今回は「ブログで検索流入からのアクセス数を稼ぎたいなら以下で紹介するような記事を書けばいい!」という内容について紹介したいと思います。
ブログを始めた理由は人それぞれで異なると思いますが、せっかく労力をかけて記事を更新するのであればアクセス数が欲しいですよね。
しかし、ブログを始めたばかりの人や、まだブログ記事が60記事にも満たない人にとっては、どのような記事がアクセスを稼げるのかイマイチ分からないと思います。
そこで今回、どのような記事が検索からのアクセスを稼げているのかについて、経験談と分析結果を交えて紹介したいと思います。
是非以下の内容を意識して、今後記事を更新してみてください。
■記事を更新しているが検索からのアクセスが少ない
■検索から見に来てくれる記事ってどんな記事?
■競合ブログに負けずに見てもらえる記事って?
目次
1.『トレンド記事』『特化記事』『トレンド特化記事』の検索流入獲得法
ブログ内で書く記事には大きく分けて『トレンド記事』『特化記事』『トレンド特化記事』の3種類があります。
【トレンド記事】
トレンド記事は名前の通り、トレンド性のある記事です。
例えば、日本と他国との貿易摩擦問題だったり、日本内で現在流行っている飲食物だったり、有名芸能人のスキャンダルネタだったりです。
このようなトレンド記事は、一時の人気は爆発的なものですが、時間経過とともに需要が一切なくなるという傾向があります。
【特化記事】
特化記事はトレンド記事以外の記事を表しています。
例えば、就職活動に関する情報や受験の役立ち情報、普段の美容健康生活に関する情報などです。
このような特化記事は、ある一点での爆発的な人気こそないものの、長期にわたって一定の需要がある傾向があります。
【トレンド特化記事】
トレンド特化記事は、トレンド記事と特化記事の中間です。
例えば、クリスマスのプレゼントやお正月の過ごし方など、毎年繰り返されるがトレンド性のあるイベントネタがこれに該当します。
トレンド特化記事の場合はトレンド記事とは違い、トレンドが去ればが需要が一切なくなるわけではなく、年度ごとの同時期に需要が再び到来します。
どの記事メインで皆さんがブログを運営しているかは皆さん次第なのですが、それぞれの記事ごとに検索からアクセスを取りやすい内容があります。
では、それぞれにおいて検索からのアクセス数を稼ぎやすい内容の記事とはどのような記事なのでしょうか。
トレンド記事の検索流入獲得法
トレンド記事の書き方には大きく分けて2種類あります。
①未来のトレンドをあらかじめ予想して記事を書く方法
②トレンド情報が公開されてから記事を書く方法
①の方法の場合(おすすめ度★☆☆☆☆)
この方法は確実に1番アクセスを稼げます。
しかし、未来のトレンドを予想して記事を書き、その予想通りにトレンドが発生するというケースはあまりありません。
トレンド予想のサイトや、日々のニュースなどからある程度の流れを推測することはできますが、それがトレンドとなるほどまで成長するかと言えば否です。
10個のうち1個でも当たれば超ラッキーと言えるレベルです。
この方法で記事を書いている人は各分野のアナリスト等がメインなので、個人ブログの方にはオススメできません。
もしかしたらものすごい先見の明をお持ちかもしれないので、挑戦してみたい人は是非やってみてください。
②の方法の場合
こちらの方法には3つのレベルがあります。
(1)人気(大)トレンドについて書く場合
(2)人気(中)トレンドについて書く場合
(3)人気(小)トレンドについて書く場合
(1)人気(大)トレンドについて書く場合(おすすめ度★☆☆☆☆)
人気(大)のトレンド記事を個人ブログの方が書くことはあまりオススメしません。
人気(大)のトレンド記事とは『有名芸能人のスキャンダル情報』等、影響力が非常に大きい記事のことです。
このような人気(大)のトレンドは、ゴシップ大好きなメディアや有名な芸能情報ブログが検索順位の上位を埋めてしまうので、皆個人ブログまで到達してくれないのです。
たとえどのサイトよりも早く記事を書きあげたとしても、その後に投稿された有名ブログに押しのけられて、検索順位の末端へ追いやられます。
自身のブログが何を書いても検索上位に載るくらい育っていれば話は別なのですが、個人ブログでそのような方はほとんどいません。
企業や有名サイト等のドメインパワーには個人ブログでは到底及ばないので、努力が無駄になる可能性が高いです。
もし人気(大)のトレンド記事を書きたいのであれば、検索キーワードを増やしてマイナーな記事にしましょう。
そして、人気のトレンドの恩恵を受けつつ、マイナーな層の獲得を攻めましょう。
【人気(大)トレンドをマイナーな記事に変換する例】
