痩せたいのに痩せない原因は鉄分不足|痩せない人のタイプ別対処4選

 

今回は『痩せたいのに痩せない原因は鉄分不足|痩せない人のタイプ別対処4選』について紹介します。

 

ダイエットをしているはずなのに、なぜか一向に痩せられないことありますよね。

 

今回はそんな人向けに、痩せられない原因と対処法について科学的に紹介したいと思います。

 

鉄分が痩せるために必要な理由

f:id:tokiotokonanawariG1:20191005154508j:plain

 

【痩せる理由①】鉄分は赤血球を作る

  1. 鉄分は酸素と結合することで全身へ酸素を運搬する
  2. 酸素が全身にめぐればカロリーが消費されやすい体になる

 

血液中には、酸素を運ぶための「赤血球」という運搬者がいます。

 

酸素が全身に行き渡ると、カロリーが消費されやすくなるので、痩せやすくなります。

 

つまり、ダイエットに赤血球の量は欠かせないのです。

 

そして、赤血球の中には、「ヘモグロビン」と呼ばれるタンパク質が入っています。

 

じつは、酸素を乗せて運ぶのは、このヘモグロビンの役割です。

 

ヘモグロビンは「ヘム」という物質と「グロビン」という物質でできています。

 

そして、この「ヘム」を作るのに必須なものが「鉄分」です。

 

つまり、赤血球に鉄分は必須ということになります。

 

f:id:tokiotokonanawariG1:20191005160653p:plain

f:id:tokiotokonanawariG1:20191005160818p:plain

(図:【参考】赤血球が作られるまで)

 

薬局などでよく目にする「ヘム鉄」は、ヘムという物質を作るときに用いられる「鉄」という意味で「ヘム鉄」と名付けられています。

 

ヘモグロビンの中のヘム鉄(FeII)が酸素とくっつくことで、ヘモグロビンは酸素を運ぶことができます。

 

つまり、全身に酸素を運搬するためには十分な量のヘモグロビンが必要ということです。

 

【ヘモグロビンを作る】

  • 「グリシン」と「スクシニルCoA」と「鉄分」を摂取(方法①)
  • 「5-アミノレブリン酸」と「鉄分」を摂取(方法②)

 

全身に酸素がめぐると痩せる理由

f:id:tokiotokonanawariG1:20191005154930j:plain

  1. 代謝を回すためには「エネルギー」と「酸素」が必要
  2. 「エネルギー」は「糖質」や「脂肪」から得られる
  3. 代謝が回れば「糖質」や「脂肪」が消費されて痩せやすくなる

 

人間の体の中には、酸素を必要とする代謝(好気的代謝)と、酸素を必要としない代謝(嫌気的代謝)の2つの代謝が存在します。

 

好気的代謝の場合は、酸素が存在しないと代謝が回りません。つまり、血液からの酸素の供給を必要とする代謝と言えます。

 

嫌気的代謝の場合は、酸素が存在しない状態で代謝が回ります。つまり、血液からの酸素の供給を拒んでいる代謝です。

 

両方の代謝に共通していることは、代謝を回すときにエネルギーが用いられるということです。

 

嫌気的代謝よりも好気的代謝の方が、代謝を回すときにエネルギーを多く必要とします。

 

そのため、好気的代謝を回すことができれば、エネルギーを多く消費してそれだけ痩せやすいということです。

 

これが、酸素と代謝と痩せやすさの関係性です。

 

そして、その好気的代謝に酸素を運んでくれるのが血液中のヘモグロビンであり、ヘモグロビンに酸素をくっつけるのが鉄分なのです。

 

つまり、好気的代謝を早く回して、よりエネルギーを消費するためには「鉄分」が必須なのです。

 

痩せない人のタイプ別対処法4つ

f:id:tokiotokonanawariG1:20191005155235j:plain

 

(1)鉄分不足を解消する

【鉄分の1日の摂取目安】

  • 女性:12mg
  • 男性:10mg

※100mgを超えて摂取すると神経系に悪影響

 

鉄分不足でヘムの量が減って痩せづらくなるのは、女性が該当しやすいです。

 

鉄分不足によるヘム不足を解決するためには、鉄分を摂取するしかありません。

 

ただし、鉄分は摂り過ぎると神経系に影響が出てきて、かえって体調をくずしてしまうので、摂り過ぎには気をつけてください。

 

食べ物で摂取する場合は大丈夫でしょうが、サプリメントなどで鉄分を摂取している方は、量に注意してください。

 

(2)グリシン不足を解消する

【グリシンを多く含む食べ物】

  1. カジキマグロ
  2. カニ
  3. イカ
  4. ホタテ
  5. エビ

 

これは、ヘムを作るのに必要な最初の物質である「グリシン」が不足していると、ヘムが作られづらくなって酸素が十分に行き渡らなくなります。

 

そうなると、代謝が回りづらくなり、痩せにくくなります。

 

(3)スクシニルCoA不足を解消する

  • スクシニルCoAは、糖分をエネルギーに変える代謝の中で作られるため、適度な糖分を摂取することで解決できる

※炭水化物(糖分)を抜くと逆に痩せづらくなる

【糖質の1日当たりの目安】

  • 目安=体重(kg)×体重1kg当たりの必要糖質量(g)

 ※体重1kg当たりの必要糖質量=約5g

 

こちらも、ヘムを作るために必要な最初の物質である「スクシニルCoA」が不足している場合です。

 

ダイエット中に炭水化物を完全に断つ人がいますが、代謝を低下させる大きな原因になるため、オススメしません。

 

炭水化物は、摂取しすぎると良くないですが、通常の目安量は摂取した方が痩せやすいです。

 

(4)5-アミノレブリン酸を摂取する

5-アミノレブリン酸は「グリシン」と「スクシニルCoA」が結合してできる、ヘムを作るとき途中過程の物質です。

 

そのため、「グリシン」と「スクシニルCoA」を摂取したときよりも、さらに速くヘムを作ることができます。

 

の5-アミノレブリン酸は代謝を促進する手助けをしてくれる物質として有名な物質です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)