【科学的根拠】市販の酵素ドリンクは痩せない|効果のある商品の基準

 

今回は『【科学的根拠】市販の酵素ドリンクは痩せない|効果のある商品の基準』について紹介します。

 

最近、酵素ドリンクダイエットが流行っていますが、実は市販のものにはほとんど効果がありません

 

ただ、商品の選び方によっては、効果があるものもあります。

 

そこで今回は、効果がある酵素ドリンクを選ぶ時の基準を、科学的根拠と共に紹介したいと思います。

 

酵素の働きを分かりやすく紹介

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私たち人間は、タンパク質のうち働きを持っている一部のタンパク質のことを酵素と呼んでいます。

 

酵素の構造

人間の体内にはおよそ5000種類もの酵素があり、それぞれの酵素が独自の働きをしています。

 

そして、それぞれの酵素は独自の構造をしており、構造の違いがそれぞれの酵素の働きの違いなのです。

 

つまり、酵素が働くかどうかは、その構造が鍵を握っているのです。

 

 酵素がちゃんと働くための条件

  1. ちょうどいい温度
  2. ちょうどいいpH

※pHとは、酸性が強いか、アルカリ性が強いかを表す指標

 

それぞれの酵素ごとに「ちょうどいい温度」と「ちょうどいいpH」があり、それぞれの酵素は適した条件でないと働いてくれません。

 

温度が低すぎたり、高すぎたりすると、酵素の構造が壊れてしまいます

 

また、酸性が強すぎたり、アルカリ性が強すぎても酵素の構造が壊れます

 

そして、構造が壊れてしまうと、その酵素はもう働くことができません

 

多くの酵素は、温度が38度付近、pHが7(中性)付近の環境が最適であると言われています。

 

市販の酵素ドリンクの効果

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市販の酵素ドリンクに含まれる酵素

市販の酵素ドリンクに含まれている酵素は『プロテアーゼ』という酵素(もともと人間の胃のなかにも存在)です。

 

プロテアーゼの働きは、構造が壊れたタンパク質を分解して、バラバラにすることです。

 

人が食べたお肉やたまごは、ある程度かんで小さく砕かれたあと、胃のなかに入っていきます。

 

そして、胃のなかに入ったお肉やたまごは、胃酸(強塩酸)で溶かされます。

 

この時、お肉やたまごに含まれるタンパク質は、胃酸の強酸性で構造が壊れます

 

この構造が壊れたタンパク質を、プロテアーゼがロックオンしてバラバラに分解します。

 

このバラバラになったタンパク質を吸収して初めて、タンパク質は人の栄養となるのです。

 

つまり、酵素ドリンクに含まれる酵素は、消化を手助けしてくれる存在です。

 

その結果、腸内の環境が整えられ、エネルギーが効率よく循環してダイエット効果が発揮されます。

 

皆さんの疑問解消コーナー

【質問】

  • 酵素ドリンクの酵素もタンパク質だから、胃の中で壊されてもともと存在するプロテアーゼで分解されてしまうのでは?

【回答】

  • その通りです。

【質問】

  • では、酵素ドリンクの酵素は効果がないのでは?

【回答】

  • 酵素ドリンクに含まれる酵素が、胃酸の強酸性で壊れてしまう酵素だった場合、効果はないでしょう。

 

酵素ドリンクに含まれる酵素のなかにも、少しの温度変化で壊れてしまう酵素もあれば、壊れない酵素もあります。

 

また、酸性やアルカリ性ですぐに壊れるものもあれば、耐えられるものもあります。

 

人間の胃の中の温度は36~37℃付近で保たれているので、酵素ドリンクの酵素が温度で壊れることはないでしょう。

 

そのため、胃酸の強酸性に耐えられる酵素が酵素ドリンクに入っていれば、効果を発揮することができます

 

胃のなかにもともと存在するプロテアーゼは、構造が壊れたタンパク質しか分解することはできません

 

そのため、構造さえ壊れなければ、酵素ドリンクの酵素が胃の中で分解されることはないのです。

 

つまり、胃酸で構造が壊れない酵素が含まれている酵素ドリンクを選べば、ダイエット効果はちゃんとあるということです。

 

【胃酸で壊れない酵素の例】

  • パインに含まれる『パパイン』という酵素

※この酵素はプロテアーゼなので消化を促進

 

痩せる効果のある酵素ドリンクを選ぶ基準

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  1. 製造過程で熱処理をしていないもの
  2. 成分表の酵素の名前で『最適pH』を検索

 

よく、「熱処理なしの酵素」「熱処理をした酵素」と書かれた酵素ドリンクがありますが、熱処理をした製品は効果がありません。

 

また、酵素ドリンクに含まれている酵素にはいろんな種類がありますが、胃酸の酸性(pH2ほど)に耐えられるものでなければ意味がありません。

 

植物性の酵素であれば、胃酸の酸性に耐えられるものがあるので、製品の成分表で酵素を検索して、pH2の強酸でも耐えられるかどうか確認しましょう。

 

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