今回は「羽生結弦選手もつけている肩こり解消用磁気ネックレスを1年間毎日つけ続けた結果、肩こり解消効果があったのかどうか」について紹介したいと思います。
羽生結弦選手の氷上パフォーマンスを見ている時に首に注目していただくと分かると思いますが、ネックレスをたくさんつけていますよね。
そのネックレスのうちの一つが今回紹介する「磁気ネックレス」です。
磁気ネックレスは世間では「肩こり解消」や「血流促進」に効果的と言われています。
羽生選手も8歳の頃から磁気ネックレスをつけており、つけている時は体の調子がいいと言っていたほどです。
では、この羽生選手もつけているという磁気ネックレスですが、科学的にどのようにして肩こり解消や血流促進をしてくれるのでしょうか。
また、使い続けると本当に効果があるのでしょうか。
今回は、「肩こり」や「血流促進」に効果的と言われる磁気ネックレスが本当に効果があるのかどうか、見た目や使い方、使う時の注意点などについて紹介したいと思います。
ちなみに今回紹介する、羽生結弦選手も使用しているという磁気ネックレスは「ファイテン RAKUWAネックX100 ミラーボール」です。
~結論~
私は1年間毎日使い続けた結果、余り効果を感じられませんでした。
ネックレスの見た目や、磁石なので取り外しがしやすい点はすごく気に入っているので、肩こり解消アイテムとしてではなくオシャレカッコいいアイテムとして使用しています。
肩こり効果は十分に感じられませんでしたが、私はアクセサリーとして満足に使用しています。
今回の記事はこんな方にオススメ
・磁気ネックレスって本当に効果があるの?
・磁気ネックレスの科学的効果って何?
・磁気ネックレスを使う時の注意点は?
目次
1. 磁気ネックレスの科学的効果の判定
ここでは、磁気ネックレスには本当に科学的根拠があるのかどうかについて説明したいと思います。
磁気ネックレスの国からの評価
磁気ネックレスは、実は科学的に効果が証明された商品ではありません。そのため、エビデンスは存在しないのです。
磁気ネックレスは厚生労働省にも効能が認められている商品なのですが、実はこれには裏があります。この厚生労働省による承認は、科学的根拠をもとにしたものではないのです。
どういうことかというと、磁気ネックレスを使用したことのある使用者に効果の有無のアンケートを取り、そのアンケートの結果で効果があったと答えた使用者が多かったから認めたというだけなのです。
つまり、科学的な根拠ではなく、アンケートによる統計の結果のみを根拠に売り出されたものなのです。
もちろん統計は重要なのですが、アンケートという信頼性の低いサンプルを使用しているため、統計的信頼度自体も低いです。
ここに科学的根拠も絡められれば信頼度が高まるのですが、残念ながら現段階では信頼性の高いエビデンスは存在していません。
磁気ネックレスの科学性の真相
次に、世間一般的に言われている磁気ネックレスの肩こり解消メカニズムについて、信頼性があるかどうかを説明したいと思います。
以下が世間的に言われている磁気ネックレスの肩こり解消メカニズムです。
ヘモグロビン内の鉄イオンに磁気ネックレスの磁力が作用して血流を促進し、肩に蓄積した疲労成分を再び流す。
肩こりは、血管が収縮することで肩に疲労物質が蓄積し、その疲労物質が肩の神経を刺激することで痛さを感じる。
そのため、磁力によって血流を促進することで肩こりを解消できる
まず最初に引っかかる点があります。それは「磁力がへモグロビン内の鉄イオンに作用する」という点です。
もし仮に磁力がヘモグロビン内の鉄イオンに作用すると仮定すると、以下のようになるのではないでしょうか。
≪磁力が鉄イオンに作用すると仮定≫
磁力が鉄イオンに作用すると、強磁性である鉄イオンは引き付けられます。つまり、磁気ネックレス方向にヘモグロビンが引き付けられることになります。
