美肌になる睡眠時間を検証してみた|寝不足で肌荒れしないラインとは

 

今回は『美肌になる睡眠時間を検証してみた|寝不足で肌荒れしないラインとは』について紹介します。

 

仕事や勉強が忙しくて、睡眠時間を取りたくても取れない人、少なくないと思います。なかには、肌荒れを気にする人もいるでしょう。

 

そこで今回は、肌荒れをしない睡眠時間について、実際に検証してみました。

 

睡眠不足で肌荒れする原因

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なぜ睡眠不足で肌荒れする?

眠りにつくと、体内では「成長ホルモン」が分泌されます。成長ホルモンには、細胞を新しくする働きがあります。

 

細胞の中では、つねに「代謝」が起こっており、皮ふや髪の毛などに使われるタンパク質が作られています。つまり、きれいなお肌は、細胞の働きのおかげなのです。

 

しかし、この働き者の細胞、じつは時間の経過とともに劣化していきます。細胞が劣化すると、今まで1の働きをしていたものが、0.7の働き、0.4の働き、0.3…と、どんどん低下していきます。

 

この劣化が、肌荒れの原因になります。

 

ただ、細胞もバカではないので、ただ劣化するのを待っているだけではありません。「細胞分裂」をすることで、フレッシュな自分のコピーをつくり、劣化による仕事量の低下を防ぎます

 

これが、いわゆる「ターンオーバー」というものです。

 

そして、この「細胞分裂」を促進するものが、睡眠で分泌される「成長ホルモン」なのです。つまり、睡眠と肌の関係はかなり密接と言えます。

 

「悪い」睡眠時間と「良い」睡眠時間

 

これは、男女別の「睡眠時間」と「死亡するリスク」をグラフにしたものです。

 

「6.5~7.4時間」の死亡リスクを1.0としたときのそれぞれの相対的な値を示しています。グラフを見ると、6.5~7.4時間の間が最も死亡リスクが低くなっています

 

健康と美肌は密に関係しているため、「健康における」最適な睡眠時間が6.5~7.4時間ならば、「美肌における」最適な睡眠時間も6.5~7.4時間である可能性が高いです。

 

では、実際のところはどうなのでしょうか。今回、私が自分の体をつかって実験をしてきました。

 

美肌になる睡眠時間の検証条件

睡眠時間の条件

  1. 2:00~7:00(5時間睡眠)
  2. 2:00~8:00(6時間睡眠)
  3. 2:00~9:00(7時間睡眠)
  4. 2:00~10:00(8時間睡眠)

※1~4それぞれ2週間ずつ検証

 

すべての条件において、就寝時刻が2:00であるのには理由があります。

 

一般的に肌のゴールデンタイムは22:00~2:00と言われているのですが、今回は「睡眠時間」による美肌への効果を検証したかったため、ゴールデンタイム外に就寝しています。

 

食事内容についても、食事の効果で美肌になったのか、それとも睡眠の効果で美肌になったのかが分からなくなってしまわないように、検証期間中はそろえています。

 

以上が、今回の検証における条件です。

 

睡眠時間ごとの「体調」「肌の調子」の感想

 

睡眠時間ごとの体調の変化


5時間睡眠
帰宅後に眠さと疲労感

  • 不思議と起床後は眠気がない
  • 意外と朝はハイテンションな気分
  • 昼食後がかなり眠い
  • 帰宅後からかなり疲労感を感じる


6時間睡眠
起床後に眠さ

  • 起床後がありえないほど眠い
  • 帰宅後も体に疲れは残らない


7時間睡眠
いたって正常

  • 起床後はそれなりに眠い
  • 午後はそれほど眠くない
  • 帰宅後も体に疲れは残らない


8時間睡眠
眠さと疲労感

  • 起床後に眠さはない
  • 体にだるさを感じる
  • 昼食後がかなり眠い


 

以上が、1~4の睡眠時間を検証したときの感想です。

 

やはり、死亡リスクのグラフどおり、「5時間睡眠」と「8時間睡眠」には少し危険性を感じました。ただ、意外なことに「5時間睡眠」が一番目覚めが良かったです。逆に、それ以外の睡眠時間は、目覚めた時に眠さが残っていました。

 

もし健康を考えるのであれば、死亡リスクのグラフのように、「6時間~7時間」の睡眠が最適でしょう。

 

睡眠時間ごとのお肌の変化

2時~7時(5時間)

  • 最初の数日は肌の調子がすごくいい
  • 1週間ほどで鼻下にニキビができた

2時~8時(6時間)

  • 最初の数日は調子がいい
  • 1週間後も肌の調子はよかった

2時~9時(7時間)

  • 最初の数日は肌の調子が普通だった
  • その後も特に変化はなく普通だった

2時~10時(8時間)

  • 最初から肌の調子があまり良くなかった
  • 2週間ほどで鼻の横にニキビができた

 

以上のことから、「5時間睡眠」「8時間睡眠」は、体にもお肌にもあまり良くないことが分かりました。「6時間睡眠」「7時間睡眠」に関しては、私の場合は「6時間睡眠」のほうが、お肌の調子が良かったです。

 

この結果が万人に当てはまるかどうかは分かりませんが、6~7時間睡眠が健康にも美肌にも効果的であることが分かりました。

 

美肌になる睡眠時間まとめ

  • ゴールデンタイムでなくとも睡眠による美肌効果はある
  • 「5時間睡眠」「8時間睡眠」は健康にも美肌にも悪い可能性
  • 6~7時間の睡眠が美肌には効果的である

 

以上が今回の検証のまとめです。

 

やはり、睡眠時間による体への影響は想像以上に大きいです。そして、体の不調は肌にもしっかりと現れます

 

もし、今の睡眠時間で肌の調子が悪いようだったら、睡眠時間を見直してみるのもいいかもしれません。

 

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