今回は『日焼け対策になる食べ物8選|日焼けしない根拠と肌が黒くなる原理』について科学的に紹介します。
この記事では、日焼け対策に効果的な食べ物の紹介だけではなく、色白になる科学的な根拠と原理についても触れます。
目次
日焼け対策になる食べ物8選
食べ物編
4位 鮭
【鮭の美白成分の働き】
- アスタキサンチン(肌の日焼け防止)
- タンパク質(皮膚の生まれ変わり促進)
鮭にはアスタキサンチンが豊富に含まれています。
このアスタキサンチンは、色が黒くなる反応を抑える『抗酸化力』という力が強いため、色白に貢献します。
また、鮭はタンパク質が豊富です。
タンパク質をとると、そのタンパク質を使って新たな皮膚が作られるため、肌のターンオーバーが促進されます。
すばやく新しい皮膚を作ることができれば、それだけ早く本来の白い肌に戻ることができます。
3位 キウイ
【キウイの美容成分の働き】
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
- ビタミンE(肌の日焼け防止)
キウイはビタミンC,Eが豊富に含まれています。
ビタミンCは、日焼けの原因である色黒色素『メラニン』を体から減らしてくれる『チロシナーゼ』という酵素を刺激します。
色黒色素が減ると、太陽光で日焼けをしても、肌が黒くなりづらくなります。
また、ビタミンEは色が黒くなる反応を抑える『抗酸化力』という力を持っているため、色白に貢献します。
ただ、ビタミンEはあまり抗酸化力は高くないです。
2位 トマト
【キウイの美容成分の働き】
- リコピン(肌の日焼け防止)
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
- ビタミンE(肌の日焼け防止)
トマトはビタミンC,Eだけでなく、リコピンも含んでいます。
リコピンは色が黒くなる反応を抑える『抗酸化力』という力が強いため、色白に貢献します。
ビタミンCとリコピンの相乗効果で、色白への貢献は大きいです。
1位 ブロッコリー
【キウイの美容成分の働き】
- βカロテン(肌の日焼け防止)
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
ブロッコリーはカロテノイド系であるβカロテンをたくさん含んでいます。
カロテノイド系は、色が黒くなる反応を抑える『抗酸化力』という力が他のものと比べて最も強いため、色白に大きく貢献します。
また、ビタミンCも豊富なため、色黒色素であるメラニンも体から減らし、色白に効果的です。
【カロテノイド系の食材】
- パプリカ
- 人参
- ほうれん草
- 小松菜
サプリ編
4位 ピュアホワイト
- アブラ椰子(肌の保湿効果あり)
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
- ビタミンE(肌の日焼け防止)
こちらの商品は、色白効果もですが、どちらかというと肌の潤い効果が期待できる商品となっています。
3位 リポタイプC
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
- ビタミンE(肌の日焼け防止)
こちらの商品は、ビタミンC,Eの豊富さをウリにしています。
この商品のビタミンCは、水溶性で吸収が早いため、摂取してから効果が発揮されるまでが早いです。
2位 ホワイトショットインナーロックタブレット
- YACエキス(肌の日焼け防止)
- アミノ酸(皮膚の生まれ変わり促進)
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
- ビタミンE(肌の日焼け防止)
YACエキスやベイベリーバークSといった、抗酸化力が非常に高く、なおかつアミノ酸、ビタミンC,Eも含んだ天然成分で構成されている商品です。
色白だけでなく、肌のキメの細かさにも貢献するオールマイティな商品となっています。
1位 ホワイトヴェール
- カロテノイド(肌の日焼け防止)
- ビタミンC(色黒色素を減らす)
- ポリフェノール(肌の日焼け防止)
