具だくさん野菜カレーを1か月間食べ続けると体にどんな影響がある?

 

今回は「具だくさん野菜カレーを1か月間食べ続けると体にどのような影響や効果が出るのか」について、実体験をもとに科学的に説明します。野菜カレーは野菜だけでなく、肉も炭水化物も同時に摂れる、素晴らしい食事です。

 

ではこのオールマイティ野菜カレー、毎日食べ続けると一体どうなるのでしょうか。健康になる?それとも何か体に影響が出る?今回はそれを実際に体を犠牲にして実験してみました!

 

毎日食べ物変えるの正直めんどくさいよね

マネー金

スカイウォーカー

同じものばかり食べたら体に良くないよ
野菜も肉もたくさん入ってる野菜カレーなら毎日食べても健康かもしれないじゃん

マネー金

 

スカイウォーカー

もしかして、野菜カレーを毎日食べ続けていたりするの?

実は、1か月間毎食野菜カレーを食べ続けてみたんだ。そしたらまさかあんなことになるなんて…

マネー金

 

1. 野菜カレー生活日記

 

野菜カレー生活を送るうえで最も大切なのが、野菜カレーの具です。材料は以下の通り。

 

■人参(2本)

■玉ねぎ(2玉)

■かぼちゃ(1/2玉)

■ナス(3本)

■トマト(2玉)

■ほうれん草(2束)

■オクラ(熱湯に5分程通したものを盛り付け時に1本のせる

■鶏肉(250g)

■米(あきたこまち)

■カレールー(バーモントカレーの甘口を選択)

■水6.5L

 

かなり野菜多めのカレーです。ジャガイモの代わりにかぼちゃを用いた理由は、後ほど栄養素と代謝の関係のところで記載します。

 

このカレーで8人分程度はあるため、自分一人だと約4日分です。朝ご飯は食べない派なので。というのは嘘で、食べたい気持ちはあるのですが、朝ご飯の時間を差し置いてでも睡眠をとりたい。

 


1週目
野菜カレー生活スタート

早速野菜カレー生活がスタート。久しぶりに食べたカレー、なんておいしいんだ…。一度作ってしまえばしばらくは料理をしなくていいし、これだけ体に良いものをふんだんに入れているんだから、体に良いに決まっている。

 

入っている具からしても栄養バランスがかなり取れているし、これを毎日食べることで健康になれるのなら毎日これでもいいな。


2週目
順調な野菜カレー生活

なんかすごいお肌がすべすべしてきた気がする!野菜で食物繊維もとれるし、鶏肉でタンパク質も摂取できるし、脂質も炭水化物もすべて同時に摂れるし、やっぱり野菜カレーは健康にいいんだ!

 

こんなにバランスがいいんだから、毎日続けていればお肌が完全に石原さとみになるんじゃないか!?よし、この調子だ!


3週目
徐々に飽きが出てくる

流石に少し飽きてきたな…。やっぱり毎日同じものを食べ続けるってのは並大抵のことじゃないんだな。まあでも健康にも美容にも効果的なはずだから、それだけを目的に食べ続けるぞ!

 

でも、なんか最初の頃は肌もすべすべになったし、ツヤも肌の調子もすごくよかったのに、この頃少しずつ肌の調子が悪化してきている気が…。


4週目
飽きを通り越して好き

なんか毎食の野菜カレーが楽しみになってきたぞ?これがランナーズハイならぬ、フーダーズハイというやつか。ただ、やっぱり最初の頃と比べると肌の調子はイマイチだなぁ。

 

最初の頃は石原さとみのビジョンが見えていたのになぁ…。しかもなんか便の調子もあまり良くない気がしなくもない…。でももうすぐ終了だ!


 

このように、1か月間毎日野菜カレーを食べ続けてみたところ、最初の方はかなり体にも良い効果が出てきていたのですが、途中あたりから雲行きが怪しくなってきました。

 

数種類の野菜による食物繊維やビタミン類、ほうれん草によるミネラル分、そして鶏肉によるタンパク質とお米の炭水化物、どう考えても完璧なバランスとしか言いようがありません。

 

しかし、実際に1か月間野菜カレー生活を行なってみた結果、どうやらあまり良いものではなさそうです。

 

では、なぜこんなにもバランスが良く、体にも良さそうに思える野菜カレー生活が、今回のような微妙な結果になったのでしょうか。

 

2. 野菜カレーに含まれる成分とその効果

今回の毎日野菜カレー生活の結果を考察してみましょう。まず、食材ごとに含まれている成分と、調理方法からの分析です。

 

