今回は「コーヒーにはバナナと蜂蜜を加えるべき科学的理由と、最高においしいコーヒーバナナ蜂蜜スムージーの作り方」について紹介したいと思います。
コーヒーは昔から大人気の嗜好商品であり、今でもサラリーマンをはじめ、皆に愛される商品です。また、コーヒーを飲む際には牛乳を混ぜることもありますよね。
この牛乳も、実は今の社会人には是非摂取してもらいたい素晴らしい効能があります。
バナナに関しても、その効果と美味しさが評価され、徐々にバナナジュースという形で世に広まってきました。最近では「バナナ専門店」ができるほどです。
蜂蜜に関しては、美肌美容商品として有名ですよね。はちみつは色んな食べ物や飲み物と組み合わされてきました。
このように、コーヒー、バナナ、蜂蜜、牛乳はそれぞれに良さがあります。もしもこれらを混ぜ合わせることで、それぞれの効果を最大化できるとしたら、是非コーヒーバナナ蜂蜜スムージーを体験してみたいですよね。
ただ、その際に気になるのがやはり味です…。
そこで今回、コーヒーにバナナと蜂蜜と牛乳を加えても美味しいのか、もしそうだとしたら、どの割合で調整すれば美味しく仕上がるのか、さらにはコーヒーバナナ蜂蜜スムージーの効果について紹介したいと思います。
マネー金
スカイウォーカー
マネー金
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マネー金
ということで、今回「コーヒーバナナ蜂蜜スムージー」の効果と味を最大化するべく、実際に配合割合を検証することで確かめてきました!
・コーヒーバナナ蜂蜜スムージーを飲むべきタイミング
・コーヒーバナナ蜂蜜スムージーの美味しい作り方
・コーヒーバナナ蜂蜜スムージーの美肌健康効果
目次
1.コーヒーバナナ蜂蜜スムージーの美肌健康効果
まず最初に、コーヒーバナナ蜂蜜スムージーの美容健康効果について紹介したいと思います。それぞれの成分の効能と、それぞれを混ぜた時のメリットについて順番に説明していきます。
コーヒーの美肌健康効果
コーヒーには主に以下のような成分が含まれています。
~コーヒーに含まれる主な成分~
■カフェイン
■クロロゲン酸
■カリウム
カフェイン
カフェインには以下の有用な効果があります。
①脳の覚醒効果
②脂肪燃焼促進効果
③胃酸分泌促進効果
①の脳の覚醒効果に関しては皆さんも普段その恩恵を受けていることでしょう。朝一で脳を活性化させる際や午後の眠たい会議前などに摂取している方も多いのではないでしょうか。
②の脂肪燃焼促進効果はダイエット中の方必見の項目です。
③に関しては、本来は人間にとって良い働きなのですが、タイミングを誤ると胃痛の原因になったりもします。食事中や食事後にコーヒーを摂取した場合は、胃酸の分泌を促してくれる作用により消化が促進されます。
しかし、空腹状態でコーヒーを摂取すると、何も入っていない胃の中で胃酸が分泌促進されるため、胃の粘膜が胃酸により損傷してしまいます。コーヒーを飲んで胃が痛くなる人は、空腹時に摂取していることが原因の方が多いのではないでしょうか。
クロロゲン酸
クロロゲン酸はポリフェノール系の物質であるため、活性酸素種を抑制する「抗酸化作用」という作用を持っています。
活性酸素種はすべての体調悪化の根源であるため、この有害な活性酸素種を抑制してくれるクロロゲン酸は、健康はもちろん、美容にも貢献してくれます。
抗酸化作用の原理に関する詳細は以下の記事に記載していますので、もし興味があれば是非ご覧ください。
カリウム
カリウムは血流促進効果があります。そのため、高血圧防止にもなります。その原理に関しては、以下のバナナの美肌健康効果の項目で説明します。
バナナの美肌健康効果
バナナの美肌健康効果に関しては、以下の記事に詳細にまとめていますので、以下の記事をご覧ください。おそらく皆さんの知らない効果や、ビックリ事実情報もたくさん存在していると思います。是非ご覧ください。
はちみつの美肌健康効果
蜂蜜には主に以下の有用成分が含まれています。
~蜂蜜に含まれる主な成分~
■ブドウ糖
■果糖
■アミノ酸
■ポリフェノール
■ビタミンC
■グルコン酸
ブドウ糖