⑴誤りのパターン
検索キーワード:『二宮和也』『結婚』
⑵正解パターン
検索キーワード:『二宮和也』『結婚』『結婚式費用』
(2)人気(中)トレンドについて書く場合(おすすめ度★★★★☆)
トレンド記事を書く際は、人気(中)の内容を書くことをオススメします。
人気(中)の記事は、大手競合サイトにも邪魔をされづらいですし、なおかつ一定の検索需要があります。
そのため、個人ブロガーの記事でも上位参入しやすいです。
上位参入すれば、自然と検索アクセス数は伸びます。
人気(中)のトレンドの例としては、中堅芸能人のスキャンダル情報等が挙げられます。
(3)人気(小)トレンドについて書く場合(おすすめ度★★☆☆☆)
人気(小)トレンド記事に関してもあまりオススメできません。
人気(大)のタイトルを何の工夫もなくダイレクトに狙いに行くよりはまだ検索流入を見込めますが、人気(小)トレンドはそもそもの検索需要があまり大きくありません。
そのため、検索するユーザーのボリュームもたかが知れています。
その中の数パーセントが自分の記事にたどり着いたとしても、アクセス数はあまり望ましいものではないでしょう。
人気(小)のトレンドの例としては、科学技術の最新情報等が挙げられます。
トレンドの人気レベルの判断の仕方
大抵の場合、皆さんはトレンド情報をヤフーニュース等のニュースサイトで知ると思います。
ヤフーニュースには記事と共に、ユーザーのコメントが存在していますよね。
その、記事に対するユーザーのコメント数で人気トレンドかどうかの判断をします。
以下は私の経験的判断基準です。
【ヤフーニュース上でのトレンドの人気判断】
■コメント数(情報公開後1時間まで):0~150⇒人気(小)トレンド
■コメント数(情報公開後1時間まで):300~500⇒人気(中)トレンド
■コメント数(情報公開後1時間まで):800~1000⇒人気(大)トレンド
特化記事の検索流入獲得法
特化記事の場合は、『悩みの大きさ』『解決までに要する期間』の2軸を意識して記事を書くことをオススメします。
悩みの大きさ
悩みの大きさは、『今までの自分の人生経験』と『キーワードプランナー』で判断することができます。
例えば、多くの人が経験する「受験」や「就職活動」って、その年頃の人達からすると人生を賭けた大イベントですよね。
もし失ったら(すべて失敗したら)尋常ではないショックと絶望を受けることでしょう。
一方で、買おうと思っていたサングラスが売り切れて無くなっても絶望するほどは困りませんよね。
これは、受験や就活は人生における需要が非常に大きい一方で、サングラスは人生における需要がそこまで大きくないからです
そして、『需要』とは『それを求めている人の人数』です。
今は何かを求める際に『検索』というツールを用いてネット上で情報を獲得する時代です。
つまり、検索数=需要と言えます。
その検索数を知るために『キーワードプランナー』というツールを皆さんは使っているのです。
しかしキーワードプランナーだけでは、失った時のショックの大きさを推測することはできません。
なぜなら、需要は『失くしたら困るもの+余分に合ったら嬉しいもの』を表しているからです。
キーワードプランナーで『受験』と『サングラス』の検索ボリュームを調べると、検索数は同値で出てきます。
つまり、需要は同等レベルなのです。
しかし、失った時の大きさは圧倒的に『受験>サングラス』です。
このように、キーワードプランナーだけでは、失った時のショックの大きさまでは測ることができないです。
そこで、『もし自分がそれを失ったらどう思うか』
これを判断材料として追加しましょう。
まとめると、『悩みの大きさ=需要+失った時のショックの大きさ』と言えます。
解決までに要する期間
解決までに要する期間が長ければ、検索順位が低くても検索流入からのアクセスを獲得できます。
解決までに要する期間は非常に重要な軸です。
これを意識するかしないかで検索流入が大きく異なってきます。
例えば、受験や就活の場合の解決は、志望大学への合格や内定の獲得がゴールです。
これらは、達成までに1年~2年という長い年月がかかります。
一方で、ブログのドメイン設定などは数時間で解決できます。
このように、『悩み』には解決までに要する期間がバラバラです。
そして、解決までに要する期間が長ければ長いほどユーザーの検索意欲が高く、逆に短ければ短いほどユーザーの検索意欲は低くなります。
例えば、ワードプレスの設定をするまでに、あなたは何記事読みましたか?
おそらく2~3記事程度だと思います。
なぜならば、正しく書いてある記事を1つ読めば解決できるからです。
しかし一方で、ブログの収益を大幅に上げる方法の場合はどうですか?