- アミノ酸(皮膚の生まれ変わり促進)
- リコピン(肌の日焼け防止)
色黒を抑制する抗酸化力はもちろんのこと、色黒色素であるメラニンを減らしたり、皮膚の生まれ変わりの促進も期待できる商品です。
紫外線を通さない日焼け止め
ここでは、天然のメラニン色素の代わりになる、人工的な日焼け止めについて紹介します。
乱反射物質の日焼け止め
- 紫外線を物理的に反射させて皮膚に吸収されないようにする物質のこと
イメージとしては、鏡を想像していただけると理解しやすいと思います。
乱反射物質はキメの細かい金属の粉末のことであり、紫外線を乱反射して肌を紫外線から守ってくれます。
【金属酸化物の例】
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
この物質を含んでいる日焼け止めを使うことで、日焼けの原因である紫外線を跳ね返すことができます。
ただ、肌の弱い人は肌荒れする可能性があるので気を付けてください。
吸収物質の日焼け止め
- 紫外線の光の波の長さを感知して、紫外線だけを吸収してくれる物質
この物質を肌に塗布しておくと、紫外線を吸収してくれるため、体は紫外線にさらされなくてすみます。
つまり、色黒色素である『メラニン』と同様の働きと言えます。
【吸収物質の例】
- オキシベンゾン
- シラソーマ
- ベンゼン環含有物質
ただ、紫外線を吸収するときに発熱する性質があるため、肌荒れの原因になることもあります。
使用するときは、肌をパウダーやヒアルロン酸などの物質でコーティングした状態で使用するといいですよ。
紫外線で肌が黒くなる原理
そもそも紫外線ってなに?
- 紫外線はかなり強いエネルギーを持った光
世の中のエネルギーには「波」というものがあります。
太鼓をたたいた時に、体が震えるあの現象は、音の波のエネルギーが体を震わせているから起こる現象です。
音と同様に、光にも波があります。つまり、光もエネルギーなのです。
この光エネルギーには「強い」ものと「弱い」ものがあります。
この光エネルギーの強弱を決めているものが「波の長さ(波長)」と「波の大きさ」です。
太陽光は7色の光で構成されているのですが、この7色の光にも波長があり、赤色に近い波は長く、紫色に近い波は短いです。
長い波である赤色光より左側の光のことを「赤外線」と呼び、短い波長である紫色光より右側の光のことを「紫外線」と呼びます。
つまり、紫外線はかなり高いエネルギーを持った光ということです。
日焼けするまでの段階①『活性酸素種の発生』
活性酸素種とは、私たちの体内の細胞を酸化してしまう物質のことであり、毒性があります。
この活性酸素種は、酸素が強いエネルギーを受けることによって生じる物質であり、老化や代謝の低下はこの物質が原因です。
つまり、私たちが強いエネルギーを持った光である『紫外線』を浴びることにより、体内の酸素が『活性酸素種』に進化してしまうのです。
日焼けするまでの段階②『DNA損傷』
わたしたちのDNAは「A」「T」「C」「G」という4種類の物質で作られています。
そして、この4種類の物質は、強いエネルギーを受けると、化学反応を起こして変化してしまいます。
この「4種類の物質の変化」がDNAが損傷する原因であり、がんになる最も大きな原因です。
そして、4種類の物質を体内で変化させるような、強いエネルギーを持った物質が『活性酸素種』です。
メラニン
色黒色素である『メラニン』は、『メラノサイト』という細胞で作られます。
この色黒色素『メラニン』が、肌の色黒や黒ジミの原因です。
じつは、迷惑に見えるこの色黒色素『メラニン』は、私たちの命を守っています。
紫外線を浴びると、わたしたちの体の中には『活性酸素種』が生じます。
体の中の活性酸素種は、DNAを作っている4種類の物質を変化させ、がん化させます。
つまり、人間にとって紫外線は危険の元なのです。
ここでメラニンが登場します。
メラニン色素は黒色であるため、肌を黒くすることで、皮膚から下に紫外線が入らないようにし、体内で活性酸素種ができないようにしてくれています。
つまり、メラニン生産は有害な紫外線から身を守るための、体の防衛免疫システムなのです。