ブドウ糖を摂取すると、血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が高くなり、血糖値が上昇します。
ブドウ糖は体内で代謝をされて、エネルギーに変換されます。そのため、人間がエネルギーを獲得するためのメインウェポンでもあります。
果糖
果糖はフルクトースと呼ばれる糖であり、ブドウ糖よりも甘さがあります。しかしその一方で、ブドウ糖とは異なり、血糖値の急激な上昇を起こしません。
これは、血糖値というものが血液中のブドウ糖濃度に左右されるものであることが理由として挙げられます。果糖の場合は細胞まで送られた後にブドウ糖に変換されるので、血液中のブドウ糖濃度にそれほど寄与しないのです。
ただ、これには一つだけ注意点があります。詳しくは以下で糖と血糖値の関係を詳細に説明しているので、もし興味があれば是非ご覧ください。
アミノ酸
アミノ酸はタンパク質を構成する分子なので、タンパク質合成の促進に貢献します。そのため、ターンオーバーの促進にも効果的であるので、美肌効果が期待できます。
ビタミンC
ビタミンCには「抗酸化作用」と「メラニン合成阻害作用」があるため、美肌にも美白にも最適です。
ビタミンCの効果と日焼けの抑制方法に関しては以下の記事で科学的に説明しているので、もし興味があれば是非ご覧ください。
グルコン酸
グルコン酸は、腸内善玉菌である乳酸菌を活性化させる働きがあります。腸内乳酸菌が活性化されると、腸内フローラが整えられ、消化促進にも代謝促進にも貢献します。
腸内フローラの改善はすべての美容や健康の根本になり得るので、腸内フローラが整うと美肌も健康も大幅に改善されます。
牛乳の美肌健康効果
牛乳に含まれる主な有用成分は以下です。
~牛乳の主な有用成分~
■カルシウム
■トリプトファン
■ビタミンA
カルシウム
カルシウムは骨の形成を促進する効果や、ホルモン分泌の調整をする機能があります。骨粗しょう症の予防にもなるので、骨に自信がない方は牛乳を飲んでください。
トリプトファン
トリプトファンは、脳内で代謝されて、幸せホルモンと言われる「セロトニン」に変換されます。このセロトニンはストレスを軽減する効果や、気持ちを落ち着かせる効果、前向きな思考になる効果等があります。
よくイライラしたらカルシウム不足だ、と言われますが、あれはカルシウムではなくこのトリプトファン不足なのです。牛乳を飲むことで安眠効果が得られたり、心が落ち着いたりする効果はこのトリプトファンのおかげです。
詳しくは先ほど掲載した「バナナジュースは美肌にも効果的でストレスも吹き飛ぶってホント!?」に書いていますので、そちらをご覧ください。
ビタミンA
ビタミンAは抗酸化作用を持っています。先ほど説明した「クロロゲン酸(ポリフェノール系)」と同様の機能です。
そのため、美肌や健康に貢献します。
混ぜるとどんなメリットがある?
このように、コーヒーにもバナナにもはちみつにも牛乳にも、様々な有用効果があります。しかしこれだけではありません。実はこれらを混ぜることで得られる最大級のメリットがあります。
カフェインは利尿作用があるため、体内のカルシウムやカリウムが体外に排出されやすくなります。そのため、体内のカルシウムやカリウム濃度が低下してしまいます。
しかし、コーヒーとバナナと蜂蜜と牛乳を混ぜることで、バナナに含まれるカリウムと牛乳に含まれるカルシウムを摂取できるので、コーヒーの利尿作用によるこれらの低下を抑制することができます。
また、バナナや牛乳やはちみつを混ぜることで胃がコーティングされるため、カフェインによる胃酸分泌促進により胃痛を起こすことを避けることができます。
そして何よりも、コーヒー、バナナ、はちみつ、牛乳のそれぞれの有用な効果を同時に摂取できる点が魅力ですね。
以上のメリットをまとめると以下のようになります。
~混ぜるメリット~
①カフェインによるカルシウムとカリウム濃度の低下を抑制
②カフェインによる胃痛を抑制
③同時に有用成分を摂取可能
2.コーヒーバナナ蜂蜜スムージーの最高においしい作り方
コーヒーバナナ蜂蜜スムージーを作る際に準備する材料は以下です。
~準備する材料~