野菜や肉、カレールーなどにはそれぞれ含まれている成分が異なっており、そのそれぞれに含まれる成分が、体に別々の作用をします。

 

では、それぞれの食材にはどのような成分が含まれており、それらの成分が体にどのような効果をもたらすのかを説明していきます。

 

①人参

 

人参には主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■β-カロテン(カロテノイド系)

■ルテイン(カロテノイド系)

■クマリン(ポリフェノール系)

■カリウム

■食物繊維

 

人参に含まれるβ-カロテンやルテインは、いわゆるカロテノイド系の物質です。カロテノイド系の物質は、活性酸素種という、体の細胞を酸化してしまうような、細胞毒性を持つ物質を排除する働きを持っています。

 

活性酸素種には数種類あるのですが、その中でも最も酸化力の強い(細胞毒性の高い)ヒドロキシラジカルを排除してくれるのがカロテノイド系の物質です。

 

また、ポリフェノールの働きは皆さんご存じかもしれませんが、ポリフェノール系の物質であるクマリンも、人参には含まれています。

 

ポリフェノール系の物質も、カロテノイド系の物質と同様に抗酸化作用を持っているので、毒性を持つ活性酸素種を排除してくれます。ただ、カロテノイド系の抗酸化力には及びません。

 

カリウムは、血流促進に貢献してくれます。体内にはナトリウムイオンとカリウムイオンが程よいバランスで存在しているのですが、体内のカリウムイオンが少なくなると、体はナトリウムイオン濃度も同時に下げてバランスを取ろうとします。

 

つまり、水を大量に欲して水分量を増やし、ナトリウムイオン濃度を下げようとするのです。

 

水を多く飲むと、造血量が増え、その結果、血管内を流れる血液量が膨大化し、血圧が高くなってしまいます。カリウムは、この高血圧を避けるために必須なのです。

 

食物繊維は、人間が分解できない炭水化物として知られています。人間はセルラーゼという酵素を持っていないので食物繊維を分解できないのですが、人間の腸内に存在する腸内善玉菌は、この食物繊維を分解できます。

 

つまり、食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなるのです。その結果、腸が活性化され、腸内フローラの改善につながり、美肌や代謝促進や健康など、体のすべての機能が向上します。

 

このように、人参は素晴らしい機能をたくさん持っているのです。

 

活性酸素種と抗酸化作用に関する詳細な情報と、これらの美容効果について知りたい方は以下です。かなり詳細に分かりやすく書いていますので、根本的な美容方法の改善にもつながると思います。

 

また、美容に効果的な食べ物ランキングも紹介しています。興味があれば是非読んでみてください!

 

アンチエイジングに効果的なものランキング!抗酸化作用と活性酸素種の関係

 

②玉ねぎ

 

玉ねぎには主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■硫化アリル

■ビタミンB1

■ビタミンB2

■ビタミンC

■カルシウム

■カリウム

 

硫化アリルは血液中の難溶性毒素を水溶性に変換して体外に排出する機能を持っているため、血流促進に貢献します。玉ねぎの血液サラサラ効果はこの硫化アリルのおかげなのです。

 

ビタミンB1、B2は、代謝を回すときに必要な酵素の補因子として働きます。そのため、これらは代謝促進に貢献します。もしこれらのビタミンが存在しなかったら、代謝は回らなくなるのです。

 

ビタミンCは、抗酸化作用を持っています。また、ビタミンCには、色黒色素であるメラニンの合成を抑制する働きもあります。まさに美容の味方ですね。カルシウムはご存じの通り、骨の強化に貢献します。健康な体には必須ですね。

 

実は抗酸化作用と美白にはかなり密な関係性があります。また、色黒の原理は活性酸素種によるDNA損傷という、以外な真実があります。以下の記事で、その詳細についてかなり分かりやすく書いています。

 

また、美白に本当に必要な食べ物や対策も詳細に紹介していますので、興味があれば是非読んでみてください!

 

日焼け防止に効果的な食べ物4選!紫外線で黒くなる原理と色白美白になる方法

 

③かぼちゃ

 

かぼちゃには主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■β-カロテン

■ビタミンC

■ビタミンE

■食物繊維

 

ビタミンEは、カロテノイド系やビタミンCと同様に抗酸化作用を持っています。そのため、活性酸素種抑制に貢献します。β-カロテンは非常に有用な物質であり、かぼちゃには多く含まれています。

 

一方で、ジャガイモにはあまり含まれていません。そのため、野菜カレーにはかぼちゃを用いています。

 

④ナス

 

ナスには主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■ビタミンC

■カリウム

■食物繊維

■ナスニン

 