おそらく、読める記事はすべて読んだと思います。
これは、ブログの収益大幅アップまでにかかる期間が長いからです。
期間が長いと、人間は問題解決までに何度も不安になり、何度も方向確認したくなります。
その結果、検索順位が上位の2~3記事だけでなく、悩みに関することを書いたすべての記事を読んで不安を解消しようとします。
中には、自分の考えと同様の考えの人の記事が出てくるまで次の記事を読み続ける人もいるでしょう。
このように、悩み解決までの期間が長いと、人間は何度も自分を正当化するための材料を欲します。
その結果、検索順位がそれほど高くないブログの記事にもたどり着いてくれるのです。
これは駆け出しブロガーやまだブログ運営歴がそれほど長くないブロガーからしたらチャンスです。
記事内容がしっかりしていれば、リピーターになったり拡散してもらえるかもしれませんから。
以上のような理由で、『解決までに要する期間』は非常に重要な軸になってくるのです。
ちなみにアフィリエイトをしている人の場合は、ここに『商品価格』という軸が入ってきます。
個人ブロガーが狙うべきは…
個人ブロガーが狙うべきは上記の領域です。
悩みの大きさが大きいということは、需要と失敗した時のショックが大きいということです。
需要が大きいということは、それだけライバル記事が多いということです。
もし需要が大きいにもかかわらず、解決までの期間が短ければ、検索順位上位の2~3記事の大手ブログだけで解決されてしまうので、下の記事まで見に来てくれません。
なので、もし悩みの大きい内容を扱うのであれば、その内容の解決期間も同時に確認してみてください。
そして、解決期間が短いのであれば、諦めて手を引いた方がいいでしょう。
一方で、悩みが小さい場合は逆です。
悩みが小さいということは、需要が小さいということです。
つまり、競合記事も少ないです。
そのため、検索上位に参入しやすいので、解決までの期間が長くなくとも検索流入を見込めます。
小さな検索流入も、記事数を増やして積み重ねれば膨大なアクセス数に変わります。
以上のことを意識して、上図の平行四辺形の領域の内容の記事を書いてみてください。
【知っとくと役立つ!】
悩み(大)×解決期間(長)の内容は『解決方法』だけでなく『失敗例』『感想』でもアクセスを稼げる!
悩みも大きく、かつ解決までの期間が長い内容の物は、同じような記事を並べても何度も見てくれます。
通常の場合、人気のある記事は『悩みを解決してくれる記事』です。
しかし、悩みが大きく、かつ解決までの期間が長い記事は『失敗談』や『感想』でも見てくれます。
苦しい時、『解決方法』はもちろんですが、『何をすると失敗するのか』『同じように苦しんでいる人間を見て安心したい』など思ったことありませんか?
人間は苦しくて不安な時、解決方法以外にも、失敗例や同じ境遇の人の感想も見たくなるものです。
そのため、常に何でも解決できる『スーパー人間』でなくとも、失敗談や感想で人の心を救うこともできるのです。
トレンド特化記事の検索流入獲得法
こちらに関しては、あまりオススメできません。
トレンド特化記事は、毎年恒例のイベントなどを指します。
毎年同時期に同内容のイベントが発生するということは、大体その時期に皆が何を求めて検索するのかが定まっているということです。
つまり、古参ブロガーがあらかじめそのイベントに関する内容を書いているケースがほとんどです。
例えば、『クリスマスに恋人にあげて喜ばれるプレゼントランキング』というトレンド特化記事を見てみましょう。
これは毎年必ず出てくるイベントなので、昔からブログをやっている方がすでに書いているでしょう。
もちろん年度ごとに少しずつプレゼント内容が変わってくるのですが、古参ブロガーはすでに書いてある内容を多少編集して更新すれば、最新情報の出来上がりです。
記事自体にもパワーがあり、さらに投稿速度も最速となると、後から参入してきた新米ブロガーなど到底太刀打ちできません。
誰も書いていないマイナーな内容なら話は別ですが、需要のあるマイナーな内容を見つけるのはなかなか難しいです。
そのため、トレンド特化記事に関しては、私はあまりオススメしません。
2.検索アクセス数を稼ぐために記事内容以外で気を付けること
これは『記事タイトル』一択です。
細かなSEO対策をするよりも、タイトルを変えた方が圧倒的に検索順位は変動します。
検索キーワードももちろんなのですが、『この記事気になるな…』と思わせるようなタイトルを付けてみてください。
基本的にはタイトルは32~34文字が好ましいです。
そして、検索キーワードはできるだけタイトルの前の方に持ってくるようにしましょう。
残った後半の数十文字で、目に留まりやすい文を作りましょう。
(例)
宇宙人と遭遇した時の対処法3つ!間違えた行動を取ってしまうと…
今回は検索からアクセスを稼ぎやすい記事の特徴をまとめたのですが、やはり一番大切なのは継続です。
今回紹介したオススメの方法で記事が書きづらいのであれば、自分の書ける形で構わないので、継続してください。
継続していたらそのうちライバル記事は消えていきます。それまでの辛抱です。