【東工大生が紹介】理系の研究室生活の一部始終|年間スケジュール

 

今回は『【東工大生が紹介】理系の研究室生活の一部始終|年間スケジュール』について紹介します。

 

理系の研究室は閉鎖的で、研究室見学では研究室のライフサイクル全ては把握できませんよね。

 

そこで今回は、研究室のライフサイクルと年間スケジュールを紹介したいと思います。

 

是非、研究室に入る前の自分の中でのイメージ作りに活用してください。

 

理系の研究室の年間ライフサイクル(学部4年)

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4月~5月(学部4年)

  • 研究研修
時刻 作業内容
10:00~12:00 研究研修
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 研究研修
16:00~17:00 過去の研究の論文閲覧

 

この時期は、研究室が持っている全研究テーマに共通している基礎研修を行ないます。

 

教授や助教授が教えてくれる研究室もあれば、先輩から教えてもらうケースもあります。

 

研究の進め方、実験方法、基礎知識のインプットなど、みっちりと時間を取って教えてくれます。

 

また、過去の先輩の研究結果や論文を見て知識をインプットしたり、どの研究を自分が引き継ぐかを考える時期でもあります。

 

この時期はスケジュールがタイトなので、研究室に所属した直後の学部4年生にはこの時期はつらいかもしれません。

 

6月~7月(学部4年)

  • 研究テーマの決定
  • 前任者の研究の再現
  • 研究発表(自分の発表2回)
  • 論文紹介会(自分の発表1回)
  • 院試対策(院試免除者は研究)

 

多くの研究室が、6月初旬に研究テーマを決定します。

 

いま誰も従事していないテーマが選択可能対象です。

 

院試免除者の場合

時刻 作業内容
10:00~11:00 前任者の論文閲覧
11:00~12:00 関連論文閲覧
12:00~13:00 昼食
13:00~14:00 関連論文閲覧
14:00~17:00 前任者の再現

 

この時期は、自分の研究テーマが決まっているケースが多いです。

 

そのため、前任者の修士論文を何度も熟読するところから始まります。

 

また、前任者のデータの再現を取るように教授から命じられるはずです。

 

【理由】

  1. 作業をちゃんと手順通りにこなせるかの確認
  2. 前任者のデータに誤りがないかどうかの確認

 

また、この時期から研究発表会と論文紹介会が始まります。

 

研究発表会では、前任者の再現を取った結果を発表することになります。

 

論文紹介会では、自分の研究テーマに関連した論文を読み込んで全員に紹介します。

 

最初はボロボロに怒られると思いますが、誰もが通る道ですので適当に聞き流しておいて構いません。

 

院試受験者の場合

時刻 作業内容
10:00~11:00 前任者の論文閲覧
11:00~12:00 前任者の再現
12:00~13:00 昼食
13:00~19:00 院試の対策

 

院試受験者の場合、院試に受かることがメインであるため、研究発表会や論文紹介会は免除になるケースが多いです。

 

論文紹介は、慣れていないと1か月近く準備に時間を要するので、ラッキーですね。

 

8月~9月(学部4年)

  • 特になし

※この時期は夏休み期間なので、強制的なイベントはない

 

夏休み期間ではありますが、定期的に教授に研究の進捗を共有しなければならないので、まとまった休みを取ることはできません。

 

取ることができて1~2週間ほどです。

 

また、夏休み明けすぐに研究発表会、論文紹介会があるので、準備をしなければなりません。

 

夏休み期間にコアタイムはないのですが、一日のうち数時間は研究室にいる感じです。

 

10月~2月(学部4年)

  • 自分のテーマの研究
  • 研究発表(自分の発表3回)
  • 論文紹介会(自分の発表2回)
  • 研究室旅行(4年生が企画)
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~18:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

10月からは卒論に向けて本格的に自分のテーマに取り組み始めます。

 

それと並行して、空き時間で前任者の論文の再確認や関連論文を読み漁る日々になります。

 

休む暇がないように見えますが、徐々に研究室に慣れてきて息抜きの仕方が分かるようになってきます。

 

やることさえやっていれば、実験や研究の空き時間のうちの何割かを自由な息抜き時間に当てても大丈夫です。

 

3月(学部4年)

  • 卒論
時刻 作業内容
10:00~12:00 卒論準備
12:00~13:00 昼食
13:00~19:00 卒論準備

 

3月の上旬に卒論発表があります。

 

この時期はそれに向けて全力で準備をする期間です。

 

卒論発表が終われば、次に4月に研究室が始まるまでは自由なので、この期間で旅行に行ったり、遊びましょう。

 

