今回は「お酒を飲んだ後でも肌荒れをしないオススメのお酒3選とおつまみ7選」について紹介します。
お酒や飲み会は好きだけど肌荒れが気になってしまって心から楽しめない、という方は少なくないと思います。
せっかくのお酒の場なのに、肌荒れを気にしてしまって心から楽しめないのはつらいですよね。
そこで今回は、科学的根拠とともに、私が自分の体を使って実験してきたので、その結果を紹介します。
目次
お酒で肌が荒れる科学的な原因
- 肝臓に負担がかかり代謝が低下
- 脱水作用により肌が乾燥
お酒を飲むと、そのアルコール成分は肝臓で分解されます。そして、分解されたアルコールは、「アセトアルデヒド」という物質に変わります。
この「アセトアルデヒド」は有毒であり、吐き気や頭痛はこのアセトアルデヒドが原因です。
そして、「アセトアルデヒド」はさらに分解されて、無毒な「酢酸(お酢)」に変わるのですが、このアセトアルデヒドの分解には個人差があります。
つまり、アルコールへの耐性が強い、弱いというのは、アルコールの分解の早さではなく、アセトアルデヒドの分解の早さのことなのです。
これら一連の分解反応が肝臓で行われるため、肝臓には大きな負担がかかります。
肝臓は体のなかの多くの代謝を担っているため、肝臓が弱ると基礎代謝が低下してしまい、老化や肌荒れにつながるのです。
さらに、肝臓で「アセトアルデヒド」が分解される反応には、「水」を利用します。
そのため、お酒を飲むと全体的に水不足が生じて、肌の乾燥につながるのです。
お酒による肌荒れを防止するもの
- 抗酸化物質
- 血糖値を上げる物質
抗酸化物質とは
肝臓で起こる代謝は、「酸素」をつかうものがほとんどです。
酸素をつかうと、その酸素は「活性酸素」という有毒な物質に変えられます。この「活性酸素」が、肌荒れの大きな原因です。
そして、「アセトアルデヒド」の分解で肝臓に負担がかかっている時は、この有毒な「活性酸素」が発生しやすくなっています。
このやっかいな「活性酸素」を消してくれるものが「抗酸化物質」です。
血糖値を上げる物質とは
じつは、有毒である「アセトアルデヒド」を効率よく分解するためには「糖分」が必要です。
糖分が不足していると、分解が遅れてしまい、肝臓に大きな負担がかかってしまいます。
とは言っても、糖分の取りすぎは肌荒れの原因にもなるので、ほどよく糖分が含まれている食べ物を選ぶ必要があります。
肌荒れしないお酒3選・おつまみ7選
オススメのお酒
- ハイボール
- 赤ワイン
- 生グレープフルーツ絞りサワー
※水はこまめに飲むこと
オススメのおつまみ
- 枝豆
- きゅうり
- 衣の少ない唐揚げ
- 山芋鉄板
- だし巻き卵
- サーモンとアボカドのカルパッチョ
- キノコ入りのアヒージョ
オススメの食べ飲み方
- 枝豆
- ハイボールを2口ほど
- キノコ入りのアヒージョ
- ハイボールを2口ほど
- 唐揚げ
- ハイボールを飲み切る
- 生グレープフルーツ絞りサワー
- サーモンとアボカドのカルパッチョ
- ワイン
- 自由に飲む
枝豆は、アルコールの分解を助ける働きと、有毒である「活性酸素」を抑える働きがあるため、飲み会にはもってこいなおつまみです。
枝豆を食べたあとにハイボールを2口ほど飲むことをオススメするのには、理由があります。
アルコールの分解には「酵素」が必要なのですが、その酵素が体内で作られるのは、お酒を飲んですこし時間が経ったあとです。
つまり、酵素が作られていない状態でたくさん飲むのはあまり良くないので、最初にすこしだけお酒を飲んで酵素を作らせて、そのあとから飲んだほうがいいのです。
注意点①
- 唐揚げの目安は4個
「タンパク質」が多いため、食べすぎると肝臓に負担がかかるから
注意点②
- 生グレープフルーツ絞りサワーは1杯、ワインは2杯まで
- お酒1杯に対して水も0.5杯分と飲む
含まれている糖分の量が多いから
以上を守れば、基本的に肌が荒れることはありません。
ただ、短時間で許容量を大幅に超えると、分解が追いつかず、代謝が低下してしまいます。
そのため、会話を楽しみながらゆっくり飲みましょう。
肌荒れをしない飲み会まとめ
- アルコール分解を助ける「オルニチン」「アラニン」を含む食べ物もあるといい
- アルコールと食べ物の順序は意外と大事
- 「抗酸化物質」「水」「最低限の糖質」は取るようにする
- 家に帰ったあと、そして朝起きてから「水」を飲む
- 短時間で大量にお酒を飲むことは避ける
お酒を飲んでいる時は、ハイボールなどの炭酸飲料で腹が膨れて満腹感を感じられ、暴食を避けられます。
そのため、正しい方法の飲み会の後は、意外と肌が綺麗になっていたりします。