今回は『【ダイエット中の人】タンパク質を摂り過ぎると逆に太りやすくなる』について紹介します。
ダイエットを考えている人は、これからタンパク質中心の生活を送ろうと考えているでしょう。
タンパク質は、適量であればダイエットに効果的なのですが、摂り過ぎてしまうと体に悪影響を及ぼします。
そこで今回は、タンパク質を摂り過ぎた時の悪影響、タンパク質の適量の目安を紹介したいと思います。
目次
タンパク質を摂り過ぎると逆効果の理由
タンパク質は、たくさんのアミノ酸がくっつくことによって作られています。
実は、タンパク質に含まれるアミノ酸が、体に悪影響を及ぼすのです。
アミノ酸が体内で有毒な理由
アミノ酸にはアミノ基が含まれているのですが、これは有毒物質であるアンモニアのもとになります。
体内でタンパク質を分解するときに、アミノ酸のアミノ基が化学反応により、アンモニアへと変化するからです。
しかし、有毒物質であるアンモニアは、通常の場合は体内で無毒化されます。
そして、無毒化された後に、水分とともに尿として体外に排出されます。
聞いたことがあるかもしれませんが、アンモニアを無毒化した後の物質のことを「尿素」と呼びます。
じつは、尿に含まれている尿素は臭くありません。
アミノ酸が有毒になる時
アミノ酸のアミノ基は、通常量であればアンモニアになった後で無毒化され、尿として排出されます。
しかし、タンパク質を摂り過ぎると、それだけアミノ酸の量も多くなります。
すると、通常以上に有毒なアンモニアが体内でできてしまい、無毒化が間に合わなくなります。
アミノ酸がアンモニアになり、アンモニアが無毒化される場所は肝臓であるため、アンモニアが無毒化されなくなると肝臓に負担がかかります。
肝臓はおおくの代謝の源なので、負担がかかると代謝が悪くなり、痩せづらくなってしまうのです。
タンパク質を摂り過ぎて肝臓に負担がかかっているとき、尿が臭くなります。
有毒なアンモニアが無毒化されずに、そのまま尿に溶け込んで体から出ていくからです。
タンパク質と炭水化物の摂取の仕方
- 炭水化物の量を三分の一ほどに減らし、その減らした分をタンパク質料理に変える
タンパク質と炭水化物は工夫して摂取しなければ、意味がありません(下図)。
- 糖分が足りてない時にタンパク質を摂取すると、体内で糖分に変わる
- 糖分が十分足りている時にタンパク質を摂取すると、体内で脂肪に変わる
『タンパク質は食べても太らない』と勘違いしている人がいますが、それは誤りです。
タンパク質は、糖分が足りていない時に摂取すれば、糖分に変わります。
しかも、糖分に変わる効率が悪いため、炭水化物を食べるよりも糖分が体に蓄積しません。
そのため、炭水化物少量とタンパク質をメインの食事をとると、痩せやすくなるのです。
一方で、糖分が十分に足りている時にタンパク質を摂取すると、タンパク質は脂肪に変わります。
つまり、糖分が足りている時にタンパク質をとると、普通に太るのです。
太らないベストな食べ方は、炭水化物の量を三分の一ほどに減らし、その減らした分をタンパク質料理に変える食べ方です。
一日当たりのタンパク質の摂取量目安
炭水化物とタンパク質の摂取量のバランスをとるための目安は下記です。
【1日に必要な糖質の量】
- 目安=体重(kg)× 体重1kg当たりの必要糖質量(g)
※体重1kg当たりの必要糖質量=約5g
【例】
- 体重50kgの人であれば、1日約250gが目安
【1日に必要なタンパク質の量】
- 目安=体重(kg)× 体重1kg当たりの必要タンパク質量(g)
※体重1kg当たりの必要タンパク質量=約1g
【例】
- 体重50kgの人であれば、1日約50gが目安
以上のように、計算式である程度の目安は把握できます。
正確にタンパク質量を合わせたいのであれば、粉末プロテインやプロテインバー、サプリ等をオススメします。
また、一回の食事当たりのタンパク質の摂取上限は70gです。
これ以上は体に大きな負担がかかるので、気をつけてください。
【まとめ】
- タンパク質は摂り過ぎると肝臓に悪い
- 肝臓に悪影響があると、おおくの代謝機能が低下して太る
- タンパク質を摂取するときは、炭水化物の量を調整する
毎日更新していてすごいですね!
これだけのアウトプットできる力があるのですから、相当知識が身についているのだと思います!