今回は『【注意が必要】タンパク質中心の生活を1か月間したら美肌になったが…』について紹介します。
結論から言うと、かなり美肌になりますが、それと引き換えに失うものも多かったです。
正直なところ、この1か月間チャレンジはかなりきつかったので、これからタンパク質メインの生活にしようと思っている人は覚悟してください。
目次
タンパク質中心の食事内容
食事レシピ(一人前)
- 黄パプリカ(1/2個)
- 赤パプリカ(1/2個)
- ピーマン(2個)
- 玉ねぎ(1/2個)
- 鶏もも肉(100g)
- Cook Do青椒肉絲用(1/2袋)
- ゆで卵(2個)
食事条件
- 1日の食事回数は2回
- 朝食は食べず水のみ
- 昼食の時間は11:00
- 夕食の時間は24:00
- 間食で糖質はとらない
このようなイレギュラーな生活でも、しっかりと美肌効果は出ました。それほどに、食事内容は体に影響します。
1か月タンパク質生活の経過日記
- 食事後は意外と満腹感があるが、時間が経つと空腹感が出てくる
- 数日続けると、肌にみずみずしさを感じ始める
- すでにできているニキビが改善していく
- 新たにニキビができづらくなってくる
- なにをしているわけでもなく疲れを感じる
- すこしのことでイライラし始める
- 肌にツヤとハリが出てきて美白に変わってくる
- 無性に白ご飯などの炭水化物が食べたくなる
- 周りから「やつれるように痩せた」と言われだす
以上が1か月間タンパク質中心の生活を続けた感想です。
最初のころは順調でしたが、糖質を制限しているためか、やはりエネルギー不足による疲れやダルさが生じました。
さらに、最後のほうは糖質不足が原因で、すこしのことでもイライラするようになっていました。
タンパク質中心の食事の美肌成分
黄パプリカ
- ビタミンC ★
- ビタミンE
- β-カロテン
- カリウム
ビタミンC ★
ビタミンCは、肌トラブルの原因となる毒性物質の「活性酸素」を抑える働き「抗酸化作用」があります。
また、ビタミンCには抗酸化作用だけでなく、肌が黒くなる原因である「メラニン」の合成を抑える働きもします。
黄パプリカには、このビタミンCが豊富に含まれています(★)。
ビタミンCと色白効果の原理とオススメの食べ物については以下の記事で紹介しています。
ビタミンE
ビタミンEも、ビタミンCと同じく「抗酸化作用」があるため、肌荒れを抑える効果があります。
ただ、ビタミンEの「抗酸化作用」はそれほど強くないため、ビタミンCほどの効果はありません。
β-カロテン
β-カロテンもビタミンE,Cと同様に、「抗酸化作用」があります。
さらに、β-カロテンの場合は、ビタミンEやビタミンCよりもさらに強い「抗酸化作用」を持っているので、高い美肌効果を期待できます。
カリウム
カリウムに関しては、血流を促進する効果があるので、肌の生まれ変わりのサイクルが早くなります。
つまり、フレッシュな肌になるまでの期間が短くなり、美肌になりやすいということです。
その理由については、以下の記事で紹介しています。
野菜カレーを1か月間食べ続けた結果を解説付きで紹介|肌への悪い影響
赤パプリカ
- ビタミンC
- ビタミンE
- β-カロテン ★
- カリウム
- カプサイシン
カプサイシン
カプサイシンは辛み成分の一種であり、唐辛子などに多く含まれています。
カプサイシンには、肌荒れ防止効果の「抗酸化作用」と、新陳代謝をあげる効果があります。
ピーマン
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンE
- β-カロテン
- カリウム
- クエルシトリン
ビタミンB
ビタミンBは、代謝の「補酵素」と呼ばれる物質で、酵素を補助する存在です。
人間の体内の代謝は、酵素と補酵素のおかげで動いているので、補酵素を取り入れることができれば、代謝の促進につながります。
代謝が早くなれば、肌が生まれ変わるサイクルも早くなるので、美肌効果につながります。
玉ねぎ・鶏もも肉・ゆで卵
玉ねぎ、鶏もも肉、ゆで卵に含まれる成分の効果については、先ほどの「具だくさん野菜カレーを1か月間食べ続けると体にどんな影響がある?」で紹介しています。
タンパク質中心の生活の結果
結果
- 美肌効果があった
- 色白効果があった
- 痩せ型にもかかわらず2kgも体重が落ちた
- 疲労感と倦怠感におそわれた
すこし意外だったのが、食事時間が乱れていたにもかかわらず美肌効果があったという点です。
おそらく、ちゃんとしたサイクルで実施していれば、もっと効果があったでしょう。
注意点①
長期間で糖質を制限しているため、脂肪や筋肉の減少が早かったです。
しかし、もしこれがダイエット目的であれば、糖質制限はあまりオススメできません。
その理由については、以下の記事で紹介しています。
注意点②
今回のタンパク質中心の食事で生じた倦怠感は、糖質制限によるエネルギー不足が原因です。
エネルギーが十分でない状態でタンパク質を多めにとったので、肝臓に負担がかかったのです。
人間は、活動をしていると疲労物質である「乳酸」が生じるのですが、この乳酸の分解は肝臓で行われるため、肝臓に負担がかかると乳酸の分解が遅れてしまいます。
その結果、体内に乳酸がたまりやすくなり、疲労感や肩こりが出てきたのです。
タンパク質は美肌に効果的ですが、食べすぎると悪影響が生じるので注意が必要です。
タンパク質生活の美肌効果まとめ
- 1か月間で美肌効果もダイエット効果も得られる
- 短期的には効果があるが、長期的にはオススメしない
今回は検証も兼ねていたので、糖質をかなりカットしていたのですが、みなさんの場合は「糖質を少なめにする程度」にしてみてください。