理系学生の研究室選びの7つの基準|パターンごとに紹介【完全版】

 

今回は『理系学生の研究室選びの7つの基準についてパターンごとに紹介』したいと思います。

 

理系の場合、大学3年生になると研究室選びで悩み始めますよね。

 

やりたい研究のある研究室、雰囲気の良い研究室、楽な研究室、成長できる研究室、色んな研究室があります。

 

そして、スタイルや方針も研究室ごとにかなり異なります

 

研究室選びで失敗すると、今後の人生にも影響してくる可能性が高いです。

 

そこで今回は、研究室を選ぶ際に見るべき7つの基準について紹介したいと思います。

 

マネー金

研究室を選び間違えて消滅していった知り合いをたくさん見てきたんだ…

 

そうなんだ!?でも研究室の正しい選び方なんて分からないよ…

スカイウォーカー

 

マネー金

研究室を選ぶ時の7つの基準を紹介するから、参考にしてみてね!

 

今回の記事はこんな方にオススメ

  • やりたい研究や行きたい研究室がない人
  • 複数の研究室で迷っている人
  • 研究室選びで後悔したくない人

 

マネー金

自分に当てはまるケースを目次から選ぶと早いよ!

 

1.研究室選びのための7つの基準

ソース画像を表示

 

  • 就職の良さ
  • 研究内容
  • 研究(研究室)の実績
  • 教授の人間性
  • 学生の雰囲気
  • コアタイム
  • 研究室の設備

 

研究室選びをする際に見るべき基準は上記の7つです。

 

各パターンごとにどの基準を重要視するべきかを以下で詳細に紹介しているので、続けてご覧ください

 

2.学部で就職するつもりの人の場合の研究室選びの基準

 

  • 教授の人間性(重要度:★★★★★
  • 学生の雰囲気(重要度:★★★★☆
  • コアタイム(重要度:★★★☆☆

※他の項目は無視してよい

 

教授の人間性

◆ この場合の教授の人間性は『就活への許容』と『面倒見の良さ』が重要

 

研究室に所属した直後からすでに就活で忙しくなってくるでしょう。

 

特に学部で就職する場合は文系就職がメインなので、受ける社数も多くなりがちです。

 

そのため、就活が落ち着く6月~8月あたりまでは研究どころではありません。

 

もし教授が就活に協力的でない場合、卒業をさせないなんていう訳の分からないことを言い出す可能性もあります。

 

また、学部4年生はまだまだ研究知識も技術もありません。

 

そのため、研究方針や進め方で困ることがほとんどでしょう。

 

特に学部で就職する場合はそれほど研究に力を入れたいというわけではないでしょうから、なおさら手助けが必要です。

 

そんな時に教授の面倒見が悪いあるいは距離が遠いと、卒論時に困ることになるでしょう。

 

学生の雰囲気

◆ 良いに越したことはないが、悪くなければそれで十分

 

1年足らずでおさらばするので、良いに越したことはありませんが、悪くなければそれで十分です。

 

害のない、当たり障りのない関係でも問題はないでしょう。

 

ただ、先輩が教えることに協力的かどうかは見ておいてください。

 

最初のうちは先輩から実験手法を学ぶことになりますので、その過程で雰囲気が悪くなると最悪ですからね。

 

コアタイム

◆ 通常(9:00 or 10:00~17:00)であれば特に問題はないが、夜まで帰れないとか夜からゼミが始まるところは要注意

 

コアタイムは基本的には上記の時間で設定されているところがほとんどでしょう。

 

ただし、注意しなければならないポイントがあります。

 

それは以下の3点です。

 

  • 夜まで帰れない風潮
  • 夜からゼミが始まる
  • 土日が強制

 

本人が嫌でなければ特に問題はないのですが、嫌なのであればこの3点はあらかじめ聞いて調査しておきましょう。

 

この時間があれば資格の勉強を優先した方が効率的ですからね。

 

3.大学院進学する人の場合の研究室選びの基準

ソース画像を表示

 

大学院進学をするつもりの人の場合は、同大学に進学する予定の場合と他大学に進学する予定の場合で異なります。

 

同大学の大学院への進学を考えている場合

  • 就職の良さ(重要度:★★☆☆☆
  • 研究内容(重要度:★★☆☆☆
  • 研究(研究室)の実績(重要度:★★☆☆☆
  • 教授の人間性(重要度:★★★★★
  • 学生の雰囲気(重要度:★★★★☆
  • コアタイム(重要度:★★★☆☆
  • 研究室の設備(重要度:★☆☆☆☆

 

就職の良さ

◆ 基本的には研究室で就職の良さはほとんど変わらない

 

就職には『一般』『学校推薦』『教授のコネ』の3種類があります。

 

一般は自分で受ける採用枠なので研究室は一切関係ありません。

 

学校推薦の場合、その学校(学科)というくくりで枠が存在するため、こちらも研究室はあまり関係ありません(ゼロではない)。

 

研究室によって異なるとすれば、『教授のコネ』が一番大きいでしょう。

 