ナスニンはナス特有の物質であり、抗酸化作用を持った物質です。そのため、活性酸素種の抑制に貢献します。

 

⑤トマト

 

トマトには主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■リコピン

■カリウム

■ビタミンC

 

リコピンは抗酸化作用を持つ物質です。抗酸化力もビタミンEの数十倍という、かなり高いものとなっています。そのため、活性酸素種の抑制にも非常に貢献してくれます。

 

⑥ほうれん草

 

ほうれん草には主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■ビタミンC

■ビタミンE

■β-カロテン

■葉酸

■食物繊維

■鉄分

 

葉酸は造血促進に貢献します。また、鉄分も含まれているため、貧血気味の方にはかなり効果的な食べ物です。

 

ただ、ほうれん草に含まれている鉄分は非ヘム鉄なので、ヘム鉄に比べると非常に吸収が遅いのが難点です。

 

実はこの鉄分なのですが、ダイエットができるかどうかにかかわってくるのです。いくらダイエットを頑張ってもなぜか痩せられない方いますよね。

 

実はこの原因には「鉄分」が関係してきます。ダイエットと鉄分の関係に関しては、以下の記事にまとめています。おそらく、以下の記事以上に詳しく書いているサイトはなかなかないと思いますので、是非ご覧ください!

 

ダイエットをしてるのに痩せない原因は鉄分不足?痩せない人のタイプ別対処法

 

⑦オクラ

 

オクラには主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■ムチン

■β-カロテン

■ビタミンB1

■食物繊維

 

ムチンは糖とタンパク質が結合して生じた「糖タンパク質」という物質です。

 

糖タンパク質は、粘膜の成分となる物質なので、細胞を体外から入ってきた外敵から守るための役割をします。その結果、免疫の向上にも貢献します。健康には欠かせない食べ物ですね!

 

⑧鶏肉

 

鶏肉には主に以下のような有用成分が含まれています。

 

■タンパク質

■ビタミンB1、2

■ビタミンK

■飽和脂肪酸

■不飽和脂肪酸

 

タンパク質は体の根本です。タンパク質を摂ることで、体内の酵素や、皮膚や髪の毛などが作られます。

 

また、タンパク質中のアミノ酸を再利用できるようになるため、ターンオーバー促進にも貢献します。ビタミンKはビタミンB群と同様に、代謝の補酵素となります。

 

飽和脂肪酸は体内でエネルギーに変換されるため、最低限は必ず必要です。また、肌の乾燥を防ぐ皮脂の原料にもなります。不飽和脂肪酸は、酸化されづらいため、良質な油として知られています。

 

また、不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールの減少に貢献し、肌細胞の接着に必須である善玉コレステロールを増やす役割もします。

 

鶏肉って意外とタンパク質以外にも有用な成分がたくさん含まれているんですね!

 

⑨米

 

には主に以下のような成分が含まれています。

 

■ビタミンB1

■ビタミンB2

■炭水化物

■タンパク質

 

米の場合はほとんどが炭水化物です。ここでいう炭水化物は、糖分のことです。つまり、体を動かすためのエネルギー源ですね。

 

炭水化物から糖分を得る反応原理は以下の記事にまとめていますので、もし興味があれば是非ご覧ください。

 

炭水化物ダイエットと脂質ダイエットどっちが痩せる?リバウンドするのはどっち

 

⑩カレールー

 

カレールーには主に以下のような成分が含まれています。

 

■飽和脂肪酸

■ナトリウム

 

これらは最低限には必要ですが、摂り過ぎると太る原因や、むくみ、高血圧の原因になります。

 

3. 野菜カレー生活を続けて体調が悪化した理由

これほどまでにバランスのいい野菜カレーが体調悪化につながった原因は、おそらく以下です。

 

  • 熱でビタミン類は壊れるので、ビタミン類の効果はほぼなし
  • 炭水化物や脂質、ナトリウム成分が多いため、エネルギー源の過剰
  • 食べ過ぎてしまうことにより、血流悪化

 

脂質や炭水化物やナトリウムは摂り過ぎると血流悪化や皮脂量増大につながります。

 

そのため、肌の調子が悪くなってしまいます。また、摂取飽和脂肪酸量が多いと、腸内の悪玉菌が増殖し、腸内フローラが崩れます。これも健康を損ねる原因です。

 

つまり!結論は「カレールーと米が悪い!(いや、食べ過ぎた私が悪い!)」でした!

 

野菜カレー自体は非常に効果的なので、食べるお米の量を調整したり、レトルトのルーではなく、自分でスパイスから作ったりすると、かなり健康的な野菜カレー生活を送れると思います

 

是非作ってみてください!

 

 

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