 

理系の研究室の年間ライフサイクル(修士1年)

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4月~5月(修士1年)

  • 自分のテーマの研究
  • 研究発表(自分の発表が1回)
  • 論文紹介会(自分の発表が1回)
  • 大学院の授業(2日に1回2時間ほど)
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~18:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

修士1年生は、大学院の授業の単位を取らなければなりません。

 

授業と自分の研究と各発表会の準備で、意外と忙しいです。

 

6月~8月(修士1年)

  • 自分のテーマの研究
  • 研究発表(自分の発表1回)
  • 論文紹介会(自分の発表1回)
  • 大学院の授業(2日に1回2時間ほど)
  • 就職活動(1日のうち2時間ほど)
時刻 作業内容
10:00~12:00 就活
12:00~13:00 昼食
13:00~19:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

正直、3年間の研究生活の中でこの時期が一番忙しいです。

 

ただでさえ授業で時間が取られるうえに、インターン向けの就活、研究会や論文会、自分の研究が重なってきます。

 

さらにアルバイトまでしていたら、自分の時間をなかなか取ることができません

 

9月~10月(修士1年)

  • 自分のテーマの研究
  • インターン
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

この時期は、自由に実験をして、時にはインターンに参加してという感じです。

 

11月~2月(修士1年)

  • 自分のテーマの研究
  • 研究発表(自分の発表2回)
  • 論文紹介会(自分の発表1回)
  • 大学院の授業(2日に1回2時間ほど)
  • 就職活動(1日のうち1時間ほど)
  • 修士中間発表会
  • 研究室旅行
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~19:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文の閲覧

 

この時期はかなりタイトなスケジュールになります。

 

中間発表は、学部4年生~修士1年生の冬までの進捗を、学科の教授や学生たちに発表するというものです。

 

3月(修士1年)

  • 自分のテーマの研究
  • 就活本選考の準備
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~18:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文の閲覧

 

3月は、就職活動の本選考で受けたい企業のエントリーが開始される時期です。

 

情報の登録がメインなので、大きな動きはありませんが、ESの見直しなどの作業が必要となってきます。

 

理系の研究室の年間ライフサイクル(修士2年)

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4月~6月(修士2年)

  • 自分のテーマの研究
  • 就活本選考(2日に1回ほどのペース)
  • 研究発表(自分の発表1回)
  • 論文紹介会(自分の発表1回)
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~20:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文の閲覧

 

この期間は、ほとんど研究に集中できません。

 

ところが、研究発表や論文紹介はあるので、時間の使い方が非常に重要になってきます。

 

7月~8月(修士2年)

  • 自分のテーマの研究
  • 研究発表(自分の発表1回)
  • 論文紹介会(自分の発表1回)
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

修士2年にもなると、研究発表にも論文紹介にも慣れてきます。

 

そして就活も落ち着いたとなると、毎日が暇に感じてき始めます

 

そのため、この時期の修士2年生は、どこかやる気をなくしがちです。

 

この時期に羽を伸ばしておいて、後の修士論文というラスボスに備えておくと良いでしょう。

 

9月~10月(修士2年)

  • 自分のテーマの研究
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文の閲覧

 

修士2年生は、この時期までが最後の余裕のある日々と言えます。

 

ここから先は、基本的には全て研究に捧げる時期となります。

 

11月~12月(修士2年)

  • 自分のテーマの研究
時刻 作業内容
10:00~12:00 自テーマの研究や実験
12:00~13:00 昼食
13:00~21:00 自テーマの研究や実験
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

この時期はほとんどすべての時間を研究に費やすことになります。

 

特に研究が実験系の人の場合、実験を本格的にできるのはこの時期までです。

 

年末はほとんど休みがない場合が多いでしょう。

 

1月~2月(修士2年)

  • 修士論文作成
  • 修士論文発表会準備
時刻 作業内容
10:00~12:00 修士論文作成
12:00~13:00 昼食
13:00~21:00 修士論文作成
空き時間は関連論文や前任者論文の閲覧

 

この時期は、研究ではなく修士論文の作成がメインです。

 

ひたすらパソコン、研究ノート、関連論文と向かい合って修士論文を書き進めていく作業をします。

 

3月(修士2年)

  • 引き継ぎ作業

※人によっては学会発表や追加実験がある

 

基本的には修士論文の提出と発表が終われば終了ですが、学会がある人や教授から実験を命じられた人の場合は例外です。

 

それ以外の人の場合は、自分の3年間の研究成果の引継ぎをしたらそのまま卒業となります。

 

これから理系の研究室に所属するという人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

 

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