こちらに関しては、教授本人から情報を得るしかありません。

 

しかし基本的には、上位の大学の大学院卒のうちの一部が対象となる程度なので、あまり気にする必要はないでしょう。

 

コネを使ったら内定を断ることもできなくなりますからね。

 

研究内容

◆ 学部生から見れば一見重要そうに思えるが、実はそれほど重要ではない

 

学部生は割と『研究内容』を重要視する傾向がありますが、実はこれはそれほど重要ではありません。

 

今やりたいと思っている内容が、実際に研究室に入ってやってみると想像と違っていたなんてことはざらですからね。

 

そもそも学部の段階で持っている知識は、やりたいことを定めるには少なすぎます。

 

やりたい研究を見極めるための材料がまだそろっていない状態で絞ったところで、あまり意味はありません。

 

それゆえに、入ってから想像と違って幻滅した人や、始めは興味がないと思っていたけどやり始めたらその研究が好きになっていた人が多く出てくるのです。

 

理系の学生は基本的に好奇心旺盛な人が多いので、やっているうちにその研究が好きになっていたなんてことも少なくありません。

 

むしろそのケースがほとんどです。

 

自分のテーマになるので、その研究テーマに愛着も湧きます。

 

そのため、学部の段階から研究内容にこだわる必要はありません。

 

研究(研究室)の実績

◆ 研究(研究室)の実績は博士課程に進むつもりでない限り関係ない

 

博士課程に進学する場合は、論文投稿や学会関連で研究室の実績が役立つことがあります。

 

また、その後アカデミアに残り続けるのであれば、実績のある教授の下についていた方が、実力もポジションという縁もついてくるでしょう。

 

しかし、修士で就職をする場合は、これらはほとんど関係ありません

 

教授の人間性

◆ 3年間教授と一緒にいるので馬が合わないと本当に地獄

 

学部は参加賞、修士は努力賞と言われるように、修士までは研究の実力がなくとも卒業をすることは可能です。

 

そのため、どちらかというと研究よりも、教授と上手くやっていくことの方が重要と言えます。

 

3年は数字だけで見れば短く感じますが、想像の数倍長いです。

 

特に研究はそれだけで苦しくてしんどいものなのに、さらに教授からのストレスもあるとなると地獄でしかありません。

 

アカデミアは教授絶対のトップダウンシステムですからね。

 

私の友人でメンタルが強い子、そして飛び級をした優秀な子、誰よりも真面目な子、みんな教授との馬が合わずに休学していきました

 

どれだけ自分でメンタルが強い、優秀でサイエンスが好き、誰よりも真面目で努力家と思っていても、こういうことが起こり得るのです。

 

それだけ『研究室という閉鎖空間内での教授との関係』は重要なのです。

 

3年間同じ研究室にいるつもりなら、是非教授の人間性が受け入れられるかどうかをしっかり見極めたうえで決めてください。

 

学生の雰囲気

◆ 教授との関係ほどではないが、学生同士の関係性もかなり重要(特に先輩と同期)

 

学生同士の関係性で重要視するべきは『先輩』と『同期』です。

 

極論、一切会話がなかったとしても、自分に害がなければ特に問題はありません

 

ただ、教授からのストレスを緩和してくれる存在は研究室の学生だけなので、雰囲気が良ければそれに越したことはありません

 

研究活動自体もかなり辛いのでなおさらですね。

 

分かりやすく表現するならば以下のような関係ですね。

 

自分のメンタルの状態=学生同士の癒しー(研究の辛さ+教授からのストレス)

 

コアタイム

◆ 通常(9:00 or 10:00~17:00)であれば特に問題はないが、夜まで帰れないとか夜からゼミが始まるところは要注意

 

先ほど「1.学部で就職するつもりの人の場合」で説明した通りです。

 

修士まで進学して研究に従事するつもりであったとしても、3年という長い年月の間無理をし続けるのは不可能です。

 

自分のメンタルと体力を過大評価しすぎないようにしましょう←これ本当に重要)。

 

研究室の設備

◆ 実験室の研究設備は気にする必要はないが、居室の綺麗さは人によっては気になるかもしれない

 

実験設備などは気にする必要は全くありません

 

その研究室内に無くとも、共用の実験室や施設で利用できるケースがほとんどです。

 

ただ、居室の綺麗さは人によっては重要かもしれません。

 

家と同じで、綺麗で快適な方が過ごしやすいのは事実ですからね。

 

他大学の大学院への進学を考えている場合

  • 研究内容(重要度:★★★☆☆
  • 研究(研究室)の実績(重要度:★★☆☆☆
  • 教授の人間性(重要度:★★★★★
  • 学生の雰囲気(重要度:★★★★☆
  • コアタイム(重要度:★★☆☆☆

※他の項目は無視してよい

 

研究内容

◆ 基本的には進学する先の研究室のテーマは学部の時のテーマに近いことが多い

 

他大学の大学院に進学する予定の人は、進学先の研究室で何の研究をしたいのか明確にしておくと良いでしょう。

 

