピードを早めなければなりませんし、遅ければじっくり授業をすることができます。
学校の状況を確認しながら、毎回の授業スケジュールを変更していくことも業務のうちの一つです。
II.学校の内容の不明点を確認
学校の内容で生徒が理解できていない箇所があったら、その箇所を扱う必要があります。
そのまま放っておくと生徒の学力の低下に繋がってしまいかねません。
そのため、スケジュール確認が終わった後は、生徒からヒアリングする時間を設けている塾が多いです。
III.前回出題した宿題の確認
塾講師は毎回生徒に宿題を出すことを課せられます。
そのため、授業の最初の段階で、前回の宿題を確認する作業が発生します。
宿題の答え合わせと、間違った箇所の解説をすればOKです。
IV.予定の授業の開始
ここまで終わって初めて、自分の中で予定していた授業が始まります。
授業のスタイルに関しては、担当講師ごとにバラバラなので、自分の形で授業をすればOKです。
V.次の授業までの宿題を出題
授業が終われば、次回までにやってきてほしい宿題を出題する作業があります。
宿題の出し方に関しても、担当講師ごとにバラバラです。
宿題の量は生徒と話し合って、生徒の負担も考えながら出すようにしましょう。
私の場合は、『基礎知識』『前回までの授業の復習』『本日の授業の復習』という3種類の宿題を少しずつ出すようにしていました。
VI.授業や宿題の内容を報告書に記入
授業が終われば、『その日の授業の内容・生徒の様子・宿題の内容』を報告書に書く作業があります。
また、連絡帳にコメントや宿題を書き込んで生徒に渡す塾も多いので、報告書とは別にその作業もあります。
4.授業後報告
- 塾の正社員に授業後報告
- 親に授業後報告
授業後に、報告書をもとに正社員に授業内容や生徒の様子を報告する作業があります。
また、塾によって異なりますが、アルバイトの塾講師が授業後に親にメールで授業内容や生徒の様子を送る場合もあります。
塾講師バイトの時期ごとのシフト
【シフトが変わるタイミング】
- 通常時
- 生徒のテスト前
- 生徒の長期休暇
通常時
- 担当生徒1人当たり週2~3回の授業数
- 1回あたり70~80分
【例】
担当生徒が3人なら、月に28~48時間の労働になる
受け持つ生徒の数は人によって異なりますが、特に希望がなければ大体3~4人ほどです。
もっとシフトに入りたい等の要望があれば、喜んで担当生徒数を増やしてもらえると思います。
生徒のテスト前
- 担当生徒1人当たり週3~5回の授業数
- 1回あたり70~80分
【例】
担当生徒が3人なら、週に10.5~20時間の労働になる
生徒がテスト前の場合、基本的に授業数は増えます。
テスト前のどこか1週間で回数が少し増えることが多いです。
生徒の長期休暇
- 担当生徒1人当たり週3~5回の授業数
- 1回あたり70~80分
- 担当する生徒数が通常時よりも1~2人ほど増える傾向
【例】
担当生徒が4~5人なら、週に14~33時間の労働になる
生徒の長期休暇(春・夏・冬)は、1人当たりの授業回数だけでなく、担当生徒数も増える傾向があります。
もちろん、強制的に入れられることは基本的にありません。
夏休みのように、1か月間生徒が休暇の場合は、かなりの稼ぎ時と言えますね。
塾講師アルバイトの月給
- 生徒の長期休暇時以外
- 生徒の長期休暇時
1.生徒の長期休暇時以外
- 担当生徒1人当たり週2.5~4回の授業数
- 1回あたり70~80分
- 時給1000~1600円
【例】
担当生徒が3人なら、35,000~10,2400円
上記はあくまで最低と最高の範囲なので、平均的には月に5~6万円前後が多いでしょう。
塾講師はめちゃくちゃ稼げるというわけではないので、大量に稼ぎたい人は家庭教師や日雇いバイトを織り交ぜると良いでしょう。
2.生徒の長期休暇時
- 担当生徒1人当たり週3~5回の授業数
- 1回あたり70~80分
- 時給1000~1600円
【例】
担当生徒が4~5人なら、56,000~21,3000円
学生の場合、年間で103万円以上を稼いでしまうと親の税金負担額が増えてしまうので、長期休暇のバイトは考えて入れるようにしましょう。
平均的な給料は月に8~10万円前後の人が多いです。
塾講師のバイトに合格するために
もし塾講師のアルバイトをしようと考えている方は、以下の記事をご覧ください。
塾講師は説明能力も身に着きますし、対人スキルも身に着くので、就活のネタにもしやすいです。