研究室に行きたくない学生へ|パターンごとの対処法7選を東工大生が紹介

 

今回は、研究室に行きたくない理系学生向けに『研究室がつらい時のパターンごとの対処法7選』について東工大卒である私が紹介します。

 

マネー金

東工大の研究室で学部と修士をなんとか乗り越えたから、その時の方法を話すね~

 

研究室生活って本当に苦しいですよね。

 

私も修士1年生の時に、大学院を中退しようかずっと悩んでいたので非常に分かります。

 

『あと1年の我慢じゃん』

 

『あと数か月の我慢じゃん』

 

周りからはこのような意見を言われますが、その1年、その数か月が本人にとってどれだけ長く、つらく感じることか…。

 

中退しようにも、今までの努力を考えると簡単には踏み出せない、かと言ってこのまま耐えられるかも分からない。

 

このような不安定な状態が続き、さらに心が塞ぎ込んでしまうこともあります。

 

毎日あと何ヶ月で解放されるか数えるようになるよね…

スカイウォーカー

 

そして、メンタルがやられる原因は、人によって様々です。

 

学生や教授との人間関係が原因の人もいれば、研究内容や劣等感、閉鎖空間への嫌悪感が原因の人もいます。

 

このように、研究室生活には心が疲弊してしまう要因が多く存在する一方で、対処が難しい傾向があるので厄介です。

 

もうどうしていいか分からないという人も少なくないでしょう。

 

そこで今回は、研究室がつらくて行きたくないという方向けに、悩みのパターンごとの対処法7選を紹介したいと思います。

 

1.研究室に行きたくない時の対処法5つ

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学部生の場合、以下のようなパターンごとの対処法があります。

 

学生との人間関係が原因の場合

出来るだけ居室外で作業するようにする

  • 実験室での作業時間を増やす
  • 論文を印刷して居室外のスペースで読む
  • 居室内での作業時はイヤホンを付けて作業する
  • 昼食や夕食は研究室外で取る(←1人で食べるなんてごく普通の現象なので恥ずかしがる必要は一切なし)

 

研究室は、必ずしも学生同士で仲良くしなければならないわけではありません。

 

なぜなら、卒業に学生との人間関係の良し悪しは一切関係ないからです。

 

そして、どれだけ険悪なムードであったとしても、せいぜい裏で悪口が繰り広げられる程度であり、直接的に害を及ぼしてくるケースは少ないです。

 

そのため、自分から距離を取って、嫌われる勇気さえ持てば解決できます。

 

学生との人間関係で悩む人は大抵、嫌われることを恐れるがゆえにストレスが溜まっていくというケースが多いです。

 

気にしないのが一番なのですが、いきなり気にしないというのも難しいと思うので、まずは居室にいる時間を減らしましょう

 

私も発表時以外、1か月間言葉を発さないなんて時もありました。

 

教授との人間関係が原因の場合

教授の発言は話半分程度に聞いていれば十分

  • やっておけと言われた実験や研究は半分程度こなせば十分
  • 罵倒や暴言は、社会不適合者の戯言と思って基本無視で良し
  • 仕事とは異なり、学費を払っている立場なので自分を責める必要なし
  • 修論や中間発表や学会直前期以外はある程度距離を取っても良し

 

学生との人間関係と少し違うところは、『教授の協力は卒業に必須である』というところです。

 

研究室の場合、教授は絶対的な存在です。

 

そのため、教授の言うことは必ず守らなければならず、教授には逆らうことができないと思っている学生も非常に多いです。

 

しかし、これは少し違います。

 

たしかに教授の存在は卒業に必須です。しかし、教授の言うことは卒業に必須ではありません

 

特に、学生のキャパを超えた要求や、暴言・罵倒などは、聞き入れるだけ時間と体力の無駄です。

 

教授が要求してくる実験は必ずこなすべきと思っている学生も多いですが、一切そんなことありません。

 

むしろそれを全てこなせていたら、それこそ給料を貰って雇われるべきです。

 

学生はあくまで『学費を払って研究力という教育商品を買っている立場』であるため、卒業に必要な最低限のタスク以外は本人の意向次第です。

 

そのため、やりたくないのであれば、最低以上のことはやる必要ありません

 

そして、その最低ラインは、教授の要求の半分以下であるケースがほとんどです。

 

『でも、教授の言うことを聞かないと卒業の時に協力してくれないかも…』と思う人もいるかもしれませんが安心してください。

 

修士までの場合、学生側が無断で不登校続き等、学生側に明らかに非がある場合以外で卒業させなかったら、教授の責任になります。

 

そして、もしそうなった場合、その研究室自体の評判が下がるだけでなく、教授は学校側からも厳重注意を受けることになります。

 

そのため、よっぽどのことがない限り普通の学生を卒業させないなんてことはできません(博士は別)。

 

自分のキャパを超えそうなのであれば、無視しても大丈夫なのです。

 

研究内容が原因の場合

一旦その研究から離れてみる

  • 研究が上手くいってない場合は、論文を読んだり息抜きをしたりしてみる(研究の成果には波とタイミングがあるのでそれまでは気長に待つことも大切)
  • 研究内容が好きでない場合は、テーマ替えを考えてみるのもあり

 

研究内容に原因がある場合は、一旦その研究と距離を取ってみてください。

 

実験を一旦やめて関連論文を読み漁る期間を設けたり、思い切って息抜き期間にするのもありです。

 

研究には、不思議と何をやっても上手くいく時と、何をやってもダメな時があります。

 

その波はやっているうちに分かってきます。

 

そのため、根詰めて爆発する前に一旦距離を取って、波が来るのを待ってみるのも一つの手です。

 