そして、学部での研究テーマはその進学先の研究室でのテーマに出来るだけ近いものを選べば、割とスムーズです。

 

大学院生としての扱いになるので、例え編入で知識がなかったとしても言い訳にはなりませんからね。

 

ただ、別に全く別のテーマだったらダメなのかというと、そういうわけでもありません

 

私の友達にも全く別分野の研究室に編入した人がいましたが、学会で賞を何度も取っていました。

 

同じ研究室にいたとしてもテーマ替えなんてこともありますし。

 

私なんて3年間で2回もテーマを変えていますからね(笑)。

 

つまり努力次第で何とでもなるということです。

 

研究(研究室)の実績

◆ 実績は一切関係ないが、進学先の大学院の研究室での話題になる(共同研究なども実現できるかもしれない)

 

学部時代の研究室の実績があなた自身に何か貢献することはほとんどありませんが、話題にはなります。

 

また、進学先の大学院の研究室と、学部時代の研究室で共同研究をすることもできるかもしれません。

 

ただ、これを実現するためには学部時代の教授との関係性が良好であり、なおかつ研究内容が近しく両者にメリットがある必要があります。

 

教授の人間性

◆ 出ていくことを知りながらも院試の勉強期間を与えてくれる教授である必要あり

 

院試は基本的に2か月ほど勉強期間を要します。

 

この勉強期間中は基本的に院試対策だけに集中する必要があります。

 

周りが院試に集中している中で、自分だけ教授が院試対策を許してくれないとなると、かなり不利になります。

 

そのため、院試期間中は研究を免除してくれる教授かどうかをあらかじめ見極めておくと良いでしょう。

 

研究室選びの際に、研究室の学生に院試期間の詳細を聞いてみると良いかもしれませんね!

 

学生の雰囲気

◆ 良いに越したことはないが、悪くなければそれで十分

 

先ほど「1.学部で就職する人の場合」で説明した通りです。

 

コアタイム

◆ 通常(9:00 or 10:00~17:00)であれば特に問題はないが、夜まで帰れないとか夜からゼミが始まるところは要注意

 

先ほど「1.学部で就職するつもりの人の場合」で説明した通りです。

 

4.研究室選びに失敗した時の対処

ソース画像を表示

 

  • 学部で就職する
  • 院試で研究室 or 大学を変える
  • 専攻長に研究室変更の依頼をする(詳細は学生支援課に聞くこと)
  • 一度休学して落ち着く

 

学部で就職

早く社会に出てお金を稼げるのでむしろラッキー

 

※研究自体が好きな場合はこちらの選択肢はオススメしない

 

院卒よりも学部卒の方が総合的な給与は高い傾向があります。

 

お金の面だけで見るならば、学部卒で文系就職やメーカーの技術営業をした方が高いですからね。

 

ただ、研究自体が好きな場合はこの選択肢はオススメできません

 

院試で研究室あるいは大学を変える

  • GPAが良い場合:自由に同大学の大学院で行きたい研究室を選べる
  • GPAが普通の場合:空きがあれば研究室を移ることができる
  • GPAが悪くて院試を受ける場合:空きがある&成績が良ければ移ることができる

 

まずはGPAの良し悪しでエスカレーター進学権の有無が決まります。

 

エスカレーター進学権がなければ、いくら自分の大学とは言えど院試を受けなければなりません。

 

そして院試を受ける組は、いくら院試の成績が良かろうとエスカレーター組を押しのけることはできません。

 

そのため、エスカレーター組以外で空きがあり、なおかつその空きを院試組の中から勝ち取ることができれば、研究室を移ることができます。

 

専攻長に研究室変更の依頼をする

専攻長に研究室を移りたい旨を相談し、空いている研究室リストから研究室を決めてそこの教授と面談し、合意があれば移ることができる

 

※詳しくは所属大学の学生支援課等で聞くこと

 

このケースの場合は、いつどの時期であろうと研究室を移ることができます

 

同じ学科内だと気まずいかもしれませんが、実はそれほど気にする必要はありません。

 

研究室が移れば、前の教授と関わることなんてほとんどありませんからね。

 

私の研究室にも、いろんな事情で途中から移ってきた人がいましたが、移ってきた後はすごく楽しそうでした

 

そして、その人自体すごく良い人だったので、最初は訳アリで気を遣っていたのですが、すぐにみんな打ち解けていました。

 

周りの目を気にする気持ちも分かりますが、思っている以上に誰も気にしていないので、いざとなったら移ってください

 

一度休学して落ち着く

一度休学すれば、悩みの原因が緩和されたり、悩み自体が無くなっていることも多々ある

 

私の同期でも、教授と馬が合わずに病んでしまった人が数名いました。

 

約1名はそのまま消息不明になってしまいましたが、それ以外の人は皆休学の後に復活し、無事卒業していきました。

 

休学をすれば、自分自身の気持ちが落ち着くだけでなく、休学をさせてしまったという罪悪感で教授自体が穏やかになることもあります。

 

どうしてもつらければ、一度休学してみるのも手でしょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です