■インスタントコーヒーの粉(小さじ1杯)
■はちみつ(小さじ2杯)
■バナナ(1本)
■お湯(30cc)
■牛乳(120cc)
それぞれの材料を混ぜる順番には理由があるので、以下の順で材料を混ぜてください。
手順1
インスタントコーヒーの粉をコップへ入れます。
手順2
インスタントコーヒーの粉が入ったカップにお湯30ccを加え、よく混ぜます。
手順3
熱湯のコーヒーの温度を下げるために牛乳を加えます。
これは、後に加えるはちみつやバナナに含まれる酵素やビタミンCを熱で破壊しないようにするためです。
手順4
温度が下がったカフェオレ状態のコーヒー牛乳に蜂蜜を加え、よく混ぜます。
手順5
最後にバナナを加えます。この時、バナナをクラッシュしてスムージー状にするのですが、その方法には以下があります。
①ミキサーを使わない場合
ミキサーを使わないメリットとしては「バナナに含まれる酵素が機能を失わないこと」があります。そのため、消化促進等の効果を最大限に活かしたいのであれば、ミキサーを使用しないことをオススメします。
ミキサーを使用せずにバナナをすりつぶす方法としては以下が挙げられます。
~ミキサーを使用しない方法~
■包丁を横にしてすりつぶす
■フォークで押しつぶす
■泡だて器ですりつぶす
②ミキサーを使う場合
ミキサーを使用する場合は、これまでに混ぜた材料全てをミキサーに加えてからクラッシュしましょう。
この時、できるだけミキサーの回転速度を落とすと、バナナに含まれる酵素の不安定化を抑制することができます。
完成
ちなみに私は酵素の効果よりもおいしさを優先したので、ミキサーでしっかりと細かくクラッシュして、美味しいコーヒーバナナ蜂蜜スムージーをいただきました(笑)。
気になるそのお味は
味に関しては、最初に口に含んだ時に、バナナの心地よい甘みが口いっぱいに広がります。また、バナナの甘みと蜂蜜の濃厚さを包み込んでマイルドにしてくれる牛乳の存在が、これまた神的!
そして、ある程度心地よい甘みと牛乳のやさしさに包まれた後に、ふわっと優しい苦みが広がります。これがまた最高のひと時…!
ケーキなどの甘いものとコーヒーの組み合わせが好きな方は絶対ハマると思います。この甘みと苦みの絶妙なハーモニーを一度に楽しめるなんてもうっ…。
朝起きて口に含んだ瞬間なんて、本当にもう最高のひと時ですね (^^)
あ、ちなみに「インスタントコーヒーの粉」を小さじ1杯、1.5杯、2杯でそれぞれ検証したのですが、小さじ2杯までいくと後味でそこそこな苦みが来ます(笑)。
甘い⇒苦いの2コンボなので、小さじ2杯まで入れてしまうとギャップで苦みがさらに増します。苦いのが好きな方でも「小さじ1.5杯」までで止めることをオススメします。
飲むときの注意点は
前述したレシピは、それぞれの成分の一日の摂取目安の1/3量(コーヒーの粉は小さじ6杯が1日の目安)です。そのため、コーヒーバナナ蜂蜜スムージーは1日に2~3杯程度で抑えておきましょう。
5杯以上の摂取は高カリウム血症を招く可能性があるので、いくら美味しかったとしても我慢しましょう。
また、カフェインには血糖値を一時的に上昇させる働きがあります。パンやおにぎりのような主食に比べるとバナナや蜂蜜の血糖値の上昇幅は小さいですが、高血糖が気になっている方はやめておいた方がいいかもしれません。
と言っても、パンとコーヒーの組み合わせよりは血糖値的にも栄養的にもよっぽど健康的ですが。
■1日に2~3杯以内
飲むタイミングは
飲むタイミングは朝が良いでしょう。朝ご飯代わりに飲むといいでしょう。一日の始まりのエネルギーも得られるし、頭もすっきりします。そして、ストレス軽減・前向き効果もあるので、朝に飲むといいでしょう。
■午前中に朝ご飯代わりで飲むとよい
3.まとめ
コーヒーバナナ蜂蜜スムージーは非常に美肌にも健康にも効果的な飲み物です。仕事前や登校前に一杯飲んで、頭も体もリフレッシュした状態で一日をスタートさせると、きっと爽快な気分で一日を過ごすことができますよ!
今回は以上です。もし気になった方は是非作ってみてください!
おそらく明日からはあなたも私と同じようにコーヒーバナナ蜂蜜スムージーのとりこになっていることでしょう!(笑)