また、研究内容があまり好きになれない場合や、先が全く見えない場合は研究テーマを思い切って変えてみるのも良いですね。

 

私なんて、卒論発表の3か月前に研究テーマがガラッと変わり、修士1年の3月にテーマがまた変わるという、まさかの2回のテーマ替えを経験しました。

 

それでも、卒論も修論も無事に通過できました。

 

むしろテーマを変えたことによって新たな発見ができ、大きくテーマを進めることができたほどです。

 

テーマを変えて心機一転するという意味でも、他の視点の知見が増えるという意味でも、テーマ替えは重要です。

 

劣等感が原因の場合

劣りを認めて努力すれば十分解決できる

  • 知識を増やす
  • 思考する頻度を増やす
  • 時間が経つのを待つ

 

研究室での生活で劣等感を抱くケースとしては以下が挙げられます。

 

✔ 理解力や地頭

✔ 研究への熱意

✔ 研究の進捗

 

理解力や地頭

研究室の先輩たちや同期の理解力や地頭が良い場合、置いて行かれている感じがして劣等感を抱くケースが多いです。

 

これは研究室に所属すると多くの人が感じることでしょう。

 

理解力や地頭は才能の類であるため、どうしようもないと思われがちですが、そんなことはありません。

 

理解力や地頭は『知識量 × 思考の頻度』で十分カバーすることができます。

 

私が所属していた研究室も、周りが皆頭が良く、最初劣等感しかありませんでした。

 

私がいなくとも、別の人が片手間で研究した方が成果が出るのではないか等と思ったこともありました。

 

研究会や論文会での理解力も、周りの先輩はもちろん、同期にもついて行けずに落ち込んでいました。

 

しかし、時間が経過して知識が増えていくうちに、徐々に理解力が上がっていきました。

 

そして、研究以外にも就活(特に戦略コンサル)で考える時間が増えたおかげか、修士1年の中頃には周りに引けを取らないほどまでに理解力や地頭を伸ばすことができました。

 

研究への熱意

これに関しては、学部4年生までのうちは劣等感を抱き続けるかもしれません。

 

研究への熱意は、時間が経つにつれて上がってくる傾向があります。

 

理由は、自分のテーマに愛着が湧いてくるからです。

 

そのため、学部4年生のうちは、劣等感を解消できない可能性があります。

 

しかし、時間が徐々に解決してくれるので、それほど気にしなくても構いません。

 

研究の進捗

研究室に所属して間もない頃(特に学部4年生)は、『研究の進捗具合』が同期との勝負所と思っているところがあります。

 

そのため、同期よりも研究の進捗が劣っていると感じると、劣等感を抱いてしまいがちです。

 

このような進捗具合の劣等感も、修士に入ればあまり気にならなくなります

 

研究はあくまで自分との闘いであると感じ始めるからです。

 

そのため、こちらも時間が解決してくれるのであまり気にしなくても構いません。

 

コアタイムや忙しさが原因の場合

前日に当日のスケジュールを詳細に立て、隙間時間は全力でサボる

  1. 当日の実験や研究スケジュールを立てる
  2. それ以外の予定がある場合は、スケジュールの空き時間に割り当てる
  3. その上で隙間時間が生じれば、その時間は全力でサボる

 

忙しさに関しては、残念ながら回避することはできません

 

特に修士1年時などは、研究だけでなく、授業も就活も、人によってはアルバイトもあります。

 

忙しいとかいうレベルではありません。

 

そんな中で全てをこなすためには、詳細なスケジュールが必要になってきます。

 

これは、残念ながら一度は通過しないといけない試練です。

 

しかし、ずっと張りつめているのもしんどいですよね。

 

なので、スケジュールの隙間時間は全力で自由時間にしてください。

 

授業時間などで無駄と思ったものがある時も、研究でサボれる部分がある場合も、上手にサボって回復しましょう。

 

特にコアタイムが無駄に長い研究室の場合は程よく隙間時間を作ってサボった方が良いですね。

 

本来の実質作業時間だけで言えば、それほど長くする必要はないはずだからです。

 

2.どうしても耐えられない時の手段は2つ

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どう頑張ってももう対処ができなくて、耐えられないという場合は以下の手段を取り入れてみてください。

 

  1. 一度休学する
  2. 強制的に研究室を変える

 

①一度休学する

退学を考える前に、必ず一度休学を挟むこと

 

退学をするのは休学をした後、どうしても回復しなかった場合にしてください。

 

一度休学すると、自分自身がリフレッシュして変わったり、教授や学生などの元凶が改心したりすることがあります。

 

私の友達も、教授との人間関係で苦しんで休学したのですが、教授が改心して別人のようになったことで無事に再登校できるようになり、卒業もすることができました。

 

多くの場合は一度休学を挟むと解決できます。

 

そのため、退学する前に一度休学を挟んで様子を見てみてください。

 

②強制的に研究室を変える

学科長に相談をすることで研究室を途中でも変えることができる(詳細は学生相談室等に聞くこと)

 

研究室は院試のタイミングでしか変えることができないと思われがちですが、途中でも変えることができます

 

基本的には学科長に相談をし、現状で空席のある研究室リストの中から行きたい研究室を選んで、双方の合意があれば移ることができます。

 

大学によって少し方法が異なる可能性があるので、詳細は大学、あるいは大学院の学生相談室に聞いてみてください。

 

『変わった後、前の教授と気まずいかも…』と思うかもしれませんが、会うことなんてほとんどないですし、会ったとしてもお互いに他人として接するはずなので気にする必要は一切ありません

 

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