こんなことが起これば、血管の壁に赤血球が蓄積してかえって逆効果のように思えます。
≪フレミングの法則が作用すると仮定≫
これはヘモグロビン内の正電荷(プラスイオン)である鉄イオンと、磁気ネックレスの磁力により、体内に電流が生じるケースです。
一方向に流れているヘモグロビン内の鉄イオン(正電荷)に、磁気ネックレスの磁界が加わることでフレミングの法則が成り立ち、電流が発生するとします。
電流が発生すると、肩に存在している電解質が分解され、血流が促進するという考えです。
これは一見あり得そうですが、血管の方向と血流は次回に対して垂直であるとは限りません。そのため、電解質を分解できるほどの電流が体内で発生するとは思えません。
実際に、かなり強い磁力を発するMRIを受けた後でも人体に何の変化もないことが、この説の可能性の低さの証拠となり得るでしょう。
このように、磁力によるヘモグロビンの流れの促進効果には科学的なロジックが存在しません。
そのため、磁気ネックレスには科学的根拠というものが今はまだ存在していません。
もし効果が本当にあるとすれば、磁力が作用することで何らかの働きが起き、ヘモグロビンの酸素結合能力が上がって一度により多くの酸素を運べるようになった、とかですかね。
赤血球とヘモグロビンとヘムとヘム鉄の関係については以下の記事で分かりやすく説明しているので、以下をご覧ください。
2. 磁気ネックレスを実際使用した感想
磁気ネックレスを使用した時の感想は以下です。
【肩こり解消効果に関して】
1年間毎日寝るときでさえつけていたのですが、肩こり解消効果に関してはあまり効果があるようには思えませんでした。
私は筋肉が少ないうえに、PC作業時間、スマホ操作時間、姿勢の悪さなどが際立つ重度の肩こり疲労持ちです。
そのため、単純に私の肩こりが重傷過ぎて効果を感じられなかった可能性も考えられます。
実際に、アマゾンの口コミなどを見てみると効果を感じられている方も多く存在するので、もしかしたら重度の肩こり以外には効果があるのかもしれませんね。
ちなみに私の場合は、当たり前かもしれませんが「筋トレ」と「姿勢の改善」が最も効果的でした。
3. phiten(ファイテン)RAKUWAネックX100ミラーボール
羽生結弦選手が使っているということでほしくなり、私はこの商品を購入して使用していました。
この商品を購入しようか迷っている方への写真と特徴の提供になればと思います。
このように磁石でつけ外しができるので、引っかかって取れないとか、突っかかってつけられないという手間がないところが良いところです。
また、シンプルでクールな見た目であり、どの年代の方がつけていても違和感がないところも良いところですね。
スポーツの時などにも違和感なくつけられるネックレスなので、安心して使用できます。
なぜか首下にちょろっと謎の毛が生えているのは無視してください(笑)。
このネックレスのサイズは40cmです。もう一つ45cmというサイズがあるので、自分に合う長さのものを選んでください。
これはUネックの服を着たときのサイズ感です。U字であれば、服の下に隠すことができるので、他人に見られることを気にする方は服の中にしまうことができます。
私は毎日お風呂に入る時も、温泉に入る時でさえこの磁気ネックレスをつけていますが、特に錆びたり劣化したりすることなどはありません。
カビが生えたりすることも今のところはないので、お風呂などを気にしている方は参考になればと思います。
4. 結論
磁気ネックレスの結論としては以下です。
~肩こり解消効果~
■重度の肩こりには効果なし
■軽度の肩こりに効果がある可能性
■肩こり解消の科学的根拠はない
~見た目や便利さ~
■磁石なのでつけ外しが楽
■シンプルでクールな形と色合い
■お風呂や温泉で使用しても大丈夫だった
以上です。重度の肩こりで悩んでいる方は是非筋トレと姿勢の改善を試みてください。効果的です(笑)。